レノボがゲーミングノート「Legion Pro 5 Gen 8 (16, AMD)」を発売しました。3月に発売された「Legion Pro 5i Gen 8 (16, Intel)」の「CPU違い」と言え、レノボらしく非常にコストパフォーマンスの高い製品です。…と言っても装備とか品質を端折っているという感じは全然ないんですけどね…。
なお、この製品の筐体やCPU以外のシステム構成はIntel版のLegion Pro 5i Gen 8とほぼ同じです。この記事では主にスペックと価格についてご紹介します。筐体についてはIntel版の紹介記事をご覧ください。
Lenovo Legion Pro 5i Gen 8 (16) - 最新CPUとGPUを搭載し、装備も充実の16インチゲーミングノート、価格もお買い得です!
1.Legion Pro 5 概要
スペック表
Legion Pro 5 Gen 8 (16) | |
OS | Windows 11 Home/Pro |
CPU | AMD Ryzen 5 7645HX/Ryzen 7 7745HX |
GPU | GeForce RTX4050/RTX4060/RTX4070 Laptop GPU |
RAM | 16GB/32GB(DDR5-5200) |
ストレージ | 512GB/1TB SSD(PCIe NVMe/M.2) ※1TB PCIe-NVMe SSD追加可能モデルあり |
光学ドライブ | なし |
ディスプレイ | 16インチIPS(2,560 × 1,600)165Hz/240Hz |
ネットワーク | Wi-Fi6E(802.11a/b/g/n/ac/ax)、Bluetooth 5.1 |
入出力 | USB3.2 Gen2 Type-C(映像出力対応)、USB3.2 Gen2 Type-C(映像出力、USB PD対応)、USB3.2 Gen1 Type-A × 4、HDMI、LAN(RJ45)、オーディオジャック |
カメラ | Webカメラ(1080p) |
バッテリー | 80Whr(約6時間) |
サイズ | 363.4 x 260.4 x 22-27 mm |
重量 | 2.5 kg |
バリエーションモデル
・Ryzen 5/RTX4050/16GB/512GB/165Hz(カ)
・Ryzen 7/RTX4060/16GB/1TB/240Hz
・Ryzen 7/RTX4070/16GB/1TB/240Hz
・Ryzen 7/RTX4060/16GB/1TB/240Hz(カ)
・Ryzen 7/RTX4070/32GB/1TB/240Hz(カ)
・Ryzen 7/RTX4050/16GB/1TB/240Hz(カ)
※左からCPU/GPU/RAM/SSD/ディスプレイのリフレッシュレート
※(カ)はカスタマイズ可能モデル
コメント
CPUのRyzen 5 7645HX/Ryzen 7 7745HXはRyzen 7000番台としては最高性能のシリーズ(7045シリーズ)です。Zen4アーキテクチャでTDPは55W、IntelのRaptor Lake-HXシリーズに勝るとも劣らないパフォーマンスと期待されますが、残念ながらまだ搭載機のベンチマークスコアはあまり出回っていません。
GPUも最新型番のGeForce RTX4050/4060/4070です。各種ベンチマークスコアがどのくらいになるのか楽しみですが、おそらく同価格帯のゲーミングノートとしてトップクラスの実力がありそうですね。
RAMは16GBと32GBを選べ(カスタマイズ対応モデルの場合)、DDR5-5200という高速な規格になっています。また、SSDは一部のモデルを除き1TBで、カスタマイズによりさらに1TBの2ndストレージを追加可能です。
ディスプレイは2,560 × 1,600(アスペクト比16:9)と高精細で、リフレッシュレートもほとんどのモデルで240Hzです。また、全モデル100%sRGBの発色品質です。
キーボードは「バックライト付4ゾーンRGB、日本語配列」でテンキーも装備しています。製品ページに「ハイレベルなカスタマイズと最適化された操作性」という説明がありましたので、キーマッピングの変更やキーボードマクロの設定も可能と思われます。
冒頭記載の通り、筐体はIntel版のLegion Pro 5i Gen8とほぼ同じですが、入出力ポートの構成も変わりません。Intel版とAMD版がラインナップされるノートPCの場合、しばしば「Intel版のみUSB Type-CがThunderbolt」というケースがありますが、この製品の場合はもともとIntel版にもThunderboltは搭載されておらず、USB4規格にも対応していないので、ポート規格も両者全く同じです。USBポートが合計で6つもあるノートPCは他にあまり見かけないですね。
2.Legion Pro 5 価格など
Lenovo Legion Pro 5 Gen 8 (16, AMD)はLenovo直販サイトで販売中で、4月15日現在のベースモデルの価格は下記のとおりです
・Ryzen 5/RTX4050/16GB/512GB/165Hz(カ):190,080円
・Ryzen 7/RTX4060/16GB/1TB/240Hz:195,873円
・Ryzen 7/RTX4070/16GB/1TB/240Hz:220,343円
・Ryzen 7/RTX4060/16GB/1TB/240Hz(カ):222,552円
・Ryzen 7/RTX4070/32GB/1TB/240Hz(カ):271,062円
・Ryzen 7/RTX4050/16GB/1TB/240Hz(カ):295,900円
※税込価格
※(カ)はカスタマイズ可能モデル
レノボ製品はカスタマイズができるモデルよりもカスタマイズ非対応のモデルのほうが割安になっていることがほとんどです(…まあ、わかる…)。この製品については、「上から2番めと3番め」のモデルの価格に注目ですね。GeForce RTX4060搭載で20万円を切るゲーミングノートは現状ほとんど見かけません(DELL G15にCore i7-13650HX/RTX4060で199,980円というのがあります)。また、Legion Pro 5の場合、CPUとGPUの型番だけでなく1TB SSDを搭載し、ディスプレイのリフレッシュレートも240Hzになっていて20万円切りなので、個人的にはめちゃめちゃ安いと思います。筐体も天板と底面がアルミ・マグネシウム合金でキーボードも4ゾーンRGBと、やたらとコストダウンしている印象が全くありませんしね。予算20万円で購入するゲーミングノートとしては最適な選択肢のひとつと言えるでしょう。
3.関連リンク
Legion Pro 5 Gen 8 16(AMD):Lenovo
Legion Pro 5i Gen 8 16(Intel):Lenovo
コメント
Lenovoはゲーミングも安価で良いですね。
はい、個人的には今最もコスパが高い製品だと思っています。