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GPD Pocket 4 - 8.8型でRyzen AI 300シリーズを搭載する小型AI PC、GPD製品らしく各部もハイスペック

GPD Pocket 4
天空が8.8型の小型ノートPC「GPD Pocket 4」を国内発表しました。8.8型をUMPCと呼ぶかについては意見が分かれるかもしれませんが、この記事ではUMPCと呼ぶことにします。前身機GPD Pocket 3 Proから大きくスペックアップし、CPUにRyzen AI 9 300シリーズも選べるようになりました。

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1.概要

スペック表

  GPD Pocket 4
OS Windows 11 Home
CPU AMD Ryzen 7 8840U
AMD Ryzen AI 9 365
AMD Ryzen AI 9 HX 370
外部GPU なし
RAM(メモリ) 16GB/32GB/64GB(LPDDR5x 7500 MT/s)
ストレージ 1TB/2TB SSD(M.2 NVMe 2280)
光学ドライブ なし
ディスプレイ 8.8型LTPS(2,560 x 1,600)タッチ, 144Hz
ネットワーク Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.3
入出力 USB4 Type-C(40Gbps)、USB3.2 Gen2 Type-C、USB3.2 Gen2 Type-A × 2、USB2.0 Type-A、HDMI2.1、LAN(RJ45)、microSDカードリーダー、オーディオジャック
カメラ Webカメラ(5MP)
バッテリー 45 Wh(約9時間)
サイズ 206.8 × 144.5 × 22.2 mm
重量 770 g

バリエーションモデル

・Ryzen 7 8840U/16GB/1TB
・Ryzen AI 9 365/32GB/1TB
・Ryzen AI 9 HX 370/64GB/2TB

コメント

OSはWindows 11 HomeでCPUはRyzen 7 8840U/Ryzen AI 9 365/Ryzen AI 9 HX 370の3種類です。Ryzen AI 9の2つはCopilot+ PCの要件を満たす型番ですが、プレスリリースにも製品ページにもCopilot+ PCの文言はありません。

Copilot+ PCの最小要件(Bingで検索したら、AIが勝手に回答してくれましたので、その内容を転記します)は下記のとおりです。

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Copilot+ PCの最小要件
・Microsoftが承認したCPUまたはSoC
・40TOPS以上の処理性能を持つNPUを組み込むことが条件
・16GB以上のDDR5/LPDDR5規格RAM(メモリ)
・256GB以上のSSD/UFSストレージ
・「Microsoft Copilot」への対応
・[Copilot]キーの搭載

で、製品画像を見る限り、GPD Pocket 4には「Copilotキーがない」ようなんですw(確証はありません)。なので、Copilot+ PCの認定は受けられないかもしれないですね。心のなかで「GPDよくやった!」と思っています。

とはいえ、搭載CPUは3つとも非常に高性能なので、PCゲームやクリエイティブワークも十分こなせるんじゃないかと思います。

RAMとSSDは複数のバリエーションがありますが、上に記載した「バリエーションモデル」にあるように、搭載CPUによって自動的に容量が決まります。

GPD Pocket 4
GPU Pocketシリーズの特徴はディスプレイが横方向にも回転する、という点です。この構造により、タブレット形態にして使うこともできます。ディスプレイは8.8型で解像度は2,560 × 1,600と高く、タッチ対応しリフレッシュレートも最大144Hz、97%DCI-P3と高い発色品質です。

あと、キーボードの形状も特殊です。この画像にあるようにタッチパッドは右上に、マウスの3ボタンは左上に配置されます。キーピッチとキーストロークについては開示されていませんが、この構造であれば多少余裕のあるサイズになっていると思われます。

GPD Pocket 4
入出力ポートは豊富です。USBポートは合計で4つあり、うち2つはフル機能(映像出力とUSB PDにも対応)のType-Cです。HDMIに有線LANポート、microSDカードリーダーもついていますので、8.8型のUMPCとしては非常に充実した構成だと思います。

この構成により、GPD Pocket 4は内蔵ディスプレイを除き最大3画面に映像出力ができます。

GPD Pocket 4
で、microSDカードリーダーがある部分は「モジュール」になっており、オプションで「EIA RS-232」「Type-C & KVM」「4G LTE」3種類のモジュールが取り付けられます。

2.価格など

GPD Pocket 4は2025年2月1日に発売され、すでにGPD Direct、ハイビーム公式オンラインストア、Amazonで予約販売がスタートしています。予約価格は定価の3,000円オフで、GPD Direct、ハイビームで予約するとGPD Pocket 4専用オリジナルケース、GPDロゴ入りUSBメモリ(64GB)、GPDロゴ入り液晶クリーナーがもらえます。価格は下記の通り。

・Ryzen 7 8840U/16GB/1TB:146,700円
・Ryzen AI 9 365/32GB/1TB:199,700円
・Ryzen AI 9 HX 370/64GB/2TB:247,900円
 ※予約価格は上記の3,000円引きです

また、オプション品の価格は下記の通り。

・KVMモジュール:8,800円
・EIA RS232 モジュール:2,800円
・LTE モジュール(SIMフリー):18,900円
・純正ケース:3,800円

GPD社の製品らしく、筐体は小さくともCPUやディスプレイ、RAM/SSD構成などで全く妥協しておらず、お値段もそれなり、という感じですよね。UMPCというジャンルもビジネス系とゲーム系に枝分かれし、ゲーム系は隆盛、しかしビジネス系はちょっと冴えない、という印象がありますが、このGPD Pocket 4、人気製品になるでしょうか。

3.関連リンク

GPD Pocket 4 国内正規版:GPD Direct
GPD Pocket 4 国内正規版:ハイビーム
GPD Pocket 4 国内正規版:Amazon

執筆者:ウインタブ
2014年、低価格な8インチWindowsタブレットに触発されサイト開設。企業でユーザー側代表としてシステム開発や管理に携わっていました。「普通の人」の目線で難しい表現を使わず、様々なガジェットを誰にでもわかりやすく紹介・レビューします。
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コメント

  1. 匿名 より:

    ストラップホール付いてるのがとても良い