スタンダードノート 
モバイルノート 
スマートフォン 
ゲーミングノート 
タブレット 
ミニPC 
デスクトップPC 
周辺機器 
こんにちは、ウインタブ（@WTab8）です。今回は中国タブレットの紹介ですが、いつもとは異なり、CPUにCore Mを搭載した、スペックの高い2 in 1製品、「Teclast X2 Pro」について書きます。中国製品の例に漏れず、この製品についても価格性能比は非常に高いです。
1.スペック
OS： Windows 10 Home 64ビット
CPU： Intel Core M 5Y10C
RAM： 4GB
ストレージ： 64GB
ディスプレイ： 11.6インチIPS（1,920 × 1,080）
カメラ： イン2MP / アウト5MP
ネットワーク： 802.11b/g/h
入出力： USB 3.0 × 2、MiniHDMI × 1、microSD、ヘッドフォンジャック
サイズ： 303 x 185.3 x 10.5 mm / 重量 844 g
補足します。性能面ではドスパラのDiginnos DG-D11IWに近いものがあります。ただし、Teclast X2 Proはキーボードやスタイラスペンは付属せず、別売りとなります。
タブレット単体として見た場合には十分にハイスペックな製品と言えますし、ノートPCとして見た場合にはストレージが64GBとやや心もとないものの、それ以外のスペックは中位クラスの製品として、やはり十分なスペックであると思われます。Surfaceシリーズと比較した場合、詳細部分の違いはありますが、無印のSurface 3よりは高性能、Surface Proシリーズには及ばない、というレベルでしょうね。
なお、OSについてはWindows 10となっており、一部Androidとのデュアルブート、という記載も見受けられましたが、VirtualBox（仮想化技術をつかったもの。エミュレーター）を使っているようなので、他の中国タブレットのような純然たるデュアルブート機ではないようです。
2.筐体
Teclast X2 Proは11.6インチサイズですから、タブレットとしては大型の部類になります。重量も844 gですから、上の画像のように片手で持つのは少し大変かも。でもこのサイズで844 gというのは特に重いわけではありません。
別売りのキーボードです。2014年の日本メーカー製品に見られた、カバー一体型で、カバー部分を変形させてタブレットの台座にするタイプですね。この形状の場合、奥行きが必要になるのと、ヒンジ付きのものに比べ安定性が低いというデメリットがありますが、その分キーボード部分を薄型、軽量にできるというメリットもあります。また、本体とキーボードはBluetoothではなくコネクタによる物理接続なので、接続の安定性は高いと思われます。
3.価格
Teclast X2 Proはすでに販売が開始されており、価格はGEARBESTで406.49ドル（52,001円）、Banggoodで440.99ドルとなっています。また別売りのキーボードはGEARBESTで35.35ドル（4,522円）、スタイラスペンは17.01ドル（2,176円）です。つまり、日本円だと本体＋キーボード＋スタイラスペンで58,699円ということになります。
そうなると、上のほうに書いたドスパラの「Diginnos DG-D11IW」が税込みで74,520円ですから、その差は微妙なものになります。絶対的な価格では確かにDiginnosの方が高いですけど、ドスパラだし、何かあっても安心だし、ということまで考えてしまうとどうでしょうか。1万円台前半の8インチタブレットを買うのとは異なり、中国製品とはいえそれなりの価格になってますから、少し慎重にならざるを得ませんね。
もしDiginnosという存在がなければTeclast X2 Proの価格は手放しで評価できたかもしれませんけど、むしろDiginnosの価格競争力を評価しなくちゃいけない、というオチなのかな、という気もしてきますよね。
10インチ超のディスプレイサイズをもった2 in 1というのはこの冬の台風の目になると思っています。日米だけでなく、中国製品も比較検討に加えてしまうと、さらに台風が大型化しちゃうなあ、と思いました。
4.関連リンク
Teclast X2 Pro Tablet PC：GEARBEST
Teclast X2 Pro Core M 5Y10C 2.0GHz 11.6 Inch IPS Dual Boot Tablet：Banggood
※製品の詳細情報を確認していただくためにリンクしています。海外通販をご利用の際は、返品、交換、初期不良、納期など日本の通販と商習慣が異なる場合が多いので、十分注意、確認の上ご利用下さい。