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CHUWI AeroBox 実機レビュー - CHUWIのスリムなデスクトップPC。「謎のAMD製CPUと外部GPU」はホーム・オフィス向けの性能

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こんにちは、ゆないとです。今回はCHUWIのデスクトップPC(CHUWIではミニPCと位置づけています)「AeroBox」の実機レビューをお届けします。CHUWIはノートPCやタブレットでも有名ですが、手のひらサイズの超小型デスクトップPCなどミニPCにも力を入れていて、魅力的な製品を次々にリリースしています。AeroBoxはそのラインナップの1つで、スリムな筐体のデスクトップPCです。

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既にウインタブでも紹介記事を掲載済みです(以下にリンクします)が、今回実機をCHUWIより提供していただきました。CHUWIには厚く御礼申し上げます。ありがとうございました。

紹介記事にも言及されていましたが、この製品が搭載するCPUについては情報が少なく、外部GPUについても2016年リリースと、最近では聞かなくなった型番が使用されており、そのスペックは謎に包まれていると言って良いでしょう。可能な限りベンチマークソフトで測定を行いましたので、是非最後までご覧ください。

CHUWI AeroBox - 低価格ながら外部GPUも搭載する、とってもコンパクトなデスクトップPCがもうすぐ発売されます

1. スペック

  CHUWI AeroBox
OS Windows 10 Home
CPU AMD A9-9820
外部GPU AMD Radeon R7 350(RX 350 Series)
RAM 8GB(2GB ×4)
ストレージ 256GB M.2 SSD(SATA接続)
光学ドライブ なし
ネットワーク IEEE802.11 a/b/g/n/ac、Bluetooth 4.2
入出力 電源ジャック、オーディオジャック、イーサネットコネクタ、USB 3.0 ×2、USB 2.0 ×4、DVI、PS/2コネクタ
サイズ 289×238×56mm(実測)
重量 1758.1g(実測・縦置きスタンド込)

OSはWindows 10のHomeエディションが搭載されています。中華のミニPCでは正規のライセンスかどうかが心配になりますが、紹介記事掲載時点では、事前にCHUWIへ確認をして「正規ライセンス」であると確認が取れています。

CPUにはノートPC向けである”A”が型番に付与された「AMD A9-9820」が搭載されています。このCPUについては本当に情報が少なく、検索をかけてもこのAeroBoxに関する情報ばかりがヒットします。AMD公式サイトでも掲載されていないようで、海外のWebサイトでも「詳細なデータがなく、この製品ともう1つ別のメーカーのデスクトップPCに搭載されることがわかっている程度。Weiboでベンチマークが出たが、Intel Core i5-7400に匹敵する性能があるかもしれない」くらいの情報でした。

CPU-Zの画像
CPU-Zを導入して詳細を確認してみました。性能としては8コア8スレッドのCPUで、動作周波数2.35GHzです。同じA9の旧型のアップデート版だったりするのでしょうか。とにかく謎に包まれたCPUですね。

搭載する外部GPUは同じくAMDの「Radeon R7 350」です。外箱やRadeonソフトウェアの中の表示では”RX 350 Series”という表記になっていますが、”R”の中で350と付くのがこの”R7 350”くらいなので、このようにスペック表では表記をしています。ベンチマークソフトでもRX 350シリーズという認識がされるようです。発売は2016年頃で、28nmのプロセスルールで製造される製品です。VRAMは2GB、TDPは55Wなので、エントリークラスに入るスペックとなっています。ゲームは難しいですが、画像関連の処理では少し恩恵があると思います。この外部GPUについては筐体を開口した際の様子を後述します。

CPUと併せて考えれば、デスクトップPCながら低消費電力でグラフィック処理にも向いたオフィスユースの製品と言えそうなスペックですね。

その他、M.2タイプの256GBのSSDと、DDR3-1333MHzと少し古めのメモリを搭載しています。ネットワークとしては、IEEE802.11 a/b/g/n/acと比較的新しい規格にも対応し、Bluetoothは4.2と汎用的です。気になる点はビデオ出力で、今主流のHDMIやDPが無くDVIのみという構成です。ケーブルでどうにかなりますが、すでに最近の環境で構築をしている場合には新たにケーブル買い増しをする必要が出てきそうですね。

