こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。HPの「ENVY」というのは個人向けノートPCのプレミアムラインにつけられる製品ブランドです。ちなみにモバイルノートのプレミアムラインは「Spectre」ですね。今回は「ENVY」のニューモデル、15.6インチサイズのノートPC「ENVY 15-as100」を紹介します。パッと見ると普通のノートPCですが、細部にモノづくりの強いこだわりが感じられる、ある意味「おじさんキラー」な製品かな、と思います。ということで私もやられかけですw
1.スペック
CPUにはIntel最新の第7世代「Kabylake」Core i5-7200Uを搭載し、RAMは8GBと16GBを選べ、ストレージも256GB PCIe NVME M.2の高速タイプのSSDと1TBのHDDを搭載します。しかし、Core i7や外部GPUなどは採用しておらず、「ハイスペック」という感じでもないですね。特殊な用途を除き、通常のビジネス利用、およびパーソナル利用ではごく快適、というレベルだと思います。ディスプレイも15.6インチFHD(1,920 × 1,080)と、決して低性能ではないものの、2Kとか4Kディスプレイは採用されていません。また、このサイズのノートPCだと装備されていることが多い光学ドライブもありません。
一方でUSB Type-Cポートはしっかりついていますし、Bang & Olufsenの音響システム(ウインタブ絶賛です)も採用されていて、全体的に高水準でバランスの取れた製品だと言えそうです。スペック追求型の製品とは言えないですけどね。
2.筐体
筐体はプレミアムラインにふさわしい仕上がりです。素材はアルミニウムで上の画像のように削り出し(CNC精密加工)、HPお得意の、継ぎ目を極力目立たなくした「ユニボディ」です。
ごてごてしたデザインではなく、ちょっと見るとそっけないですが…
ディテールには強いこだわりを感じます。画像のように、ヒンジ部分のエッジはクローム加工を施していて、
ヒンジを開くと筐体背面がせり上がる「リフトアップ・ヒンジ」を採用しています。底面に空間ができるので、吸排気効率も上昇します。
各部名称です。この製品は筐体の厚さが19.5 mmと、15.6インチサイズにしてはかなりの薄型になっていることもあり、有線LANポートやD-subといった厚みをとりそうなものはついていませんが、USB Type-Cを始め、フルサイズのUSB 3.0ポートを3つ装備するなど、しかるべき拡張性は確保されていると思います。
イメージ画像です。この製品は薄型であることは間違いないんですけど、重さは2.08 kgありますので、上の画像の女性の手に、心なしか青筋が立っているように見えますねw
3.価格など
HP ENVY 15-as100は9月15日に発売され、HPの直販サイト「HP Directplus」で販売中です。価格はRAM8GBモデルが107,784円(税込み)、RAM16GBモデル(購入画面でカスタマイズします)が131,544円(税込み)となっています。
もしこの製品が全然筐体にお金をかけていない、CPU、RAM、ストレージなど基本パーツにだけこだわった製品だとしたら、この価格は割高だと思います。しかし、ノートパソコンとしてのトータルな品質というところまで考えれば魅力は大きく増します。そこらへんの安っぽいのはイヤ、という人にはいい選択肢になると思います。
コメント
確かに、10万円以内に抑えてもらえた方が色々買いやすかったかなとは思います。
使い道としては、ややハイスペックなビジネスマシンという感じでしょうか。
最新のcorei5にRAM8GBあれば、軽い画像編集や動画の変換位はやってくれそうですね。
SSDとHDDの2つを搭載してるので、あまりクラウドを使わない人にも良いかも。
このスペックだと、後々corei7モデルも出そうな気はしますね。
筐体は美しいと思います。
こんにちは、コメントありがとうございます。同感です。ややおおらかで、品質のいいものを、と考える大人にはいい製品だと思います。スペックも十分高いと言っていいと思いますし。