レノボがコンバーチブル2 in 1 PC「IdeaPad Flex 5i Gen 8 16」を発売しました。16インチと、コンバーチブル2 in 1としては大柄な製品で、CPUには第13世代(Raptor Lake)のCore i5/Core i7を搭載しています。
目次
1.IdeaPad Flex 5i Gen 8 16 スペック
スペック表
IdeaPad Flex 5i Gen 8 16 | |
OS | Windows 11 Home/Pro |
CPU | Intel Core i5-1335U/Core i7-1355U |
外部GPU | なし |
RAM | 8GB/16GB(LPDDR4X-4266MHz, オンボード) |
ストレージ | 512GB/1TB SSD(M.2 PCIe NVMe) |
光学ドライブ | なし |
ディスプレイ | 16インチIPS(1,920 × 1,200)タッチ 16インチIPS(2,560 × 1,600)タッチ |
ネットワーク | 802.11 a/b/g/n/ac/ax、Bluetooth 5.1 |
入出力 | USB Type-C(Thunderbolt 4)、USB3.2 Gen1 Type-A × 2、HDMI、オーディオジャック、SDカードリーダー |
カメラ | Webカメラ(1080p)※顔認証カメラ選択可 |
バッテリー | 52.5Wh(約17時間) |
サイズ | 357.8 x 253.9 x 18.7 mm(最薄部) |
重量 | 2.1 kg |
バリエーションモデル
・Core i5/8GB/512GB/1,920 × 1,200(カ)
・Core i7/16GB/1TB/1,920 × 1,200
・Core i7/16GB/1TB/1,920 × 1,200(カ)
・Core i7/16GB/1TB/2,560 × 1,600(カ)
※左からCPU/RAM/SSD/ディスプレイ
※(カ)は注文時のカスタマイズに対応するモデル
コメント
IdeaPad Flex 5i Gen 8 16は注文時にシステム構成のカスタマイズが可能です(4つのベースモデル中3モデルがカスタマイズ対応)。OSはHome版とPro版を選べ、CPUは第13世代(Raptor Lake)の省電力タイプ(U型番)、Core i5-1335UとCore i7-1355Uです。残念ながらこの記事執筆現在でPassmarkスコアが公表されていませんが、第13世代のU型番は「第12世代のU型番のリフレッシュ版」という感じで、もちろん性能は上がっているはずですが、その差はそれほど大きくないと思われます。
RAMは8GBと16GBを選べ、SSDは512GBと1TBを選べます。また、ディスプレイもカスタマイズ項目で、16インチのIPS液晶、1,920 × 1,200解像度と2,560 × 1,600解像度が設定されています。ディスプレイサイズも大きいことですし、できれば2,560 × 1,600解像度にしたいところですが、カスタマイズ料金は13,585円(割引適用後)と、それなりのお値段にはなります。
なお、コンバーチブル2 in 1筐体なのでディスプレイは全モデルタッチ対応、ペン入力が可能で、ペンも付属します。ただ、ペンの仕様(デジタイザー方式や筆圧対応の有無など)が公開されていません。IdeaPadシリーズのコンバーチブル2 in 1は低価格なものでもワコム方式のペンが付属することが多いのですが、この製品については何とも言えません。
2.IdeaPad Flex 5i Gen 8 16 筐体
正面から見たところです。ベゼルが細く、スリムな印象があります。
天板です。筐体素材(表面素材)は「Al陽極酸化スタンピング」と説明されていて、正直良くわかりません(w)が、陽極酸化というのはアルマイト処理のことなので、アルミ製ということでいいんじゃないかと思います。
なお、ここで掲載している筐体色は「アークティックグレー」ですが、カスタマイズ画面で「アビスブルー」も選択可能です。
この画像は「Lenovo Yoga 650」ですが、この色がアビスブルーです。参考までに…。
キーボードです。この画像では英語配列になっていますが、日本仕様は「84キー(テンキーを含まず)、JIS 配列、バックライト・キーボード」と開示されています。16インチサイズの製品なのでキーピッチが狭いということはないでしょう。
コンバーチブル2 in 1筐体なので、テントモードやスタンドモード、タブレットモードにしても使えます。16インチサイズで重さも2キロを越えていますのでモバイル利用はちょっと厳しいと思いますが、ご自宅で動画視聴をしたり、ゲームをしたりするのには便利そうですね。なお、この製品は外部GPUを搭載していないので、最新のオンラインゲームを高画質でプレイするのは厳しいです。
それと、コンバーチブル2 in 1筐体ながらリフトアップヒンジ構造(レノボの用語だとドロップダウンヒンジ)なので、クラムシェルモード(普通のノートパソコンの形態)時の文書作成などもしやすいと思います。
側面と入出力ポートの配置です。USBポートは合計で3つ、うち1つがThunderbolt 4で、他にはHDMIとSDカードリーダーが装備されています。
3.IdeaPad Flex 5i Gen 8 16 価格など
Lenovo IdeaPad Flex 5i Gen 8 16はレノボ直販サイトで販売中で、4月2日現在の価格は税込み119,790円から、となっています。このサイズの2 in 1は他にHPやDELLなどから発売されており、価格帯としてはDELL Inspiron 16 2-in-1に近いですね。もちろんシステムスペックには一長一短がありますし、筐体仕様も異なるのですが、比較検討の材料としてはいいんじゃないかと思います。