GPDが開発中の小型ゲーミングノート「GPD WIN Max 2」に新情報です。WIN Max 2については3月29日に情報記事を掲載していますが、その時点ではスペックはある程度細かい情報が得られていたものの、筐体は「まったくイメージが掴めない画像」が1枚公開されていたのみでした。しかし今回、スペックの追加情報と、鮮明な筐体画像が公開されています。
1.GPD WIN Max 2 概要
スペック表
GPD WIN Max 2 | |
OS | Windows 11 |
CPU | Intel Core i7-1280P/AMD Ryzen 7 6800U |
GPU | なし |
RAM | 16GB/32GB ※Intel版はLPDDR5 5200 ※AMD版はLPDDR5-6400 |
ストレージ | 1TB/2TB SSD(M.2 2280、PCIe Gen3) |
光学ドライブ | なし |
ディスプレイ | 10.1インチ(1,920 × 1,200)タッチ |
ネットワーク | Wi-Fi6(推定)、LTE |
入出力 | USB Type-C(Thunderbolt 4)、USB3.2 Gen2 Type-C、USB 3.2 Gen2 × 3、HDMI、SDカードリーダー、microSDカードリーダー ※AMD版はThunderbolt 4ではなく、USB4 Type-C |
カメラ | Webカメラ |
バッテリー | 不明 |
サイズ | 228×160mm(厚さは不明) |
重量 | 不明 |
ポイント
CPUはすでに公表されている第12世代(Alder Lake)のCore i7-1280Pのほか、AMD Ryzen 7 6800Uも設定されることが明らかになりました。外部GPUを搭載しないWIN Max 2ですが、Intel版、AMD版とも前世代からグラフィック性能を含むパフォーマンスが大幅に向上していると思われますので、相当数のオンラインゲームがサクサク動いてくれることでしょう。
RAMは16GB/32GB、ストレージは1TB/2TBと、十分な容量になっています。そして…
底面の右側にある開口部(ハッチ)にM.2 2230 NVMe SSDを増設できます。このハッチは「空き」で、初期搭載のSSDは入っていませんので、純粋に「増設」ができる、ということになります。
また、底面左側にもハッチがありますが、こちらはLTEモジュール用です。LTEモジュールはオプション扱いとなります。
ディスプレイは依然として「ちょっとよくわからない」です。「デフォルトの解像度は1,920 × 1,200、最大解像度は2,560 × 1,600」という説明になっていて、「最大2,560 × 1,600で表示ができる内蔵ディスプレイである」と断定できませんでした。なので、上のスペック表は誤っているかもしれません。ご了承下さい。
また、このディスプレイはタッチ対応し、Surfaceペンが使えます。つまりMicrosoft Pen Protocol(筆圧4,096段階)に対応します。
入出力ポートの構成と配置も判明しました。
背面(画像下)にイヤホンジャック、USB3.2 Gen2 Type-A、HDMI、Thunderbolt 4(AMD版はUSB4 Type-C)、USB 3.2 Gen2 Type-C。
右側面(画像上)にUSB3.2 Gen2 Type-Aが2つ、左側面(画像下)には「なんと」SDカードリーダーとmicroSDカードリーダーがあります。この製品、10.1インチというサイズながら、USBポートが合計で5つもあり、すべてGen2規格以上と、素晴らしいポート構成になっていると思います。
次に、この2枚の画像を見て下さい。
上の画像にはおなじみの、というか従来モデルと同じように、キーボード面上部にゲームコントローラーとタッチパッドがついていますが、下の画像はコントローラーが見えず、ずいぶんとスッキリした印象です。
GPD WIN Max 2はコントローラー部分をカバーで覆うことができます。なので、ゲームをしないときには普通のモバイルノートに見えますね。ビジネスシーンで肩身の狭い思いをしなくて済みそうです。
筐体素材は天板とディスプレイ面、そしてキーボード面がマグネシウム合金製、底面がABS樹脂とのことです。
2.GPD WIN Max 2 価格など
今回の発表でも発売時期や価格についての言及はありませんでした。ただ、GPDとかONE-NETBOOKは開発スピードが非常に早いので、そう長く待つこともなさそうです。あとは価格ですね。CPUはもちろん、RAM32GBとか2TB SSDなどという構成もありますので、20万円を軽く越えるモデルもあると思われます。
3.関連リンク
WIN Max 2 Intel 和 AMD 版会同时发布,细节公布!:微信(WeChat)
※原文は中国語ですが、ブラウザーの翻訳機能を使えばほぼ理解できます。