YEPO 737A8 － Celeron N4100搭載の13.3インチモバイルノート。サブPCとしては十分使える構成で価格も300ドルを切っています

中国メーカーのYepoが13.3インチモバイルノート「Yepo 737A8」を発売しました。Yepoはウインタブではそれほど馴染みのあるメーカーではなく、過去にライターのnatsukiさんが「Yepo 737A6」という15.6インチノートを実機レビューしたことがあるくらいで、過去の紹介記事本数は少なめですね。

今回ご紹介する737A8は、「割とよくある」Celeron N4100搭載のエントリーノートですが、RAMやストレージ容量に余裕があり、価格も（中華らしく）低く抑えられています。

1.スペック

CPUは冒頭記載の通りCeleron N4100ですが、RAMは8GB、ストレージは256GBと大容量です。製品画像はありませんでしたが、底面にM.2 スロットが装備されているようで、DIYによるストレージ拡張にも対応します。

Celeron N4100というのは4コアCPUで、ノートPC用のCeleronとしては高性能な部類と言えます。ノートPC用だとよく似た型番のN4000（2コア）というのもありますが、それよりも明らかに性能は上ですね。私もCeleron N4100搭載のミニPCでウインタブの記事を書いていますが、特に不満を感じることなく使えています。もちろんPCの性能を要求するような作業はしていないんですけどね。

ディスプレイは13.3インチのFHD（1,920 × 1,080）解像度で、Banggood記載のスペック表には言及されていませんでしたが、メーカー提供のPR画像に「IPS」と明記されていましたので、おそらくIPS相当の液晶が使われていると思います。

また、入出力ポートも「まあ納得」できる水準の数が揃っています。Type-C（おそらく2.0規格と思われます）を含め、合計で3つのUSBポート、micro規格ながらHDMI、そしてmicroSDカードリーダーがありますので、仕事用としても問題なく使えそうなポート構成だと思います。

あと、サイズが不明です。Banggoodの製品ページにあった数値は明らかに15.6インチサイズのものでしたから、よくある記載ミスだと思われます。筐体画像を見る限り、横幅は310～315 mmくらい、中華ノートらしく薄型で、重量は1.3～1.4 kgくらいと予想します。

2.筐体

ディスプレイ面ですが、個人的にはあまり好きではない「筐体色と同色のベゼル」です。なんかこれ、締まって見えないんですよね。また、いい意味で言わせてもらうと変に画像を盛っていないようで、それなりの太さのベゼルになっています。デザイン的にはイマイチかと思いますが、使用感が悪いということもないでしょうし、こういうデザインのほうが好き、という人もいそうです。

天板です。筐体素材はアルミ合金と開示されています。中華ノートではよくある「MacBookを参考しました」系のデザインですね。また、中央のYEPOのロゴはなかなかカッコいいと思います。

キーボード面です。Enterキーの右に一列あるタイプで、これまた中華ノートではよく見るデザインです。個人的にはJumperあたりとケース（筐体の外面）の調達元が一緒なのではないか、と思います。

側面と入出力ポートの配置です。上にも書きましたが、13.3インチノートとしてはそう悪くないというか、必要十分な構成と言えるでしょう。

3.価格など

Yepo 737A8は中国の通販サイト「Banggood」で販売中で、7月30日現在の価格は299.99ドル（32,167円）です。Celeron N4100、RAM8GB、256GBSSD搭載の中華モバイルノートとしては割と購入しやすい水準になっていると思います。

引き続き隆盛なテレワークをより快適にするサブPCとしてはなかなか便利に使えるんじゃないでしょうか。

4.関連リンク

YEPO 737A8：Banggood