こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。まだ「やわらかい話」なんですけど、今回は5インチのWindows タブレット、「PIPO X3」を紹介します。その前に、PIPOの「Xシリーズ」についてちょっとだけ。このシリーズは実用性はなんともいえませんけど、非常に個性的な製品なんです。
こんな形っす。「TV BOX」というジャンルに属するであろう、据え置きタイプの製品なんですが、タッチ対応のディスプレイがついていて、サイズが大きいぶん、入出力ポートもたくさんついてます。上の画像は「PIPO X9」という製品で、ウインタブで紹介記事を書いたこともありますし、読者の方にレビュー記事を書いていただいたこともあります。
PIPO X9 - 初見は爆笑、でもよく見ると欲しくなる中国タブレット
PIPO X9 - 超おもしろマシンだけど、フィットする使い方をさがさないと…(読者レビュー:じぃさん)
一方、5インチクラスのWindowsマシンということでは、つい先日「GPD WIN」というゲームパッドタイプの製品の日本発売が決定したところで、これもウインタブで記事を書いています。
GPD WIN - うわ、なにこれ?なんと5.5インチサイズのWindowsマシンが登場!
で、話をPIPO X3に戻します。この製品は4月の「Global Sources Hong Kong(電気製品の国際展示会)」に出展されていて、参考出品的な位置づけだったのですが、先日中国の通販サイト「Banggood」に製品ページができていました。価格も127.99ドル(13,935円)と、それっぽい感じになっています。ただし、予約注文は開始されておらず「Alert Me On Arrival(入荷メール登録)」というステイタスになっています。なので、発売されるかどうか、また発売されるとしてもそれがいつになるのか、詳しいことはわかりませんが、すごく面白いと感じたので記事にしています。
1.スペック
OS: Windows 10 Home
CPU: Intel Atom X5-Z8300
RAM: 2GB
ストレージ: 32GB
ディスプレイ: 5インチIPS(1,280 × 720)タッチ対応
ネットワーク: 802.11 b/g/n、Bluetooth 4.0
入出力: USB 3.0、USB 2.0 × 3、HDMI、microUSB、オーディオ、microSD、LAN(RJ45)
バッテリー: 1,200mAh
サイズ: 不明
このスペック表はBanggoodにあったものです。残念ながら肝心のサイズが明らかになっていませんが、CPUはCherryTrail世代のAtom Z8300が搭載されています。また、海外のニュースサイト「Notebook Italia」によれば、RAMは2GBか4GB、ストレージは32GBか64GB、という記載がありました。
後述しますが、この製品はタブレットではなく、「TV BOXとしてのXシリーズ」という位置づけのようで、バッテリーはわずかに1,200mAhしかありません。これは積極的に外出時に持ち出す、という利用目的ではなく、室内で電源を落とすことなく部屋から部屋へ移動できる便宜を提供したもの、と言えます。また、サイズが小さい割に拡張性が抜群で、USBポートは合計4つ、HDMIにLANポートがついています。後述しますが筐体の厚みもあり、通常のタブレットとは異なるデザインです。
2.筐体
この記事で使用している画像はイタリアの情報サイト「NOTEBOOK ITALIA」がYouTubeで公開している取材動画のものを引用しています。
筐体のサイズ感がわかりやすいように人間の手と一緒に…。筐体は金属製ということです。画像下側にスピーカーのようなものと(多分)電源ボタンや音量ボタン、Windowsボタンらしきものが見えます。
側面を見るとこの製品がかなり厚いということがわかります。この面にはUSBポートが2つあり、色で判断すると一つはUSB 3.0ポートのようです。あとmicroUSBポートらしいものが見えますね。また画像右側にはmicroSDスロットが見えます。
筐体上面です。この面にもUSBポートが2つあり、LANポートとHDMIポートも見えます。この画像は展示会でのものなので、右側に接続されているコードは電源だと思われます。また、PIPOのXシリーズということでアンテナもあります。
3.価格など
上の方にも書きましたが、この製品は発売時期がまだわかっていません。Banggoodの製品ページでは価格が127.99ドル(13,935円)と表示されていますが、おそらくこの後二転三転、ということになるのかもしれません。
しかし、もしこの製品が13,995円で購入できるのなら興味がある、という人も多いのではないでしょうか?まだ試作品の範疇を出ていないという気もしますが、私も今後の推移を見守りたいな、と思います。
4.引用元サイト
PIPO X3 E PIPO X10: MINI PC CON DISPLAY DA 5″ E 10″, CHERRY TRAIL E WINDOWS 10:NOTEBOOK ITALIA
↓ NOTEBOOK ITALIAの取材動画
PIPO X3 32G Intel Quad-core Z8300 1.84GHz 5 Inch Windows 10 Tablet TV Box:Banggood
コメント
indiegogoで”GOLE1″として(多分、違うメーカーから)投資受付してます。
GPD WINと一緒に投資していますが、こっちは途中経過のアップデートが少なく、不安ですね。
こんにちは、コメントありがとうございます。意外とPIPOが宣伝的な目的でやってるのかもしれませんね。この製品は結構気になるんですけど、バッテリーはもっと大きいほうが私達の利用イメージに合うかな、と思います。
GPD Winもそうなんですがスライドキーボード筐体が欲しいですね.
