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Lenovo IdeaPad Pro 5i Gen 9 14 - Core Ultra搭載の14インチノート、ディスプレイは有機ELです

Lenovo IdeaPad Pro 5i Gen 9 14
レノボがノートパソコン「IdeaPad Pro 5i Gen 9 14」を国内発売しました。この製品は昨年12月に海外で発表されていて、それからほとんど間を空けずに国内発売となりました。ハイコスパが売り物のIdeaPadブランドながら、CPUにCore Ultraを搭載し、有機ELディスプレイモデルもラインナップするなど、スペック面でも非常に魅力的な製品です。

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1.スペック

スペック表

  IdeaPad Pro 5i Gen 9 14
OS Windows 11 Home/Pro
CPU Intel Core Ultra 5 125H/Core Ultra 7 155H
GPU なし
RAM 16GB/32GB(LPDDR5x, オンボード)
ストレージ 512GB/1TB SSD(PCIe NVMe/M.2)
光学ドライブ なし
ディスプレイ 14インチOLED(2,880 × 1,800)
14インチIPS(2,880 × 1,800)
ネットワーク Wi-Fi6E、Bluetooth5.3
入出力 USB Type-C(Thunderbolt 4)、USB 3.2 Gen2 Type-C、USB 3.2 Gen1 Type-A × 2、HDMI、オーディオジャック、SDカードリーダー
カメラ Webカメラ(1080p)顔認証対応
バッテリー 84Wh(動画再生10.4-10.5時間)
サイズ 312 x 221 x 15.99 mm(最薄部)
重量 1.46 kg

バリエーションモデル

・Core Ultra 5/16GB/512GB/IPS(カ)
・Core Ultra 5/16GB/512GB/OLED
・Core Ultra 7/32GB/1TB/OLED
 ※左からCPU/RAM/SSD/ディスプレイ
 ※(カ)はカスタマイズ対応

コメント

IdeaPad Pro 5i Gen 9には14インチモデルと16インチモデルが存在(海外発表ベース)しますが、今回日本で発売されたのは14インチモデルのみです。1月27日現在、3つのバリエーションモデルがあり、うち1モデルは注文時のカスタマイズに対応します。

CPUはCore Ultra 5 125HとCore Ultra 7 155Hが設定されます。日本ではまだCore Ultra搭載のノートPCはほとんど発売されていませんので、ある意味「希少」です(そう遠くないうちに各社から出揃うと思いますけどね)。

RAMとSSDはカスタマイズ対応モデルではRAM16GB/32GBを、SSD512GB/1TBを選択できますが、カスタマイズ非対応モデルではCore Ultra 5モデルが16GB/512GB、Core Ultra 7モデルが32GB/1TBという組み合わせになります。ウインタブではまだCore Ultra搭載モデルをレビューしていませんが、AI処理が強化されている、というのがCore Ultraの特徴で、この先「AI関連の作業をローカルPCで処理する」ような流れになるはずなので、RAMは大きめにしておくほうがいいかもしれませんね。

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ディスプレイは2種類あり、いずれも14インチで解像度は2,880 × 1,800(アスペクト比16:10)、IPS液晶と有機ELを選べます(IPS液晶はカスタマイズモデルのみに設定され、カスタマイズ非対応モデルは有機ELのみです)。IPS液晶は「光沢なし、タッチ非対応、100%sRGB、輝度400nit、リフレッシュレート120Hz、ブルーライト軽減パネル」、有機ELは「光沢あり、タッチ非対応、HDR500、100%DCI-P3、輝度400nit、リフレッシュレート120Hz」と開示されており、いずれも高リフレッシュレートで高い発色品質になっていますが、場所を選ばずに高い視認性を確保したい場合はIPS液晶(光沢なし)、より高い発色品質を期待する場合は有機EL(光沢あり)を選ぶといいと思います。ちなみにカスタマイズモデルでディスプレイをIPS液晶から有機ELに変更する場合の追加料金は9,702円(定価ベースだと9,900円)です。

2.筐体

Lenovo IdeaPad Pro 5i Gen 9 14
Lenovo IdeaPad Pro 5i Gen 9 14
筐体は「AI陽極酸化スタンピング」という説明になっていて、Webで調べたところ陽極酸化というのは「アルマイト」のことなので、アルミ筐体でアルマイト処理(特殊被膜により耐食性、耐摩耗性を高める)されたもの、と思われます。筐体色は「アークティックグレー」です。IdeaPadシリーズの低価格モデルに見られる「安っぽさ」は感じられないでしょう。

Lenovo IdeaPad Pro 5i Gen 9 14
キーボードです。この画像では英語配列になっていますが、日本仕様は「84キー(Fn キー+Windows キー+Copilot キーを含む)、JIS 配列、ホワイトバックライト・キーボード」と開示されています。

また、最近のレノボ製品に採用例が多いのですが、キーボード面の左右にスピーカーグリルがあります。

Lenovo IdeaPad Pro 5i Gen 9 14
でも、底面にもスピーカーグリルらしきものがありまして、開示上この製品は「ステレオスピーカー(2.0Wx2)」になっているので、「どっちが本物?」と思ってしまいます(たぶん底面のほうが本物かと…。わかりませんけど)。なお、ドルビーアトモス対応です。

Lenovo IdeaPad Pro 5i Gen 9 14

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側面と入出力ポートの配置です。USBポートが合計で4つ、うちThunderbolt 4が1つ、HDMIに(micro規格でない)フル規格のSDカードリーダーと、14インチノートとしては充実した構成になっています。

ただ、筐体は「ちょっと重いなあ」と感じますね。14インチで1.46 kg。モバイルノートとして使えないわけではないけれど、毎日持ち歩くにはちょっと辛いかもしれません(人によります)。

3.価格など

Lenovo IdeaPad Pro 5i Gen 9 14はレノボ直販サイトで販売中で、1月27日現在の価格は127,204円から、となっています。Core Ultra 7/32GB/1TB/有機ELモデルだと176,253円。

Core Ultra搭載ノートということで思い浮かぶのはDELL Inspiron 13ですよね?Inspiron 13のCore Ultra 5モデルは147,000円、Core Ultra 7モデルは167,000円なので最低価格はIdeaPad Pro 5iのほうが安く、Core Ultra 7モデルに関してもRAMが32GB(Inspironは16GB)でディスプレイが有機ELであることを考慮するとIdeaPad Pro 5iのお買い得感は大きいです。ただし、Inspiron 13は13.3インチで重さ1.24 kgと、よりモバイルに適したサイズ感です。

冒頭にも書きましたが、コスパが売り物のIdeaPadシリーズにあって、このIdeaPad Pro 5iはスペックが良く、筐体品質にも期待ができ、しかも割安感ありと、非常に魅力的な製品だと思います。

4.関連リンク

Lenovo IdeaPad Pro 5i Gen 9 14型 (インテル Core Ultra):Lenovo

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