こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。エプソンのモバイルノート「Endeavor NA512E」にFHD液晶モデルが追加されました。ウインタブでは2016年2月にこの製品の紹介記事を書いていますが、その際、ハイスペックなモバイルノートで使いやすそうな筺体でありながら、ディスプレイがHDというのがちょっとなあ…的なことを書いてしまったのですが、それから1年あまりが過ぎ、気になる点が改善された、ということになりますね。
1.スペック
この製品はBTOメーカーの製品のようにOS、CPU、RAM、ストレージの構成がかなりフレキシブルにカスタマイズして注文することが可能です。OSはWindows 10 HomeもしくはProで、Proのダウングレード権行使によるWindows 7 Professionalを選ぶこともできます。CPUは残念ながらKabylakeではなく、一世代前のSkylakeのCore i5もしくはi7となります。RAMは2GB(いやこれ少ないでしょ、さすがに)から16GBまで、ストレージは250GB HDDから512GB SSDまで幅広い選択が可能になっています。
今回新設されたFHDディスプレイですが、ベースモデルの段階から分けられる格好になっているものの、従来機はハイスペックマシンであるにも関わらずHD解像度しか選べなかったため、朗報というか、ようやく正常化した、という気がします。
この製品のパッケージングについては、主要なシステム構成だけでなく、入出力ポートがかなり充実(USB × 3、LAN、D-sub、HDMIなど)していることと、基本構成で重量が1.2 kgに抑えられていることからもよくわかります。ビジネスマシンとして頼りになるスペックだと思います。あと、おそろしいことに、この製品は標準で「無線LANがつきません」。3,240円の追加料金で簡単に追加できるんですけど、このくらいは標準装備でもよかったのでは?という気がします…。
2.筺体
最薄とか最軽量ではないにせよ、十分に薄型・軽量な筺体だと思いますが、見た感じはシンプル、あるいは無骨な印象です。特にベゼル幅が細いとか、曲面を多用したデザインだとかではありません。
天板はマグネシウム合金製で、埼京線や東海道線を含む満員電車で大きな圧力を受けても耐えられるだけの耐久性があります。というかですね、このそっけない黒一色の筺体デザインは個人的にめちゃめちゃ好きです。
キーボードです。配列は素直だと思います。ただ、マウス製品のようにEnterキーの左側のキーが少し大きめになってますね。キーピッチは18 mm、キーストロークは1.7 mmということですが、ストロークは十分ながら、ピッチのほうが若干小さめかな、と思います。
入出力ポートです。画像の一番下が背面になります。ご覧の通り側面だけでなく、背面にもポートがついてます。ただ、LANとか映像出力系のみですから、普段使いにはなんの問題もないだろうと思います。
3.価格など
EPSON Endeavor NA512Eはエプソンの直販サイト「エプソンダイレクトショップ」で販売中で、価格はHD液晶のものが税込み122,040円から、FHD液晶のものが税込み125,280円から、となっていますが、最低価格のものは(Core i5なのに)RAM2GBという、32ビットを前提としているような構成なので、注意が必要です。
一応常識的に、「FHD液晶、Core i5、RAM8GB、ストレージ256GB SSD、無線LANの追加」という構成にしてみたところ、税込み、送料込みで145,260円となりました。この価格も安いとは思いませんが、サポートに定評のあるEPSON製品ですし、十分リーズナブルなものだと思います。この製品はビジネス利用を強く意識した基本構成になっていますし、筺体もシンプルなので、個人的にはかなり好みです。
4.関連リンク
Endeavor NA512E:エプソンダイレクトショップ
コメント
「企業向け」としては逆に「無線LANが外せなくて困る」という事があるので、ある意味最初はついてない(カスタマイズでつける)は正しいあり方だと思います。セキュリティ的に無線LANは除外しておきたい、という用途は割とあります(もちろんソフトウェア的にも縛るんですが、最初からついてないに越したことはないです)
こんにちは、コメントありがとうございます。なるほど、それは理解していませんでした。法人系だとそのほうがいいんですね。おしえていただいてありがとうございます。