こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。以前「Teclast X2 Pro」という、中国タブレットとしてはハイスペックな製品の紹介記事を書きました。この製品はCPUにCore Mを搭載した11.6インチサイズの2 in 1なのですが、実売価格もやや高く、ウインタブでも一度記事にしただけで、あとは無縁、という感じでした。
今回紹介する「Teclast X3 Pro」は、X2よりもさらにスペックアップしていて興味深いのですが、価格の方もスペックアップしてまして、日本製品と競合しそうなレベルになっています。
1.スペック
OS: Windows 10 Home 64ビット
CPU: Intel Core m3-6Y30
RAM: 8GB
ストレージ: 128GB
ディスプレイ: 11.6インチIPS(1,920 × 1,080)
カメラ: イン2MP / アウト5MP
ネットワーク: 802.11b/g/h、Bluetooth
入出力: USB 3.0 × 2、MiniHDMI × 1、microSD、オーディオ
バッテリー:4500mAh
サイズ: 303.8 x 186.1 x 10.1 mm / 重量 860 g
補足します。CPUはSkylakeになりました。また、RAMはX2の4GBから8GBに、ストレージは同様に64GBから128GBのアップしています。しかし、それ以外の部分はほぼX2と同一の構成です。
この製品のCPU、RAM、ストレージ構成であれば日本製品のミドルスペックの2 in 1と互角以上のパフォーマンスになりそうですね。しかし、Wi-Fiは2.4GHz帯しか対応していませんし、USB Type-Cも装備されておらず、この点でも中国タブレットらしく「目立つところを優先的にスペックアップ」という感じはします。
2.筐体
この製品の筐体は基本的にX2とほぼ同じと考えていいです。メーカーのセールス画像が完全に使い回しになっています。筐体サイズがコンマ何ミリか異なるのですが、私は同一と見ていいと思っています。上の画像はスタイラス(別売り)の活用についての説明なのですが、専用のスタイラス(X2用で大丈夫だと思います)が電池式で256段階の筆圧に対応しているということです。
専用キーボードもほぼ間違いなくX2用のものが使えると思いますが、画像のようにコネクターによる物理接続ですね。
これはX2用のキーボードです。これを見るとSurfaceなどのようにタブレット本体にキックスタンドを装備しているのではなく、キーボードカバーを変形させてキックスタンドとして使用するようですね。キーボード接続時の使い勝手はSurfaceとあまり変わらないでしょう。
3.価格と発売時期
Teclast X3 Proは現在中国の通販サイト「GEARBEST」でプレセール中で、プレセール終了が3月31にちなので、配送開始はそれ以降となります。価格は589.89ドル(67,122円)です。また、スタイラスとキーボードが別売りで、X2用のものを使う、という前提で書きますが、キーボードが35.35ドル(4,022円)、スタイラスが16.27ドル(1,851円)となっています。すべて込みだと7万円台になってしまいますね。
この製品のスペックだと7万円台が悪い、ということは決してなく、もし日本メーカーの製品であればかなり格安、ということができると思います。しかし、日本にいる私たちにしてみれば、もともと日本向けの製品ではないのでOSの日本語化などの手間が発生しますし、万一の際、保証は受けられるにせよ修理期間やメーカー、あるいは通販サイトとのコミュニケーションについても心配です。
中国タブレットの場合、プレセール価格ってそんなに安くなっていないことが多いので、実際に出荷されるようになったらもう少し安くなると思います。おそらく本体で5万円台くらいにはなるんじゃないでしょうか。その時にどうするか、でしょうね。
4.関連リンク(GEARBEST製品ページ)
Teclast X3 Pro 2 in 1 Ultrabook Tablet PC
Original Teclast X2 Pro Keyboard with Tablet PC Case
Original Teclast X2 Pro / X16 Pro / X16 Power Active Stylus Pen
コメント
5Ghz帯でも使えるようですよ。
こんにちは、コメントありがとうございます。Teclastで5GHz対応の製品は初めて知りました。情報ありがとうございます。