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富士通 ARROWS Tab V567/P ー 法人向けながら、ついに登場した6インチのWindowsタブレット!欲しい!(かのあゆ)

富士通 ARROWS Tab V567/P
こんにちは。かのあゆです。1月17日、富士通は新製品として6インチ・フルWindows 10搭載タブレット「ARROWS Tab V567/P」を発表しました。6インチという小型サイズでありながら、AndroidやWindows 10 Mobileなどのモバイル用OSではなく、フルバージョンのWindows 10 Pro(64bit版)を搭載した機種です。

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立ち位置的にはタブレットというよりはスマートフォンとタブレットの中間を担う「ファブレット」あるいは同社がかつて発売していたLOOX UシリーズやF-07C、昨年話題になったGOLE1のような「UMPC」に近い製品になります。

実は2年前に同社は5.5インチでフルバージョンのWindows 8.1とBayTrail世代のAtomを搭載した小型タブレットの試作機を発表していましたが、それから2年たってようやく市販化されたことになります。試作機から2年たったこともあって、中身は大幅に強化されたうえで製品化されています。

1.スペック

富士通 ARROWS Tab V567/P スペック表

クリックで拡大します

CherryTrail世代のAtomでも低価格帯の製品に使われているZ8350(Z8300)ではなく、ワンランク上のZ8550を搭載し、RAM4GB、ストレージ64GB、そしてFHD液晶と、十分納得できるものになっています。同じく超小型Windows 10搭載UMPCであるGOLE1と比較すると、CPUの型番と液晶の解像度が異なります(GOLE1は1,280 x 720)。

またタブレット端末ということで、あくまでTV BOX端末扱いだったGOLE1とは異なり、800万画素のアウトカメラも搭載。NFCやUSB Type-Cポートも備え、フル版Windows 10を搭載しながら一般的なAndroid搭載ファブレットと同じ感覚で快適に利用できそうです。

バッテリー稼働時間は6.1時間。これより少ないバッテリー容量(2,600mAh)のGOLE 1でも4時間程度稼働可能なので、かなり長い時間バッテリー稼働できそうな気がします。

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2.筐体

富士通 ARROWS Tab V567/P 前面
TV BOXというコンセプト上、小型ではあるものの厚みがあり、一見すると古いポータブルTVと同じようなデザインだったGOLE 1と比較すると、本機のデザインは同社のARROWSシリーズなどと同様、一般的なスマートフォンに近いデザインを採用しており、外で持ち運んでいても違和感なく使えるものになっています。ただし、画像を見るとわかるように、厚みは結構ありますよね(15.9 mmです)。

富士通 ARROWS Tab V567/P 背面
背面は指紋認証センサーと800万画素のリアカメラを搭載。これだけ見ると本当に普通のAndroid搭載ファブレット機と大差がないデザインになっています。

また企業向けということで、過酷な環境に耐えられるよう120cmからの落下試験をパスし、IPX5X相当の防塵性能やエタノールなどの薬品に耐えられる耐薬品性能も備えており、コンパクトでありながら耐久性も持ち合わせた製品となっています。

4.まとめ

販売価格は税抜きで151,800円。個人向けに販売される製品ではなく(個人でも購入は可能ですが)、それまでのWindows(Mobile)ベースの端末などを置き換える企業向け端末として販売されることもあって、価格設定は高めですし、一般ユーザーがなかなか触れる機会はないかと思われます。

ただこの製品に関しては製品化までかなり時間がたったこともあって、「出たことが奇跡」と思っていますし、富士通製端末ということもあり、ガジェット好きの中には無理をしてでも購入してしまうユーザーも出てくるかもしれません。

6インチ未満でモバイルOSではなくフル版のWindows 10が動作するのはそれだけでロマンですし、GOLE1もかなりいろんな場面で活用しているので正直この製品もかなり気になります。

関連リンク

法人向けパソコン、タブレット、ワークステーションなど12シリーズ18機種を新発売:富士通 プレスリリース
富士通 ARROWS Tab V576/P:FMWORLD(法人)

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コメント

  1. 匿名 より:

    こういうの国内の一流企業が作ると15万になるのか。非常に興味深い。

    • wintab より:

      こんにちは、コメントありがとうございます。どうなんでしょうね?パーツが異なるというのもあるでしょうし、大量導入するなら定価なんて意味ない、というのもあるでしょうし。

  2. 匿名 より:

    CPUがx5 Z8550、メモリ4GB、eMMC 64GBで、多分専用設計の6インチFHDディスプレイだから、スペックだけ同じ中華タブでも5~6万はするだろうな
    そこに強度設計と筐体の質で5万程度、サポートやらでさらに5万くらいか?
    まあ、日本大手製ならこんなもんだろ
    多少乱雑に扱っても普通に動くと考えれば悪くはない

    欲を言えば別に通常のUSBポートも欲しいところだが

    こいつをUMPC化するために、一部のゲーミングデバイスが大活躍しそうだ

    • wintab より:

      こんにちは、コメントありがとうございます。ある意味小型デバイスおたくを寄せ付けないための価格設定だったりしてね!

  3. Astar より:

    違うんだ富士通
    俺たちが求めているのは F-07Cの後継機なんだ
    5~6インチのスライドキーボード付きスレートWindows端末出してくれよ
    そんな変態端末作れるのは富士通だけなんだ
    頼む

    と願望を吐き出してみるw

    • wintab より:

      Astarさん、こんにちは、コメントありがとうございます。抑えきれない感情の発露、という感じっすねw かのあゆさんは納得ているっぽいですけど。

  4. miz より:

    さすが富士通よくやってくれたと言いたい
    ARM版Windowsが出てきそうなこのタイミングで出てきた/出してきたのは本当に奇跡のような感じですね
    学生じゃなかったら間違いなく買ってたT△T

    • wintab より:

      mizさん、こんにちは、コメントありがとうございます。うーん、私学生じゃないっすけど、ちょっと買えそうにないなあ…

  5. より:

    これにキーボードがついてたら値段倍でも買ってた

    • wintab より:

      もさん、こんにちは、コメントありがとうございます。なんかそういう方向性の人、多そう…

  6. 匿名 より:

    Continuumなんかよりは正しい方向性。
    わざわざ小さなデバイスでデスクトップアプリ使いたきゃ小型デバイスにデスクトップOS入れればいい。
    モバイルOSに無茶させるよりずっと合理的。

    • wintab より:

      こんにちは、コメントありがとうございます。そうかも知んないっすね。でも、モバイルOSがどこまで無茶できるか、というのも関心事。

  7. 花咲ののか より:

    五年くらいしたら秋葉原のジャンクコーナーで叩き売りされてそうですね!

  8. 匿名 より:

    1インチ小さくしただけで値段15倍とか頭おかしいと思います
    本当に売る気あるんですかね

  9. 匿名 より:

    当時富士通にあったWindows搭載1万円7インチタブレットってなんじゃらホイ?