こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。HPは「Spectre」「Envy」「Pavilion」などの製品ブランドを設け、それぞれシリーズ化しています。これらの製品ブランドは「プレミアム」「スタンダード」などの位置づけも同時に意味していて、例えば「Spectre」はプレミアムライン、「Pavilion」はスタンダードラインとなります。でも、製品ブランドがつかない「ただのHP」というのもありまして、先日紹介記事を書いた「HP 17-bs000」や、今回紹介する「HP 15-bs000 / HP 15-bw000」がそれに該当します。
これら製品ブランド名がない「ただのHP」は「エントリー」という位置づけになります。ちなみに「Stream」という製品ブランドもエントリーラインです。しかし、今回紹介する製品にせよ、先日のHP 17-bs000にせよ、グレードによってはミドルスペック、ハイスペックと言っていい実力を秘めています。
1.スペック
HP 15-bs000
HP 15-bw000
Hp 15には「bs000」と「bw000」の2種類の枝番があり、bs000はIntel、bw000はAMDのCPUを搭載します。基本的には相違点はそれだけ(一部例外あり)と考えて大丈夫ですね。ディスプレイや入出力ポート、筐体サイズは全く同じスペックになっています。
bs000のほうは搭載するCPU別に「ベーシック(Celeron N3060)」「エントリー(Core i3-6006U)」「スタンダード(Core i5-7200U)」の3グレードが存在し、RAMは4GBもしくは8GB、ストレージは500GB HDD(スタンダードのみ1TB HDD)となります。
一方bw000は「ベーシック(E2-9000e APU)」「エントリー(A10-9620P APU + Radeon 530)」の2グレードとなり、エントリーのほうはGPUがCPU内蔵ではなくなります。RAMはbs000と同様に4GBもしくは8GBですが、エントリーは8GBのみ、ストレージはベーシックが500GB HDD、エントリーが256GB SSDとなります。
それ以外はbs000、bw000共通スペックとなり、ディスプレイは15.6インチFHDと「エントリーラインとしては優秀」ですし、入出力ポートでも合計3つのUSB(うち2つが3.0)、HDMI、有線LAN(RJ45)と、必要なものがしっかりついています。15.6インチなんでUSBポートがもう一つくらいとD-subなんかがあればもっとよかったですけどね。また、光学ドライブも全モデルに内蔵されます。
2.筐体
筐体色は「ピュアホワイト」のみとなります。ベゼル部分のみブラックになっていて、非常にシンプルな印象です。
天板も非常にオーソドックスですね。このようなシンプルさがHPのいう「エントリー」という意味なのかもしれませんけど、シンプルであることが安物っぽいということは絶対にないですよね。逆にこういうシンプルなデザインのほうが好みという人も多いと思います。
天板とキーボード面には加工が施されています。天板は「リネン調を立体的に仕上げ」たという、織り柄調のパターン、キーボード面は木目調のパターンとなります。「リネンとウッド」なのでナチュラル志向ですね。
入出力ポートです。これもオードソックスですね。
3.価格など
HP 15-bs000 / HP 15-bw000はHPの直販サイト「HP Directplus」で8月中旬の発売予定になっており、価格は下記のとおりです。
bs000(Intel)
ベーシック:48,384円
エントリー:64,584円
スタンダード:80,784円
※税込み、RAM4GB版の価格
bw000(AMD)
ベーシック:48,384円
エントリー:64,584円
※税込み、ベーシックはRAM4GB、エントリーはRAM8GBのもの
ということで、bs000のスタンダードモデルはCore i5搭載ということもあり、決して「エントリークラス」の価格とは言えませんね。また、個人的に、というかウインタブ読者のみなさんが気になるのはAMD搭載のbw000の「エントリー」なんじゃないでしょうか?AMDのCPUと(CPU内蔵でない)GPUを搭載し、8GBのRAM、256GBのSSD、FHDディスプレイという構成で64,584円というのはかなりの割安感があります。残念ながらAMDモデルについてはウインタブでレビュー経験がほとんどないため、性能面については言及ができませんが、「やれそう!」と予想します。