GEEKOMがミニPC「Nuc A6」を発売しました。GEEKOMのAシリーズはCPUにAMD Ryzenを搭載し、薄型で軽量な筐体が特徴です。A6はCPUにRyzen 7 6800Hを搭載し、リーズナブルな価格を実現しつつも上位モデルのA7/A8と同じく高級感のある外観になっており、ポート構成も充実しています。
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GEEKOM NUC A6 ミニPC AMD Ryzen R7-6800H:GEEKOM公式サイト
GEEKOM A6 ミニpc AMD Ryzen 7 6800H:Amazon
1.スペック
GEEKOM A6 | |
OS | Windows 11 Pro |
CPU | AMD Ryzen 7 6800H |
外部GPU | なし |
RAM | 32GB(DDR5 4800MHz, デュアルチャネル、最大64GB) |
ストレージ | 1TB SSD(M.2 2280, PCIe4.0 ×4) M.2 SATAスロット空き1(only for Rembrandt) |
光学ドライブ | なし |
ディスプレイ | なし |
ネットワーク | WI-Fi6E、Bluetooth5.2 |
入出力 | USB4 Type-C(映像出力/PD対応)、USB3.2 Gen2 Type-C(映像出力/PD対応)、USB3.2 Gen2 Type-A × 3、USB2.0 Type-A、HDMI2.0 × 2、LAN(RJ45)、SDカードリーダー、3.5 mmオーディオジャック |
カメラ | なし |
バッテリー | なし |
サイズ | 112.4 x 112.4 x 37mm |
重量 | 不明(450 g前後と推測されます) |
コメント
OSはWindows 11 Proで、GEEKOM製品はこれまでウインタブが確認した限り、ライセンスは正常です(個人向けPCには不適当なボリュームライセンスではなく、正規のOEMライセンス)。
CPUはRyzen 7 6800Hです。やや古い型番ですが現在でもパフォーマンスは十分です。ウインタブではこの型番と同等性能のRyzen 7 PRO 6850Hを搭載するミニPC、GMKtec NucBox M7を実機レビューしていますので、ベンチマークスコア等については下記のレビュー記事をご参照下さい。
RAMは32GBです。デュアルチャネル(SODIMM)で空きスロットはありませんが、初期搭載のRAMを交換することによりDIYで最大64GBまで増量可能です。SSDは1TBのPCIe 4.0 ×4接続で、M.2 SATAの空きスロットがあります。ただし、このスロットに関しては「only for Rembrandt(RembrandtというのはノートPC向けRyzen 6000番台の開発コードネームです)」というただし書きがありました。なお、メーカーのスペック表には2.5インチのHDDスロットありと記載されていますが、この製品は2.5インチスロットはありません。
前後面と入出力ポートの配置です。USBポートは合計で6つ、うち1つがThunderbolt 4規格でUSB Type-Cポート2つは映像出力にも対応します。HDMIポートも2つありますので、GEEKOM A6は最大4画面の出力ができます。
また、画像にはありませんが、SDカードリーダーを備えているのも特徴です(ミニPCにはSD/microSDカードリーダーがない製品も多いです)。
3.価格など
GEEKOM A6はGEEKOM公式サイトとAmazonで販売中で、1月24日現在の価格は68,000円です。上位モデルのGEEKOM A7(Ryzen 9 7940HS搭載)の実売価格が10万円程度(セールだと1万円くらい安くなります)なので、それと比較するとかなり低めの価格設定です。
この製品は「そこまで本格的でなければ」PCゲームやコンテンツクリエーションにも十分使える性能になっていますし、リモートワークなどで事務系の作業をするぶんにはごく快適に動作しますので、ウインタブ読者のメインPCとして向くと思います。
4.関連リンク
GEEKOM NUC A6 ミニPC AMD Ryzen R7-6800H:GEEKOM公式サイト
GEEKOM A6 ミニpc AMD Ryzen 7 6800H:Amazon
2014年、低価格な8インチWindowsタブレットに触発されサイト開設。企業でユーザー側代表としてシステム開発や管理に携わっていました。「普通の人」の目線で難しい表現を使わず、様々なガジェットを誰にでもわかりやすく紹介・レビューします。
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