AYANEOが発表した「REMAKEシリーズ」(80年代のモバイル端末をオマージュしたシリーズ)の新製品のうち、今回は「Windows関係」ということで、ミニPCの「Retro Mini PC AM01S」と外付けGPU(eGPU、GPU BOX)「AYANEO GRAPHICS STARSHIP」をご紹介します。いずれもAYANEOらしく、高いスペックと個性的で美しい外観の製品です。
1.AYANEO Retro Mini PC AM01S
AYANEOはこれまでミニPCを2機種リリースしています。「AM01」と「AM02」ですね。今回発表されたAM01Sは「デザインコンセプトはAM01、中身はAM02を改善したもの」という感じです。
この画像を見ればわかると思いますが、Macintoshのオマージュ、という外観で、これはAM01に通じるもの、一方で上部に液晶モニターを搭載しており、これはAM02に通じるものと言えます。
AM01Sはまだ詳細なスペック表が公開されていません。CPUはRyzen 7 8845HS/Ryzen 9 8945HS搭載、と発表されました。従来モデルのうち、スペックの高いAM02の搭載CPUがRyzen 7 7840HSですから、性能面では確実に向上していると言えます。
またAM02では固定式だった液晶モニターが可動式となり、より使いやすくなりました。ただし、この液晶モニターは「PCモニターとして何にでも使える」ものではなく、パフォーマンスモニターやパフォーマンスモードの設定、あとは時刻表示など、限られた用途に使えます。
ポートも充実しています。Thunderbolt 4を2つ、USB Type-Aを6つも搭載している他、HDMIと有線LANポートも2つずつ搭載します。あと、この図にはありませんがM.2 スロットも2つ搭載しています。
AYANEO Retro Mini PC AM01Sは近日中に発売されますが、現時点で発売日や価格は明らかになっていません。Ryzen 8045シリーズ搭載ということでパフォーマンスにもかなり期待ができる製品だと思います。
2.AYANEO GRAPHICS STARSHIP
AYANEOと言えばゲーミングUMPCの会社。競合メーカーであるGPDやONE-NEBOOKに追随して外付けGPU「AYANEO GRAPHICS STARSHIP」を発表しました。
こちらが製品概要。搭載するGPUはRadeon RX7600M XTで、ここはGPD G1やONEXGPUと同じです。また、SSDの装着が可能、という点もONEXGPUと同じです。ただ、AYANEOらしいというか、宇宙船をモチーフにした遊び心あるデザインで、筐体にネームプレートの取り付けも可能です。
ポート構成です。OCuLinkポートもついてますね。
AYANEO GRAPHICS STARSHIPも近日中に発売される予定ですが、現時点で発売日や価格は不明です。また、この製品の場合は競合製品がはっきりしている(GPD G1とONEXGPU)ので、デザインや価格について比較検討もしやすいと思います。特にゲーミングUMPCユーザーには注目の製品と言えるでしょう。
関連リンク
AYANEO Retro Mini PC AM01S:AYANEO 製品紹介
AYANEO GRAPHICS STARSHIP:AYANEO 製品紹介