2. 外観

付属品
付属品です。日本語表記もある取扱説明書とACアダプタとケーブルが付属しています。その他、後述する縦置きスタンドもあります。

O2タイプ
今回提供して頂いた実機には中国国内で使用されているO2タイプのケーブルが付属していました。日本でのこの製品はAmazonでの発売も予定されているらしく、勝手な予想ではありますが製品版には日本向けのAタイプが付属すると思われます。

正面の画像
外観です。まずは正面ですが、非常にスリムな形状をしています。実物を見る限りだと「内部パーツなどが収まる黒い筐体をマットな白のカバーで覆っている」ように見えます。白い方の形状ですが、上部の角が凹んでおり正三角形を描いています。また、下部には電源ボタンがあり、こちらは直角二等辺三角形の形状です。

右側面
右側面です。3分の2はメッシュのように見える三角形の凹凸があり、中央の一部には実際に三角形が集まってさらなる三角形を形作るように穴があいています。こちらは排気口です。残りの3分の1は特に穴などはなく、”CHUWI”というロゴが刻印されているだけです。

背面・ポート類
背面です。こちらはポート類が集中しています。上部から、電源ジャック、オーディオジャック3種、イーサネットコネクタ、USB 3.0 ×2(赤い端子の方)、USB 2.0 ×4、DVI、PS/2コネクタという構成です。スペックでも説明したとおり、ビデオ出力がDVIのみというのが気になる部分です。さらに、PS/2コネクタというのも少し昔を感じますね。USBをフルで使用したい人は、PS/2対応製品を探せばよいですが、最近ではあまり見つからないように思います。その他は、特に気になる部分は無く、USBの数が豊富で使いやすいと思います。

左側面
左側面です。こちらは黒色になっています。こちら側にも排気口があります。両面から外へ向けて空気を逃がす構造になっていますね。隅にゴム足が付いているとおり、この製品は横置きにも対応しています。隣りにあるのが縦置き用スタンドで、2箇所の爪を本体下部に見える横長の穴2箇所に挿すことで装着できます。

上部側面
上部側面です。こちらにもエアフローのための穴が設けられています。また、白いカバー部分を固定するためのネジが2箇所あります。分解の際はこちらを外すことで内部へアクセスができるようになります。

底面
縦置き時には底面となる側です。底面はヒートシンクに一番近くエアフローのための穴が大きく取られています。

サイズ比較
モニターとのサイズ比較です。一緒に写っているのは24インチモニタですが、サイズ感を比較して頂けると思います。樹脂の質感は目立つものの全体的な見た目としてはデスクトップPCというよりは、PS4やXboxのようなコンシューマ機にも見える、おしゃれなデザインに感じます。オフィスやホームユースのデスクトップだと、黒一色やシンプルな形状のものが多いですよね。デスクを専有せず、すっきりとまとめることができます。

横置き
横置きをするとなおさらゲーム機っぽく見えます。滑り止め用のゴムが付いていますし、本体の重量もあるので安定感もあります。

分解

ネジの位置
開口は簡単で、ネジを外し白いカバーをスライドすることで内部へアクセスができるようになります。

分解後

クリックで拡大できます。

ほとんど分解した状態です。中央にあるのがマザーボードです。マザーボードの奥に置いてある四角部分は2.5インチSATA接続のストレージ増設ベイです。マザーボードの右隣にあるのはファンとヒートシンクが1つになったパーツです。

SSDの画像
ストレージ増設ベイに隠れた部分には、M.2 SSDとワイヤレスネットワークアダプタが確認できます。提供してもらった製品では、Netac製のSATA接続SSDが搭載されています。

ネットワークアダプタカード
また、その隣のネットワークアダプタはIntel製の「Dual Band Wireless AC 3165」です。

バックパネルの有無
そして肝心のCPUと外部GPUですが…GPUらしいものが見当たりませんね。よく見るとDVIもマザーボードに装着されています。よくあるPCI Express接続の大きなものではなくて、マザーボードに備え付けられるタイプのGPUを搭載しているようです。

GPUだろうか

クリックで拡大できます。

グリスが完全に固まってしまい詳細な表記は確認できませんでしたが、おそらくこの黄色の丸で囲ったチップが該当すると思われます。ディスクリートGPU(外部GPU)ということですが、オンボードタイプのGPUでした。デスクトップPCなどでM.2 SSDに貼り付けるようなヒートシンクが装着されていましたが、オンボードでVRAM 2GBともなるとこれでも熱は解決できるようです。

