GPDやOne-NetbookなどのUMPCを手掛ける天空が8インチサイズの2 in 1 UMPC「GPD Pocket3 Pro」を国内発売します。トップ画像にあるように、ちょっと変則的な形状の2 in 1で、昨年末に発売された「GPD Pocket 4」とそっくりな外観ですが、Pocket 4よりも若干小さく、いくぶん購入しやすい価格になっています。
1.概要
スペック表
GPD Pocket 3 Pro | |
OS | Windows 11 Home |
CPU | Intel Core i3-1125G4 |
外部GPU | なし |
RAM(メモリ) | 16GB(LPDDR4x 3733MHz) |
ストレージ | 512B SSD(交換可能) |
光学ドライブ | なし |
ディスプレイ | 8インチ(1,920 x 1,200)タッチ |
ネットワーク | Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.3 |
入出力 | USB4 Type-C(Thunderbolt 4) USB3.2 Gen1 Type-A × 3 HDMI 2.0b、LAN(RJ45) オーディオジャック ※RS-232・KVMモジュール装着可 |
カメラ | Webカメラ(2MP) |
バッテリー | 38.5Wh(7.7V/5000mAh) |
サイズ | 198 × 137 × 20 mm |
重量 | 725 g |
コメント
OSはWindows 11 HomeでCPUは第11世代のCore i3-1125G4です。Pocket 4がRyzen AI 9 HX 370など非常に高性能な型番を搭載しているのに対し、「ずいぶんリーズナブル」と感じますね。個人的には8インチサイズの(ビジネス向け)UMPCなので、Core i3くらいでも十分快適に使えるのではないか、と思います。
RAMは16GB、SSDは512GBです。ディスプレイはPocket 4の8.8インチよりも小さい8インチで解像度はWUXGA(1,920 × 1,200)です。
4,096段階の筆圧に対応するペン入力も可能です(ペンは別売りで4,200円)。
ゲーミングUMPCや8インチサイズのUMPCの場合、「Webカメラなし」という製品がほとんどですが、GPD Pocket 3 ProにはしっかりWebカメラが付いていますので、Webミーティングもできますね。ただ、左ベゼル上部にカメラがあるので、アングルはちょっと不自然になるかもしれません。
GPD Pocketシリーズはヒンジ構造に特徴があります。もちろんタブレットモードやテントモードなどに変形して使うこともできます。
キーボードです。8インチサイズの割にキーが大型ですよね。そのかわりタッチパッドは右上に、マウスボタンは左上に配置されています。「両手でデバイスを持ちながら親指で操作できるように最適化」された形状です。
前面と背面のポート配置です。GPD Pocketシリーズはポートに「モジュール式」を採用していて、背面の右側部分を交換可能です。デフォルトではUSB Type-Aポートがついていますが、これをKVMモジュールやシリアル(RS-232)モジュールに付け替えることができます(モジュールセットはオプション、12,500円)。
こちらは左右側面と底面です。GPD Pocetシリーズは製品サイズの割にポート構成が充実しており、ビジネスシーンでも便利に使えそうです。
2.価格など
GPD Pocket3 Proは5月17日の発売で、GPD Direct、ハイビーム各店舗、Amazon.co.jpなどで販売されます。5月13日現在、GPD Direct、ハイビーム公式オンラインストア、Amazonでは予約販売がスタートしており、価格は98,000円です。
Core i3-1125G4搭載で98,000円というのは少し高めかなあ、とは思いますが、Pocket 4のRyzen AI 9 HX 370モデルは20万円オーバーだったりしますし、筐体もかなり凝った仕様ですし、なにより「競合しそうな製品(ビジネス系のUMPC)が見当たらない」のが現状なので、これで妥当なのかもしれません。
3.関連リンク
GPD Pocket 3 Pro:GPD Direct
GPD Pocket 3 Pro:ハイビーム公式オンラインストア
GPD Pocket 3 Pro:Amazon

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コメント
スペック高いしどれくらい発熱するのかな?