ハイビームがゲーミングUMPC「AYANEO AIR 1S 8840」を国内発表しました。従来モデルからの変更点は小さいですが、他のゲーミングUMPCよりも一回り小さくて軽いので、携帯性が格段に高い製品です。
1.概要
スペック表
AYANEO AIR 1S 8840U(国内正規版) | |
OS | Windows 11 Home |
CPU | AMD Ryzen 7 8840U |
外部GPU | — |
RAM | 16GB/32GB(LPDDR5X) |
ストレージ | 512GB/2TB SSD(M.2 2280 PCIe) |
光学ドライブ | なし |
ディスプレイ | 5.5インチAMOLED(1,920×1,080) |
ネットワーク | Wi-Fi6E、Bluetooth 5.2 |
入出力 | USB4 Type-C × 2、オーディオジャック、microSDカードリーダー |
カメラ | なし |
バッテリー | 10,050mAh(38Wh) |
サイズ | 224 × 89.5 × 21.6 mm(最薄部) |
重量 | 450 g |
バリエーションモデル
・RAM16GB/512GB SSD
・RAM32GB/2TB SSD
コメント
筐体サイズは従来モデルAYANEO AIR 1Sから変更がありません。また、外観上も変わったところが見られませんので、パーツの品質向上等があるかもしれませんが同一筐体と考えていいでしょう。
CPUは従来モデルのRyzen 7 7840UからRyzen 7 8840Uに変更されました。ただ、性能面ではそれほど大きな違いはなく、主にAI処理性能で8840Uのほうが改善されている、と言われています。内蔵GPUそのものはRadeon 780Mと同じなので、ゲームプレイ時に大きな体感差はないものと思われます。
AYANEO AIR 1Sの最大の特徴は「サイズ」です。ディスプレイサイズが5.5インチとWindowsのUMPCとしては最小クラスで、7インチあるいは8インチ程度のディスプレイサイズを備えた他社製品よりもずっとコンパクトです。特に重さ450 gというのは驚異的だと思いますし、携帯性も非常に高いです。
サイズを別とすれば外観は「一般的なゲーミングUMPC」という感じです。USB4ポートを2つ備え、microSDカードリーダーも装備するなど一定の拡張性も確保しています。ただ、最新のゲーミングUMPCで背面にもボタンを装備するものが増えていますが、AYANEO AIR 1Sには背面にボタンはありません。
筐体色はポーラブラックとオーロラホワイトの2色。従来モデルに設定のあった「レトロパワー」や「NES」は今のところありません。
2.価格など
AYANEO AIR 1S 8840Uはハイビーム公式オンラインストアやAmazon、ハイビーム秋葉原本店、ハイビームAKIBA大阪日本橋 in PCワンズ店で予約販売を開始しており、発売日は8月31日となっています。価格は16GB/512GBモデルが138,000円、32GB/2TBモデルが168,000円です。
ウインタブではこの製品の旧モデル「AYANEO AIR」をレビューしましたが、視力が悪いこともあり「5.5インチでPCゲームをするのはちょっと厳しい」と感じました。このあたりはお使いになる人によって異なる感想になると思いますし、プレイするゲームタイトルにもよると思います。ただサイズ感は本当に素晴らしいと思いましたね。
3.関連リンク
AYANEO AIR 1S 8840U:ハイビーム公式オンラインストア
AYANEO AIR 1S 8840U:Amazon