GPD社のゲーミングUMPC「GPD WIN 4」のクラウドファンディングがINDIEGOGOで開始されました。6インチと小ぶりなディスプレイを搭載し、物理キーボードを内蔵する、他社のゲーミングUMPCとは異なる製品特性が興味深い製品です。
なお、GPD WIN 4については以前紹介記事を掲載済みです。クラウドファンディング出品に際し、ストレージ容量のバリエーションなどに多少相違がありますが、製品の特徴についてはこちらの紹介記事をご参照ください。この記事では主に価格とバリエーションモデルについてご説明します。
GPD WIN 4 - ハイスペックなゲーミングUMPCのニューモデル、製品詳細が公開されました!
1.GPD WIN 4 概要
スペック表
GPD WIN4 | |
OS | Windows 11 Home |
CPU | AMD Ryzen 7 6800U |
外部GPU | なし |
RAM | 16GB/32GB(LPDDR5-6400 ) |
ストレージ | 512GB/1TB/2TB M.2 PCIe4.0 SSD |
光学ドライブ | なし |
ディスプレイ | 6インチIPS (1,920 x 1,080) タッチ |
ネットワーク | 802.11 a/b/g/n/ac/ax、Bluetooth 5.2(LTE) |
入出力 | USB4 Type-C(40Gbps)、USB 3.2 Gen2 Type-C(フル機能、10Gbps)、USB3.2 Gen2 Type-C(充電専用)、microSDカードリーダー |
カメラ | なし |
バッテリー | 45.62Wh |
サイズ | 220 × 92 × 28 mm |
重量 | 598 g |
バリエーションモデル
・RAM16GB/512GB SSD:109,014円
・RAM16GB/1TB SSD:122,663円
・RAM32GB/1TB SSD:136,312円
・RAM32GB/2TB SSD:163,609円
※筐体色ブラックとホワイトがあります(同価格)
・4G LTEモジュール:13,649円
上記価格は12月20日午前0時10分現在のものです。また、円建ての価格は為替の変動により変わってしまう可能性があります。
コメント
CPUは他社の最新ゲーミングUMPCと同様にRyzen 7 6800Uを搭載しています。このサイズのゲーミングUMPCに外部GPU搭載、というのはすぐには出て来ないと思われますので、現行製品としては最高性能と考えていいでしょう。
GPD WIN 4のパッケージングは他社ゲーミングUMPCとは大きく異なります。ディスプレイサイズは6インチと、7インチ・8インチが主流のゲーミングUMPCの中ではコンパクトな部類です(ただし、AYANEO AIRシリーズは5.5インチなので、WIN 4よりもさらに小さいです)。
また、ディスプレイ面がスライド式になっており、キーボードを内蔵しているのも大きな特徴です。ちなみに従来モデルのGPD WIN 3もキーボードを内蔵していましたが、WIN 3のキーボードがセンサータイプであるのに対し、WIN 4では物理キーボード(要は普通のキーボードです)に変更されています。サイズがサイズなので使いやすい、とまでは言えませんが、ゲーミングUMPCでも各種設定などで物理キーボードが欲しくなる場面が少なくないので、この点は歓迎できます。
また、キーボード内蔵という構造にも関わらず、筐体重量が598 gに抑えられているのもうれしいところです。この重さは他社の7インチゲーミングUMPCよりも少し軽いです(ONEXPLAYER mini Ryzen Editionは612g、AYANEO 2は680 g)。
クラウドファンディングには出品されませんでしたが、ドッキングステーションも用意されています。ゲーミングUMPCはそれ自体が高性能なWindows PCなので、モニターやキーボードなどの周辺機器を接続して使うことを踏まえ、できればドッキングステーションも一緒にクラウドファンディングに含めてほしかったところですね。
2.GPD WIN 4 価格など
GPD WIN 4は海外サイトINDIEGOGOでクラウドファンディング中で、12月20日午前0時10分現在の価格は下記のとおりです。
<本体>
・RAM16GB/512GB SSD:109,014円
・RAM16GB/1TB SSD:122,663円
・RAM32GB/1TB SSD:136,312円
・RAM32GB/2TB SSD:163,609円
※筐体色ブラックとホワイトがあります(同価格)
<パーツ>
・4G LTEモジュール:13,649円
※円建ての価格は為替の変動により変わってしまう可能性があります。
個人的にはこの価格は国内販売されている他社ゲーミングUMPCと比較しても「非常に安い」と思います。クラウドファンディング終了後、株式会社ハイビームで国内正規販売を始めると思いますが、国内保証や修理などに対応してもらえるぶん、どうしても価格が高くなってしまうでしょう。もちろん国内保証がつくのは安心ではありますので、そのぶん少し高くなっても仕方がない、という人もいると思いますが、「とにかく安く、早く(出荷予定は3月です)入手したい」のであれば、INDIEGOGOで注文するのがいいと思います。
コメント
円高が進みそうなのでいつ買うかで数千円違いそうですね
確かに。海外通販でドル建て表示のものを買う際にはタイミングによって結構な差になりそうですねー。