こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。HPのゲーミングライン「OMEN」にはノートPCもあり、つい先日、最新の15.6インチと17.3インチのゲーミングノートがリニューアルされたばかりです。今回紹介する「OMEN X by HP 17」の新製品発表のプレスリリース・タイトルを初めて見た際「こないだ記事書いたばかりじゃん」と思ったのですが、よく見ると「X」というのがついていまして、「OMEN X」というのはHPのOMENシリーズの中でもハイエンドなものに使われる名称とのこと。つまり、「OMEN X by HP 17」はHPのゲーミングノート中で最上位に位置する製品なんです。
1.スペック
スペックの方は「ハイエンド」ですね。CPUはCore i7-7820HKですから、ごく一部デスクトップ用のCPUを搭載するゲーミングノートが存在するのを除けば、最高性能のものが使われます。GPUもGTX1080と、これまたSLI(2基搭載)という製品が存在するものの、常識的には最高性能と言っていいと思います。
RAMは32GB、ストレージは512GB SSD + 1TB HDDと、これも全く不満のないレベル。17.3インチのIPSディスプレイは解像度こそ一般的なFHDとなるものの、リフレッシュレート120HzにNVIDIAのG-Sync対応と、極めて高い反応速度を誇る高性能なものです。4Kなどの解像度よりも、レスポンスを追求したもの、と言えます。
あと、このスペック表には入出力ポートに関する情報がなく、この記事ではなんとも言えません。でもまあ、「心配するなって」と言われているような気もします。同様にサイズに関しても説明がありません。さすがにこちらは「そら心配するわ」なのですがねえ。4キロくらいあったりして…。
2.筐体
筐体は「Xがつかない」「OMEN」のノートPCと共通のコンセプトといいますか、ちょっと見た感じはよく似ています。ただ、ヒンジ部分の形状が異なり(より頑丈に見えます)、エッジ部分の造形もより立体的になっています。
天板です。こちらもOMENシリーズと同じコンセプトですが、通気口まわりが一段とコツくなっています。
この製品は冷却機能も高めており、OMENの他製品よりも大型のデュアルファン、そして4本のヒートパイプを採用し、「従来製品に対し、エアフローを最大55%向上」ということです。
ウインタブ的に注目なのが「メカニカルキーボード」を採用していることです。もちろんNキーロールオーバーに対応し、6つのマクロキー(ユーザーが任意に動作を割り当てることができるプログラマブル・キー)もついています。メカニカルキーボードが使われているということは、劇的な打鍵感の向上が得られるのと同時に、重量面、サイズ(厚さ)面では少しばかり不利になるものと思われます。
3.価格など
OMEN X by HP 17は11月中旬の発売予定で、HPの直販サイト「HP Direct Plus」では現在「販売開始時にメールでお知らせ」というステイタスになっています。また価格は税込み356,184円から、です。スペックのところでも書きましたが、入出力ポートの数とか、筐体のサイズとか、まだ明らかになっていない箇所は多いですが、CPUやGPU、ディスプレイに盛り込まれている機能、そしてキーボード構造などを見ればこの製品の「格」については理解できますよね。
また、例えばメカニカルキーボードなんかはゲーマーだけに歓迎されるものではなく、ハイスペックなノートPCの購入を検討しているすべての人にはうれしい機能だと思います。なので、単なるゲーミングノートというだけでなく、妥協のないハイエンドなノートPCとして一般ユーザーも注目していいのでは?と思います。