HP OmniBook 7 14-fr/fs － Arrow Lake搭載の高性能な14インチノートPC、「据え置き、ときどきモバイル」に最適！

HPがノートPC「OmniBook 7 14-fr/fs」を発表しました。HPではノートPCの新ブランド構成の見直しを進めており、既存のSpectreやEnvy、PavilionなどのブランドをOmniBookに統合していますが、このOmniBook 7 14-fr/fsは既存の「Pavilion Plus 14-ew」のリニューアル版と思われます。

ポイント：
・Core Ultra 7 255Hも選べるハイパフォーマンスPC
・コンテンツクリエーションにも向く高精細ディスプレイの設定もあり
・Copilot+ PCではないが、AI性能も高い
・「据え置き、ときどきモバイル」に向くサイズ感

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HP OmniBook 7 14-fs 製品詳細
HP OmniBook 7 14-fr 製品詳細

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1.スペック

スペック表

バリエーションモデル

OmniBook 7 14-fs：
ベーシック：Core 5/16GB/512GB/1,920×1,200

OmniBook 7 14-fr：
スタンダード：Ultra 5 225U/16GB/512GB/1,920×1,200
スタンダードプラス：Ultra 5 225H/16GB/512GB/2,240×1,400
パフォーマンス：Ultra 7 255U/16GB/1TB/1,920×1,200
パフォーマンスプラス：Ultra 7 255H/32GB/1TB/2,240×1,400

※左からCPU/RAM/SSD/ディスプレイの仕様

搭載CPUについて

※PBPはTDPとは厳密には異なる指標ですが、「CPUの発熱や電力クラスの目安」として同様に使われるため、私達は「PBP≒TDP」と理解して問題ありません。
※Passmarkスコアは左からシングルスレッド/CPU Mark（マルチスレッド）のスコアです。

OmniBook 7 14-fsの搭載CPU、Core 5 210Hはコードネームが「Raptor Lake」、つまり第13世代Coreと同じなので、第13世代Coreとは大差ありません。一方、OmniBook 7 14-frの搭載CPUはコードネームが「Arrow Lake」で、AI処理チップのNPUも内蔵しています。また、Arrow Lake-U（型番の末尾がU）とArrow Lake-H（末尾がH）ではコア数/スレッド数やPBPが異なり、iGPU（内蔵GPU）も異なるため、パフォーマンスはArrow Lake-Hのほうがずっと上です。一方で（使用するアプリなど、利用状況にもよりますが）省電力性はArrow Lake-Uのほうが優れています。

HP製品ページでもこのような説明になっています。ウインタブが知る限り、Arrow Lake-UとArrow Lake-Hの特性を製品ページでしっかり説明しているPCは多くはなく、詳細な内容ではありませんがこうした説明を掲載しているHPの姿勢は高く評価できます。。

コメント

OmniBook 7 14-frとfsは製品ページが別々に用意されていますが、筐体は同じ、ポート構成も同じです。おそらくCPUの世代（コードネーム）が異なるために別製品という扱いになっているものと思います。

CPUについては上で説明しましたが、frについてはモデルによりRAM/ストレージ容量、そしてディスプレイの仕様が異なります。

ディスプレイはすべて14インチでアスペクト比（画面の縦横比）16:10ですが、「標準的」な1,920×1,200解像度のほか、frのArrow Lake-Hモデルには2,240×1,400解像度のものが搭載されます。リフレッシュレートはすべて60Hzです。

左：メテオシルバー、中：グレイシャーシルバー、右：SAKURA

筐体色は3色。ただし、好きな色を選べるわけではありません。OmniBook 7 14-fsはメテオシルバーのみ、OmniBook 7 14-frのArrow Lake-Uモデル（スタンダード/パフォーマンス）はSAKURAのみ、Arrow Lake-Hモデル（スタンダードプラス/パフォーマンスプラス）はグレイシャーシルバーのみです。メテオシルバーとグレイシャーシルバーは無難な色ですが、SAKURAに関しては好き嫌いがわかれるでしょうから、Arrow Lake-Uモデルでこの色しか選べないというのはどうか、と思います。

筐体はリサイクルアルミニウムや再生プラスチックなどを多用した「サステナブル・デザイン」で、天板のHPロゴはプレミアムタイプのものが使われています。

なお、キーボードの拡大画像が入手できなかったので、ここで説明します。日本仕様は「バックライトキーボード (日本語配列、Copilotキー搭載)」と開示されており、キーピッチ・キーストロークは開示されていませんでしたが、14インチサイズなので狭苦しいということはないでしょう。

側面とポートの構成です。USBポートは合計で4つ、うち1つがThunderbolt 4です。他にHDMIポートも装備していますが、SD（microSD）カードリーダーや有線LANポートはありません。

サイズですが、モバイルノートとしての利用も可能ながら、最近は1キロを切る超軽量ノートPCが多数販売されていますので、OmniBook 7 14の1.41 kgというのは少々重いです。HPの製品ページでは

モバイルノートPCと据え置きノートPCの中間サイズにあたり、まさに両者の良いとこどり。普段は家で使うことが多いけれど、たまに持ち運ぶというユーザーにピッタリなサイズ感です。

と、非常にわかりやすい説明がありました。

2.価格など

HP OmniBook 7 14-fr/fsはHP公式オンラインストアに製品ページがあり、6月6日現在の価格はOmniBook 7 14-fsが172,700円、OmniBook 7 14-frが178,200円から、です。HP公式オンラインストアは発売後少し経ってから割引価格が設定されることが多いので、販売が本格化するともう少し安く購入できると思います。（この下のリンクから価格をご確認ください）。

fr/fsで合計5つのバリエーションモデルが用意されていますが、事務仕事や学校の課題用として使う場合は下位のモデルでも十分だと思いますし、frの最上位モデル（パフォーマンスプラス）はCPU性能だけでなくRAM/SSDも大容量ですし、ディスプレイも高精細なのでクリエイターの利用にも向くと思います。

3.関連リンク

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HP OmniBook 7 14-fs 製品詳細
HP OmniBook 7 14-fr 製品詳細

上記の順でアクセスすると、購入画面に「特別値引き（7%OFF）」が適用されます。

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