
HPがノートPC「HP OmniBook Ultra 14-kd」を国内発表しました。HPの個人向けモバイルノートPCとしてはハイエンドクラスの製品で、従来モデル「OmniBook Ultra 14-fd」からCPUが変更され、筐体も大幅な小型化・軽量化を実現しています。
1. スペック
スペック表
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| OS | Windows 11 Home |
| CPU | Intel Core Ultra 7 356H / Core Ultra X9 388H |
| RAM | 32GB / 64GB (LPDDR5x, オンボード) |
| ストレージ | 1TB / 2TB SSD (PCIe Gen5 NVMe M.2) |
| ディスプレイ | 14インチOLED (2,880✕1,800)タッチ, 120Hz |
| 無線通信 | Wi-Fi 7、Bluetooth 6.0 |
| ポート類 | USB Type-C (Thunderbolt 4)×3 オーディオジャック |
| カメラ | Webカメラ (5MP) 顔認証対応 |
| バッテリー | 動画再生 最大30時間 |
| サイズ | 311×215×7.3-10.7 mm |
| 重量 | 1.27 kg |
バリエーションモデル
・Core Ultra 7/32GB/1TB
・Core Ultra X9/64GB/2TB
※左からCPU/RAM/SSD
2. OS/CPU/RAM/SSD
OSは全モデルWindows 11 HomeでPro版の設定はありません。搭載CPUはCore Ultraシリーズ3 (Panther Lake)のCore Ultra 7 356H/Core Ultra X9 388Hです。従来モデルがAMD Ryzen AI 300シリーズ搭載だったので、CPUメーカーからして変わりました。いずれもノートPC用としては非常に高性能な型番ですが、特にCore X9のほうはGPU性能も非常に高く、やや高度なグラフィック処理にも向きます。
AI処理に関して、GPU+NPUを合算したTOPS値はCore Ultra 7 356Hが90TOPS、Core Ultra X9 388Hが実に172TOPSという非常に高い数値をマークしています (Intelの開示数値です)。
RAMはCore Ultra 7モデルが32GB、Core Ultra X9モデルは64GBと大容量で、「オンデバイスAIも任せてください!」という構成です。なお、いずれもオンボードメモリなので、購入後の増設・換装はできません。SSDはCore Ultra 7モデルが1TB、Core Ultra X9モデルが2TBで、いずれもPCIe Gen 5なので非常に高速です。
3. ディスプレイ

ディスプレイは全モデル有機ELで解像度は2,880 × 1,800、100% DCI-P3/500nitでリフレッシュレートも120Hzです。また、この製品はクラムシェルノート (普通のノートPC)筐体ですが、タッチ対応します。
4. 筐体

筐体は再生素材を多用しており、外装は「アルマイト加工のアルミニウム」です。筐体色は新色「シルクサンド」。20項目の米軍調達基準 (MIL‑STD テスト) をクリアする堅牢さを備えています。
また、従来モデルよりも薄型化・軽量化されました。
ニューモデル:311×215×7.3-10.7 mm / 1.27 kg
従来モデル:315×227×16.4 mm / 1.57 kg
従来モデルがやや重かった、というのはありますが、「劇的に変わった」という感じですよね。特に最厚部10.7 mmというのがすごい。

キーボードです。この画像では英語配列になっていますが、日本仕様はバックライト付きの日本語配列です。キーピッチなどの数値は不明ですが、質感は非常に高そうです。

HPの最上位クラスの製品だけあって、筐体の仕上げは素晴らしいです。「持つ喜び」を与えてくれそうですね。

側面と入出力ポートの配置です。USB Type-Cが3つとイヤホン/マイクジャックのみ。USB Type-CポートはすべてThunderbolt 4と高規格で映像出力やUSB PDにも対応していますので、機能面では困らないと思いますが、「(手持ちの周辺機器用に)ハブは必要だよね」とは思います。
5. 価格など
HP OmniBook Ultra 14-kdはHPオンラインストアで4月以降販売開始予定です。3月15日現在の表示価格はCore Ultra 7モデルが402,600円から、Core Ultra X9モデルが652,300円からと、「持つ喜びを得る代償」は小さくありません。しかし、HPオンラインストアは発売後少し経ってからセール価格が設定されることがほとんどなので、近日中にはもう少し安くなると思います。
6. 関連リンク
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2014年にサイトを開設して以来、ノートPC、ミニPC、タブレットなどの実機レビューを中心に、これまでに1,500本以上のレビュー記事を執筆。企業ではエンドユーザーコンピューティングによる業務改善に長年取り組んできた経験を持ち、ユーザー視点からの製品評価に強みがあります。その経験を活かし、「スペックに振り回されない、実用的な製品選び」を提案しています。専門用語をなるべく使わず、「PCに詳しくない人にもわかりやすい記事」を目指しています。
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