3.使用感

レスポンス

レスポンスは良好です。特に処理が重いと感じることもなく、ChromeやMicrosoft365のオフィス系ソフト、ペイント3Dなど、アプリの起動や終了は快適です。また、SATA接続ながらSSDを搭載しており、OSの起動と終了も高速なのがストレス無くてとても良いです。

排熱・ファン音

この製品を使用していて唯一気になる点がファンの回転音です。電源ボタン押下直後から、結構な音量の風切り音が聞こえます。CPU温度は「Core Temp」というフリーソフトを使って測定していますが、アプリを複数起動するとCPU温度はすぐに70℃台へ上昇し、ファンの音も結構な音量になります。

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それ以降は使っていない時間が長ければ温度も下がりファンの音も下がりますが、それも微々たるもので、音はやはり気になります。また、「一切操作しなければそうなる」というだけで、普通に使うのであれば温度は下がらず60~70℃をずっとキープすることがほとんどで、その分ファンの大きな音も継続し、とても気になります。幸いファンの振動は気になりません。

音を表現するとしたら、キーンといった高音やブオーンといった低音ではなく、”フォーン”という表現がぴったりな音色です。部屋のドアを開けた状態で部屋から離れても、隣の部屋あたりからでも十分音が聞こえるので、常用ではとても気になると思います。

ファンコントロールのソフト「SpeedFan」を導入しました。常時何かしらソフトを使用していると60~70℃台ということで、要求50℃(この温度以下なら回転数を抑えるという設定)、警告70℃(この温度を超えたらファンの回転数を上げるという設定)として、スピードの最小値を30%、最大値を75%としました。しかし、結局は導入前と変わらずで、しかしこれ以上設定を下げたとすると排熱が追いつかなくなる印象です。

現状の排熱とファン音については、より排熱効率の良いファンやヒートシンクに交換するか、音を気にしないようにするかのどちらかなという感想です。

4. 性能テスト

今回、謎に包まれたCPUとスリム形状のデスクトップとしては外部GPUを搭載しているということで、可能な限りベンチマークソフトで測定してみました。しかしながら相性問題もあるのか、ウインタブでいつも利用している3DMarkの”Time Spy/Fire Strike/Sky Diver”での測定はどれもエラーになるか強制再起動となり、測定ができませんでした。

ドラゴンクエストX ベンチマーク

標準品質
最高品質
スペック的には、ドラクエベンチであればどの設定でも大丈夫だろうと予想し、標準品質(1,280×720設定)と最高品質(1,920×1,080設定)で測定してみました。結果はそれぞれ「6055/5324」と良好なスコアです。ドラゴンクエストXのような比較的軽量な部類のタイトルであればFHDの高品質設定にしても快適にプレイできそうです。

FFXV ベンチマーク

FFXVベンチマーク
参考:
ASUS ROG Strix SCAR 15(i9-10980HK、RTX2070SUPER):8,946
MSI GE66 RAIDER(i7-10875H、RTX2070):8,230
ドスパラ GALLERIA GCR2070RNF(i7-9750H、RTX2070):7,440
MSI GL63(i7-8750H RTX2060) :6,982
ドスパラ GALLERIA GCF1070NF(i7-8750H GTX1070):6,691
HP ENVY 15(i9-10885H、RTX2060 Max-Q): 6,068
ASUS ROG Zephyrus G14(Ryzen 9 4900HS、RTX2060 Max-Q):6,041
MSI GS65(i7-8750H GTX1070 Max-Q) :5,821
ドスパラ GALLERIA GCF1060GF-E(i7-8750H GTX1060):4,675
ドスパラ GALLERIA GCL1650TGF(i5-10300H、GTX1650Ti):4,334
MSI GF63 Thin(i7-10750H、GTX1650Ti):3,911
ASUS TUF Gaming A15(Ryzen5 4600H、GTX1650):3,872
ドスパラ GALLERIA GCR1650GF7(i7-9750H、GTX1650):3,865
MSI Prestige 15(i7-10710U、GTX1650 Max-Q):3,350
Microsoft Surface Book 3(i7-1065G7、GTX1650 Max-Q):3,190
MSI Bravo 15(Ryzen 5 4600H、Radeon RX 5300M):3,083
MSI GF75 Thin(i7-8750H GTX1050Ti Max-Q):2,990
ドスパラ GALLERIA GCF1050TNF(i7-8750H GTX1050Ti) :2,914

