こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。Lenovoが新しくファミリー向け15.6型スタンダードノートPC「ideapad 320」を発表しました。実はこの製品、今月初めくらいから先行して一部の通販サイトなどで発売されていまして、しかもスペックの割にかなり安かったので、ちょっと気になっていました。一応Lenovoのプレスリリースによると「6月16日から順次発売」ということなんですけどね。
1.スペック
OS: Windows 10 Home 64ビット
CPU: Intel Celeron N3350 / Core i3-6006U / i5-7200U / i7-7500U
RAM: 4GB / 8GB
ストレージ: 500GB / 1TB(5400rpm)
ディスプレイ:15.6インチ(1,366 x 768)
光学ドライブ: DVDスーパーマルチ
ネットワーク: 802.11ac/a/b/g/n、Bluetooth 4.1
入出力: USB3.0 Type-C、USB3.0 × 2、HDMI、LAN(RJ45)、SDスロット、オーディオジャック
バッテリー駆動時間: 4.5時間~5.5時間
サイズ: 378 x 260 x 22.9 mm / 2.2 kg
※Microsoft Office Home & Business Premium プラス Office 365 サービス付属
ファミリー向け、というだけあって、バリエーションがかなり広くなっています。下はApollo Lake世代のCeleron N3350から上はKabylake世代のCore i7まで選ぶことができます。ただし、スペック重視の製品ではなく、RAMは4GBもしくは8GB、ストレージは500GBもしくは1TBのHDDとなっていますし、ディスプレイもHD解像度と、15.6インチとしては少し物足りないですね。
ちょっと脱線しますが、フライングで販売されているideapad 320はこんなスペックです。
OS: Windows 10 Home 64ビット
CPU: Intel Core i3-6006U
RAM: 4GB
ストレージ: 128GB SSD
ディスプレイ:15.6インチ(1,920 x 1,080)
光学ドライブ: DVDスーパーマルチ
ネットワーク: 802.11ac/a/b/g/n、Bluetooth 4.1
入出力: USB3.0 Type-C、USB3.0 × 2、HDMI、LAN(RJ45)、SDスロット、オーディオジャック
バッテリー駆動時間: 4.8時間
サイズ: 378 x 260 x 22.9 mm / 2.2 kg
※製品版Officeは付属せず
このスペック表はNTT-Xストアから転載したものですが、こっちのほうが圧倒的に魅力的だと感じます。128GBのSSDと500GBのHDDのどちらがいいか、というのは人によって異なる意見になると思いますが、私はSSDのほうがいいと思います。また、ディスプレイはFHDを選びたい、という人のほうが多いと思います。ただ、このスペックはLenovoの公式サイトには掲載されておらず、「なぜか?」というのはわかりません。ちなみにNTT-Xストアではこの製品を55,980円で販売しています(6月14日発売と記載されているため、正確には予約販売というべきでしょう)。
Lenovoのスペック表のほうに戻ります。Core i7が最も高性能であることは間違いありませんが、ストレージが5,400rpmと決して高速ではないHDDで、ディスプレイもHD解像度であればCeleronとかCore i3のほうがバランスがいいと思いますし、はっきり「価格に期待」と言えますよね。また、NTT-XストアのスペックであればCore i5とかi7でも生きてくるように思います。それと、現在私がわかっていることはこれだけで、もう少し時間が経つと詳細な情報が入ってくるかもしれません。
15.6インチということもあり、光学ドライブはしっかり装備されていますし、入出力ポート類もUSB Type-Cを装備するなど、幅広い用途に使えるレベルだと思います。バッテリー稼働時間はモバイルノートに比ぶべくもないですが、15.6インチのスタンダードノートという製品ですから、これは仕方ないと思います。
2.筺体
「クリーンなスタンダードノート」という印象です。特に凝ったデザインではありませんが、クセのない美しい筺体だと思います。筺体素材は不明ですが、おそらくプラスティック製ではないでしょうか。
正面から見るとこんな感じです。ベゼルが特に細いというわけでもないですが、スッキリしたデザインに見えるのは、余計な凹凸がない、というのが大きいんだろうと思います。
あと、この製品のセールスポイントはカラフルな筺体色です。先行して発売されるのは「オニキスブラック」「プラチナシルバー」「ブリザードホワイト」の3色で、「デニムブルー」「プラムパープル」「コーラルレッド」は今夏追加予定とのことです。
豊富な筺体色については天板だけでなく、キーボード面など筺体全般のコーディネートもなされています。画像左は「オニキスプラック」、右が「コーラルレッド」だと思うのですが、ご覧のようにキーボード面も異なる色になっています。
キーボードです。この画像は英語配列になっていますが、日本向けには日本語配列(JIS配列)が用意されます。キーは長方形ではなく下部がラウンドした形状になっていますね。また、この画像を見ると、かなりフラットに仕上げられていて、無駄な凹凸が全くありません。こういうのがクリーンなイメージを作っているのだと思います。
3.価格など
Lenovo ideapad 320は量販店モデルで、通販サイトや家電量販店で6月16日から順次発売(型番により発売日が若干異なります)されます。ビックカメラでは予約販売がスタートしており、価格は下記のとおりです。
Celeron/4GB/500GB:75,384円
Core i3/4GB/1TB:96,984円
Core i5/4GB/1TB:107,784円
Core i7/4GB/1TB:118,584円
※いずれも税込み価格。ビックカメラのポイント10%つき
※Office付属
そして、なぜかこんなモデルも…
AMD A6-9220/4GB/128GB SSD:80,784円
AMD A9-9420/8GB/256GB SSD:103,464円
※いずれも税込み価格。ビックカメラのポイント10%つき
※Office付属
いやAMDとか聞いてないし…。しかもSSDモデル…。あ、よく見たらプレスリリースにはAMDのこともサラッと書いてました…。なんかこの製品はとてつもなく多彩なバリエーションが存在するようですし、Lenovoの公式サイトで開示されている情報も不十分といいますか、AMD搭載製品にせよ、NTT-Xストアで販売されている製品にせよ、メーカーには製品ページがなく、よくわかりません。もう少し落ち着いてから整理してみたいですね。
4.関連リンク
ファミリー向け15.6型スタンダードノートPC「ideapad 320」を発表 人気の高コストパフォーマンスモデルがカラフルな6色展開に:Lenovo プレスリリース
ideapad 320(ビックカメラ)
Lenovo ideapad 320(NTT-X)