昔OQOというCPUにCrusoeを搭載したWindowsマシンがありまして非常に欲しかったのですが日本では正式販売がなくそもそもが20万以上するという機種で手が出ませんでした.
ただスライド機構は構造上必ずと言っていいほどトラブルになるので考えものなのですが普段は画面のみで必要時にさっとキーボードを出して使えるのは非常に便利です.
日本でもWillcom D4という機種があるにはあったんですが・・・ちょっとでかい.バッテリー駆動時間もかなり短くあまり実用性はなかったです.
イギリスのPDAであるPSIONを思わせるギミックだったので面白みはあったのですがね・・・.
変わり種モバイルPCは一見色物に見えやすいですがぴったり来る人は来るニッチなマシンなので絶滅はしないで欲しいですね.
くまねこさん、こんにちは、コメントありがとうございます。スライドキーボードなら、もう「フルWindowsスマホにしたらええやん」と思います。小型デバイスマニアって少なからずいると思うんで、実用性とかに関係なく、そういうのに飛びつく人は一定数いるのか、と。
小型化は憧れる
こんにちは、コメントありがとうございます。同感っすねえ
dualならいいんだがなあ
中華ミニpcはdualがすくない
こんにちは、コメントありがとうございます。このサイズでデュアルだとかなり神に近づきますね。なにげにウインタブ読者の注目度も激高ですし。
外部周辺機器を使うミニPCに、最低確認用のディスプレイが付いた感じですかね?
個人的にはIS01を少し思い出しました(笑) IS01は未だ保有しています。
うぃるさん、こんにちは、コメントありがとうございます。なんか本当におっしゃるとおりみたいですよ。日本人的にはこれを携帯したくなるので、バッテリーがもうちょいと欲しかったですよね。
IS01とかVaio Pとかみたいなキーボード付の小型PCは未だに一定の需要ありますよね。8インチ以下で500g切るようなの欲しい。
こんにちは、コメントありがとうございます。ウインタブ運営者もふくめ、当サイトにはそのような方々が多数生息しておられますw
インディゴーゴーのGOLEは詐欺だからやめといたほうがいい
クラウドファンディングはPayPal返金してくれなくなるタイミング狙ってるし
悪質
こんにちは、コメントありがとうございます。記事には書きにくいですが、クラウドファンディングの場合、疑わしいものもある、と思います。特に不成立の際に返金がされない会社があって、これは本当に運営姿勢に疑問を感じます。
x8→x9→x10と続いて今度は5インチ機とはpipoは変態仕様好きなんでしょうか笑
お風呂用の小型テレビってこういう形してますよね
個人的にはwindows mobile搭載のu8tに期待しているのに音沙汰無しなのでこいつもそうならないことを祈りますね
ワケシさん、こんにちは、コメントありがとうございます。X3は発売にこぎつけられるかは微妙っすね。でもPIPOの普通とちょっと違う仕事ぶりは高く評価しておりますw
まさかとは思いましたが、gearbestでプレセールやってます。もう3注文されてるようです。メーカがPiPOではなく聞き慣れないGOLEというところらしいですが
http://www.gearbest.com/tv-box-mini-pc/pp_372951.html
Footwork2014さん、こんにちは、コメントありがとうございます。GOLEはクラウドファンディングに出てましたね。PIPOとどんな関係があるんだろう?私はクラウドファンディングの製品っていまいち信用できないんですけど、PIPOなら少しは安心できると思っています。中国通販の場合、プレセールだけでフェイドアウト(もちろんお金は取られないと思います)することもよくあるので、個人的にはPIPO製で正式に出てきてから、と思っています。