ドラクエベンチとは反対に、スペック的には重量級のタイトルは難しいだろうと最低設定(軽量品質+解像度1,280×720指定)でFFXVベンチマークを実行してみました。結果としては「やや重い(スコア:2789)」となりました。しかしながら、ベンチマーク中はFPSが下がって時々カクつくのと、ジャギーが目立つくらいで、ひとまず画質は置いておいてプレイができれば良いという程度であれば、さほどストレスを感じずにプレイができそうだなと思える動きをしていました。敵がたくさん出てくるシーンでもあまり遅れたりすることもなかったです。

Cinebench R20

CinebenchR20

クリックで拡大できます。

参考:
ASUS ROG Strix SCAR 15 G532LWS(Core i9-10980HK):497、4,120
ASUS ROG Zephyrus G14(Ryzen 9 4900HS):485、4,226
ASUS ZenBook 14 UM4125IA(Ryzen 7 4700U):479、2,637
ASUS VivoBook S15 M533IA(Ryzen 7 4700U): 475、2,821
MSI GF63 Thin(Core i7-10750H): 466、2,572
MSI Prestige 15(Core i7-10710U): 458、2,528
MSI Bravo 15(Ryzen 5 4600H): 454、3,280
HP ENVY x360 15(Ryzen 5 4500U) : 449、2071
HP ENVY x360 13(Ryzen 5 4500U) : 435、2,089
ドスパラ DX-C5(Core i5-10210U): 422、1,223
HP EliteBook x360 1040 G6(Core i5-8265U): 396、1,177
MSI Modern 14 B10R(Core i7-10510U): 389、1069
HP Elite Dragonfly(Core i5-8265U): 318、1,187
CHUWI Hi10 X(Celeron N4100): 153、404
Jumper EZbook x3 Air(Celeron N4100): 150、421
Microsoft Surface Go 2(Pentium Gold 4425Y): 147、366

CPU性能のみを測定するCINEBENCH R20のスコアです。これまでの使用感から、もう少しスコアが出ても良いのではないかと思いましたが、このような結果になりました。CPU性能だけで見ればIntel第8世代モバイルノート向けCPUかなという印象です。特にシングルコアの性能はあまり高くないようです。

