GMKtecがミニPC「G3 Pro」を発売しました。CPUにCore i3-10110Uという、数世代前の型番を搭載するエントリーモデルです。後述しますが、Core i3といっても性能はかなり低いので、ウインタブ読者のメインPCとして使うには厳しく、特定の用途に絞った、「割り切った使い方」に向く製品です。
1. スペック表
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| OS | Windows 11 Pro |
| CPU | Intel Core i3-10110U |
| RAM | 16GB (DDR4) |
| ストレージ | 256GB/512GB SSD(M.2 2280 PCIe 3.0×4接続) ※M.2 2242 SATA 空きスロット×1 |
| ディスプレイ | なし |
| 無線通信 | Wi-Fi 6、Bluetooth 5.2 |
| ポート類 | USB 3.2 Gen 1 Type-A×4 LAN (RJ45)、HDMI×2 オーディオジャック |
| カメラ | なし |
| バッテリー | なし |
| サイズ | 114×106×42.5 mm |
| 重量 | 280 g |
2. OS/CPU
OSはWindows 11 Proです。CPUのCore i3-10110Uですが、これ、第10世代でコードネームはComet Lake、リリースは実に2019年第3四半期という年代物の型番です。

これはPassmarkが公表しているベンチマークスコアです。エントリー向けCPUとして評価の高いIntel N95/N150と比較すると、シングルスレッド性能は悪くないものの、マルチスレッド性能 (CPU Markの数値)は劣っています。…このCPUが悪いとは言いませんが、「Core i3だと思わないほうがいい」でしょうね。
3. RAM/SSD

RAMは16GB (GMKtec公式サイトでは8GBの取り扱いもあります)、SSDは「256GB/512GB」です。RAMは2スロットあり (空きはありません)、SSDはM.2 2242 SATAの空きスロットがありますので、容易に増設が可能です。
4. 筐体

入出力ポートはUSB 3.2 Gen 1 Type-Aが4つ、HDMIが2つ、有線LANがあります。USB Type-Cポートがないというのはちょっと不便かもしれません。HDMIポートは2つありますので、2画面同時出力が可能です。

GMKtecのミニPCの多くはBIOSで動作モード (電源モード)を切り替えることができます。ただ、この製品の場合はそもそもCPU性能が低いので、その効果も限定的かと思います。
5. 価格など
GMKtec NucBox G3 ProはAmazonとGMKtec日本公式ストアで販売中で、2月18日現在のAmazonでの価格は16GB/256GBモデルが34,540円 (製品ページのクーポンを使用した価格)、16GB/512GBモデルが59,999円です。
製品価格は高くはなく (特に16GB/256GB)、Office系アプリや動画視聴、Webブラウジングなどに使うぶんには悪くありませんが、「Core i3からイメージされるような性能ではない」ということにご注意ください。
6. 関連リンク
2014年にサイトを開設して以来、ノートPC、ミニPC、タブレットなどの実機レビューを中心に、これまでに1,500本以上のレビュー記事を執筆。企業ではエンドユーザーコンピューティングによる業務改善に長年取り組んできた経験を持ち、ユーザー視点からの製品評価に強みがあります。その経験を活かし、「スペックに振り回されない、実用的な製品選び」を提案しています。専門用語をなるべく使わず、「PCに詳しくない人にもわかりやすい記事」を目指しています。
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