レノボがノートPC「Lenovo IdeaPad Slim 3 Gen 10 (14, AMD)」を発売しました。抜群のコストパフォーマンスを誇るIdeaPadシリーズには大別して「1」「3」「5」のグレードがあり、この製品は「3」なので、シリーズ中では真ん中のグレードとなります。性能とコスパのバランスの良いグレードです。
1.概要
スペック表
IdeaPad Slim 3 Gen 10 (14, AMD) |
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OS | Windows 11 Home/Pro |
CPU | AMD Ryzen 5 7533HS/Ryzen 7 7735HS |
外部GPU | なし |
RAM | 16GB (DDR5-4800、オンボード 8GB)) |
ストレージ | 512GB/1TB SSD(M.2 PCIe-NVMe) |
光学ドライブ | なし |
ディスプレイ | 14インチIPS(1,920 x 1,200)60Hz |
ネットワーク | Wi-Fi6(802.11 a/b/g/n/ac/ax)、Bluetooth 5.2 |
入出力 | USB3.2 Gen1 Type-C(映像出力、PD対応) USB3.2 Gen1 Type-A × 2、HDMI オーディオジャック、SDカードリーダー |
カメラ | Webカメラ(1080p)顔認証対応 |
バッテリー | 50Whr |
サイズ | 314.4×222.1×16.9 mm(最薄部) |
重量 | 1.39 kg |
バリエーションモデル
・Ryzen 5/16GB/512GB
・Ryzen 5/16GB/512GB/Office
・Ryzen 7/16GB/1TB
コメント
「IdeaPad Slim 3の14インチAMD版」については直販モデルに「Gen 9」がありません。なので従来モデルは「Gen 8」となります。注文時の構成カスタマイズには対応しておらず、上に掲載した3つのバリエーションモデルから1つを選ぶことになります。
CPUはRyzen 5 7533HS/Ryzen 7 7735HSで、Zen3+アーキテクチャ、コードネームはRembrandt Rです。7000番台と聞くとちょっと古そうに感じられるかもしれませんが、型番末尾HSの高性能型番(高TDP型番で)現在でも十分すぎるくらいのパフォーマンスを発揮します。
RAMは全モデル16GB、SSDはRyzen 5モデルが512GB、Ryzen 7モデルは1TBと大容量です。
ディスプレイは14インチのIPS液晶、1,920 × 1,200解像度(アスペクト比16:10)です。Gen 8が1,920 × 1,080解像度(アスペクト比16:9)だったので、形状が変更されています(つまり、筐体も新しくなった、ということです)。ただし、発色については45%NTSCと開示されていますので、ノートPCとしては「並クラス」の品質です。
筐体色は「ルナグレー(レノボ製品によく使われている色です)」で天板はアルミ製、MIL規格(MIL-STD 810H)の堅牢性を備えています。
キーボードです。この画像では英語配列になっていますが、日本仕様は「84 キー(Fn キー+Windows キー+Copilot キーを含む)、JIS 配列」と開示されています。キーボード面の両端にスピーカーが見えますが、ウインタブの経験上、この位置にスピーカーがあると音質面では有利です。なので、IdeaPad Slim 3 Gen 10でも「いい音」を聴かせてくれるんじゃないかと思いますね。
側面と入出力ポートの配置です。USBポートは合計で2つ、すべてGen1規格(5Gbps)なので、特に高速とは言えません。しかし、Type-Cは映像出力とUSB PDに対応しますし、SDカードリーダーがついているのもいいですね。
2.価格など
Lenovo IdeaPad Slim 3 Gen 10 (14, AMD)はレノボ直販サイトで販売中で、3月9か現在の価格は81,840円からです。ビジネスマンや学生さんのメイン・モバイルノートとして十分なスペックを備えており、その割には「IdeaPadらしく」お買い得価格になっていると思います。
3.関連リンク


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