PCMark10

PCMark10

クリックで拡大できます。

参考:
HP OMEN X 2S 15(i9-9880H、RTX2080 Max-Q):6,447
Lenovo Legion Y740(17)(Core i7-9750H、RTX2080Max-Q): 6,151
MSI GE66 RAIDER(i7-10875H、RTX2070):6,081
ASUS ROG Strix SCAR 15 G532LWS(i9-10980HK、RTX2070SUPER):6,023
ASUS ROG Zephyrus G14(Ryzen 9 4900HS、RTX2060 Max-Q):5,852
Lenovo Legion Y740(15)(Core i7-9750H、RTX2070 Max-Q): 5,830
ASUS ZenBook Pro Duo UX581GV(Core i9-9980HK、RTX2060): 5,727
MSI Bravo 15(Ryzen 5 4600H、Radeon RX5300M): 5,635
Lenovo Legion Y7000(Core i7-9750H、GTX1650): 5,618
ドスパラ GALLERIA GCR1660TGF-QC-G(Core i7-9750H、GTX1660Ti): 5,573
ASUS ROG Zephyrus S GX502GV(Core i7-9750H、RTX2060): 5,506
ドスパラ GALLERIA GCR2070RNF(Core i7-9750H、RTX2070): 5,505
DELL G7(Core i7-8750H、GTX1060): 5,401
ドスパラ GALLERIA GCF2060GF-E(Core i7-8750H、RTX2060): 5,328
MSI GP65 Leopard(Core i7-9750H、RTX2060): 5,299
ドスパラ GALLERIA GCF1070GF(Core i7-8750H、GTX1070): 5,122
ASUS ZenBook 14 UM4125IA(Ryzen 7 4700U): 5,014
MSI GF75 Thin(Core i7-8750H、GTX1050Ti): 5,009
ドスパラ GALLERIA GCF1060GF-E(Core i7-8750H、GTX1060): 4,976
ASUS VivoBook S15 M533IA(Ryzen 7 4700U): 4,975
ドスパラ GALLERIA Mini 1060(Core i5-7500、GTX1060): 4,906
ドスパラ GALLERIA GCF2070GF-E(Core i7-8750H、RTX2070): 4,893
HP ENVY x360 15(Ryzen 5 4500U) : 4,738
ASUS ZenBook 15 UX534FT(Core i7-8565U、GTX1650): 4,709
HP ENVY x360 13(Ryzen 5 4500U) : 4,678
ドスパラ GALLERIA GCF1050TGF-E(Core i5-8300H、GTX1050Ti): 4,545
ASUS ROG Zephyrus G GA502DU(Ryzen 7 3750H、GTX1660Ti): 4,365
OMEN X by HP(Core i7-7820HK、GTX1080): 4,290
iiyama STYLE-17FH054-i7(Core i7-8750H) : 4,281
HP Spectre x360 13(Core i7-8565U): 4,223
Lenovo ThinkPad T490(Core i7-8565U、MX250): 4,158
ASUS VivoBook S15 S531FA(Core i7-10510U): 4,155
Lenovo ThinkPad X1 Carbon(Core i7-8665U): 4,132
ASUS TUF Gaming FX505DT(Ryzen 5 3550H、GTX1650): 4,124
Lenovo ThinkPad X1 Yoga(2019)(Core i7-8665U):4,120
ASUS ZenBook 14 UX434FL(Core i5-8265U、MX250):3,933
Lenovo ThinkPad X280(Core i7-8550U): 3,909
HP Elite Dragonfly(Core i5-8265U): 3,843
ドスパラ Altair F-13KR(Core i5-8350U): 3,778
HP Spectre 13(Core i5-8265U): 3,766
ドスパラ DX-C5(Core i5-10210U): 3,737
HP ENVY X360 13(Ryzen 7 3700U): 3,728
Lenovo ThinkPad E595(Ryzen 5 3500U): 3,714
NEC LAVIE Direct NEXT(Core i7-8550U): 3,704
ドスパラ Critea VF-HEKS(Core i7-8550U、MX150): 3,704
マウス m-Book X400B(Ryzen 5 3500U): 3,659
HP ENVY x360 15(Ryzen 3500U): 3,617
DELL Inspiron 17 5000(5770)(Core i7-8550U、Radeon 530): 3,607
Lenovo ThinkPad E495(Ryzen 5 3500U): 3,574
東芝 dynabook AZ65/G(Core i7-8550U): 3,546
HP ENVY 13(Core i7-8550U):3,534
DELL XPS 13(9370)(Core i7-8550U): 3,518
ドスパラ Critea VF-HGK1050(Core i7-7700HQ、GTX1050): 3,492
東芝 dynabook VZ82/F(Core i7-8550U): 3,491
富士通 LIFEBOOK WS1/B3(Core i7-8550U): 3,479
Microsoft Surface Pro 6(Core i5-8250U): 3,399
東芝 dynabook DZ83/J(Core i7-8550U): 3,353
マウス m-Book J(Core i5-8250U): 3,350
東芝 dynabook UZ63/F(Core i7-8550U): 3,341
Microsoft Surface Laptop 2(Core i5-8250U): 3,199
HP Spectre Folio 13(Core i5-8200Y): 3,108
ドスパラ Critea DX-KS F7(Core i7-8550U): 2,921
富士通 LIFEBOOK WU2/B3(Core i7-8550U): 2,873
DELL Inspiron 15 7000(7570)(Core i7-8550U、GeForce MX130): 2,824
HP Spectre x2(Core i5-7260U): 2,822
ドスパラ Magnate IM(Core i5-7400): 2,763
One Netbook One Mix 2S(Core m3-8100Y): 2,664
HP ENVY 12 x2(Core i5-7Y54): 2,606
HP 15-db0000(AMD Ryzen 3 2200U): 2,455
ドスパラ Critea DX-KS H3(Core i3-7100U): 2,198

続いて、PCMark10でのスコアは2108という結果になりました。何回か測定をしましたがどれも2100前後でしたが、参考スコアと一番近いといえばCore i3-7100Uでしょうか。Cinebenchのスコアも含めて考えると、シングルコアの性能があまり高くないですが、一応外部GPUということでその部分が貢献しているのでしょう。海外のWebページでちらっと言及されていたCore i5-7400には残念ながら届かないかなという印象です。しかしながら、軽量級タイトルのベンチマークスコアも良好で、オフィスユースとして使うのであれば十分だと思います。

