HPがゲーミングノートPC「OMEN Transcend 16」を発売します。製品名にある「Transcend」というのは「超越する」という意味で、ゲーマーや配信者、クリエイターのニーズに応えられる、高い性能と美しいデザインを兼ね備えた製品です。
1.OMEN Transcend 16 スペック
スペック表
OMEN Transcend 16 | |
OS | Windows 11 Pro |
CPU | Intel Core i7-13700HX / Core i9-13900HX |
外部GPU | NVIDIA GeForce RTX4060 Laptop GPU GeForce RTX4070 Laptop GPU |
RAM | 16GB(8GB×2, DDR5-4800MHz) 32GB(16GB×2,DDR5-5600MHz) |
ストレージ | 1TB/2TB SSD (PCIe Gen4x4 NVMe M.2) ※PCIe Gen4 NVMe M.2 空×1 |
光学ドライブ | なし |
ディスプレイ | 16.0インチIPS(2,560 × 1,600)240Hz 16.0インチ(2,560 × 1,600)240Hz, miniLED |
ネットワーク | Wi-Fi6E(a/b/g/n/ac/ax)、Bluetooth 5.3 |
入出力 | USB 4 Type-C(Thunderbolt 4, 40Gbps)× 2、USB Type-A(5Gbps)× 2、HDMI2.1、LAN(RJ45)、オーディオジャック |
カメラ | Webカメラ(207万画素/1,080P)顔認証対応 |
バッテリー | 最大 4.5-6時間 |
サイズ | 356.5 × 269 × 19.9 mm |
重量 | 2.17 kg |
バリエーションモデル
・パフォーマンス:Core i7/RTX4060/16GB/1TB/IPS
・スプリーム:Core i9/RTX4070/32GB/2TB/miniLED
※左からCPU/GPU/RAM/ストレージ/ディスプレイ
コメント
OSはWindows 11 ProのみでCPUは第13世代のCore i7-13700HX/Core i9-13900HXです。GPUはCore i7モデルがGeForce RTX4060、Core i9モデルがRTX4070となっていますが、RTX4080やRTX4090は設定されません。
RAMはCore i7モデルが16GB・DDR5-4800MHz、Core i9モデルが32GB・DDR5-5600MHzと少し仕様が異なります。またSSDはCore i7モデルが1TB、Core i9モデルが2TBで、M.2 スロットの空きが1つあります。
ディスプレイは非常に高品質です。解像度は2,560 × 1,600(アスペクト比16:10)、リフレッシュレートは240Hzと、ここまではCore i7モデルとCore i9モデルで共通ですが、
・Core i7モデル:応答速度7ms、輝度400nit、sRGB 100%、NVIDIA G-Sync対応、テュフ・ラインランドEyesafe認定
・Core i9モデル:応答速度5ms、輝度1180nit、100%DCI-P3、VESA Display HDR 1000、テュフ・ラインランドEyesafe認定
となっており、Core i9モデルはminiLEDバックライトを採用しています。「Transcend」の名称が示す通り、ゲーマーだけでなくクリエイターのニーズにも合う仕様ですね。
2.OMEN Transcend 16 筐体
4月6日に内覧会が開催され、私も参加して実機に触れてきました。ただ、内覧会の画像よりもメーカーサイトの画像のほうが明らかに見やすいので、基本的にメーカーサイトの画像を使ってご説明します。
筐体はこれまでのOMENシリーズよりも薄く、軽くなっています(それでもゲーミングノートとして非常に薄いとか、軽いとかではありません)。
筐体色も従来のOMENシリーズ(シャドウブラック)から一転して軽快な「セラミックホワイト」になりました。筐体素材はマグネシウム・アルミニウム合金、天板にはHPのビジネス系ノートに使われているAED(アニオン電着塗装)加工が施され、指紋が付きにくく、引っかき傷にも強くなっています。また、この塗装は手触りが非常によく、まるで陶器に触れているような感じなんですよね。
あと、OMENのロゴも変更されました。このアングルから見ると背面の通気口が目立つものの、ずいぶんスッキリしたデザインになっています。
側面と入出力ポートの構成です。ひとつ上の画像を見ていただくと分かる通り、この製品は両側面と背面にポートが配置されています。背面には「電源コネクタ、LAN、HDMI、USB Type-A」、左側面には「Thunderbolt 4 × 2、オーディオジャック」が、そして右側面には「USB Type-A」があります。
画像が暗くてすみません。内覧会で撮影したキーボードの画像です。この画像では英語配列になっていますが、日本仕様は「日本語配列、テンキーレス、4ZONE RGBライティング、26キーロールオーバー、アンチゴースト対応、キーピッチ約18.7×18.7 mm、キーストローク約 1.5 mm」と開示されています。W,A,S,Dキーのみ別色のバックライト色にできます。
また、この製品はヒンジが180度開口します。
冷却機能も強化されています。前世代のOMEN 16からエアフローが34%向上し、パームレスト部分の表面温度が9℃低下しているとのこと。
Core i9モデルにはHyperXのヘッドセットが付属します。PC本体に無線モジュール内蔵が内蔵されており、面倒なペアリングとかUSB子機を使うことなく、即時接続が可能です。
3.OMEN Transcend 16 価格など
HP OMEN Transcend 16は「5月以降販売開始予定」で、HP製品ページに表示されている価格はCore i7モデルが税込み316,800円、Core i9モデルが税込み525,800円です。HPの場合、発売後少し経ってから割引価格になることが多いので、夏ころにはもう少し安く購入できるようになると思います。
従来のOMENシリーズとはずいぶんと雰囲気が変わっていますが、ゲーミングノートとしての性能は高いですし、ディスプレイ品質も非常に高水準なので、様々な用途で快適に使える製品だと思います。
4.関連リンク
※HPの製品が割引で購入できます。詳しくはこちら