Crystal Disk Mark

CrystalDiskMark
SATA SSD搭載ということで、そのとおりの結果が現れています。体感ではOSの起動も高速ですし、ソフトウェアやWindows Updateなどのインストール速度も耐えられるものです。

Fortniteプレイ

Fortinte設定
軽量級タイトルではありませんが、Fortniteをプレイしてみました。起動直後の検証では、全て”中”の設定が適用となりました。このまま、FPS上限を60FPSにしてソロに参加します。

ロビーでのFPS
開始前のロビーでは、他のプレイヤーも集まっているせいか、最高でも40FPS台です。視点移動をしても描画が遅れてしまうくらいにはカクつきがあります。

フィールドでのFPS

クリックで拡大できます。

実際に開始してプレイヤーが散らばるともう少し高いFPSを維持しますが、一度他のプレイヤーと出会い撃ち合いになるとカクつきが気になります。

アクションゲームは難しいですが、FPSをあまり気にしなくて済むタイトルであれば十分プレイしていけそうだと感じます。しかしながら、この製品でのゲームプレイは”できる”という程度なので、ブラウジングや文書作成、画像編集等に利用するのが良いでしょう。

5. 価格など

2020年10月14日現在、CHUWI AeroBoxはまだ販売されていません。紹介記事掲載時点で、CHUWIのご担当者に伺った限りでは約349ドルでの販売となるようですが、まだ正確な価格は公表されておりません。製品ページはCHUWIのWebサイト内に設けられていますので、気になる方はチェックしておくと良いでしょう。

今回、CPUがAMDのA9-9820という情報の少なすぎる製品が搭載されるということでとてもワクワクしながら試用することができました。普段はゲーミングPC系の実機レビューで測定するベンチマークソフトを使用したりと、スペックがわかるように務めましたが如何でしたでしょうか。もし試してほしいベンチマークや設定等があればコメントくださいませ。試してみたいと思います。

RyzenではありませんがノートPC向けの8コアCPUと、外部GPUとしてRadeon R7 350が搭載され、スペックという点ではオフィスまたはホームユースであれば快適に使用できることがわかりました。しかしながら、ファンと発熱のバランス調整が難しく、ファンの回転音が常に大きいというのがとても気になっているポイントです。しかしこれは提供された製品でそうなっているだけで、販売されるモデルでは異なる可能性がありますので期待したいですね。

CHUWIのミニPCのラインナップに加わる新たなモデルAeroBoxは、Celeron搭載ミニPCにはないサクサク動作する体感が新鮮でした。是非チェックしてみてください。

6. 関連リンク

AeroBox:CHUWI 公式サイト

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コメント

  1. 匿名 より:

    ようやく実機がお目見えしましたか
    ところで、リリースではLED付きのデュアルファンってなってますけど変わったんですかね?
    それとも試作機だからかな?

    • ゆないと より:

      調べてみますのでお待ちくださいませ。

      • ゆないと より:

        お待たせしました。私が試用した実機では、LED付きファンではありませんでした。
        おそらくですが、まだ販売前の段階の実機だからだと思われます。

  2. 匿名 より:

    AMDの低クロック8コア、IPC低め、DDR3対応‥
    というと、、8コア/TDP 65WのOpteron 3280
    あたりを思い出します
    MaxTurboクロック無効に低電圧化してTDP下げたブツ‥な印象
    謎CPUですね(笑)

  3. 匿名 より:

    https://www.coelacanth-dream.com/posts/2020/10/14/a9-9820-silicon/

    めちゃくちゃタイムリーですがこんな記事がありました。
    GPUと推測されたチップはチップセットのようですね。個人的にも、R7 250を搭載したカードは基本クーラーを積んでいることから、流石にパッシブヒートシンクでは冷やしきれないだろうとは思いますね…。

    • 匿名 より:

      XBOX ONE共通!?
      Jaguar系コアでしたか、、
      こんな面白そうなもの誰が買うんだ

    • ゆないと より:

      コメントありがとうございます。
      確かにご指摘の通りでチップセットですね!頂いた記事も参照してみました。
      そうなると、このCPUはAPUで、GPU機能をRadeon R7 350としているのかもしれませんね。
      Radeon Softwareでも「RX 350」と認識をしているようでした。