記事にアフィリエイト広告を含みます

dynabook RZ - Alder Lake搭載、14インチで重さ1キロを切るモバイルノート、直販モデルの販売がスタート

dynabook RZ
dynabookの14インチモバイルノート「Rシリーズ」の直販モデル(Webオリジナルモデル)「dynabook RZ」が発売されました。カタログモデルのRシリーズは注文時にシステム構成の選択余地がありませんが、直販モデルは構成の選択範囲が広いので、ウインタブ読者向きだと思います。

スポンサーリンク

なお、カタログモデルのRシリーズについてはすでに紹介記事を掲載済みです。こちらもあわせてご覧ください。
dynabook Rシリーズ(R6/R8/R9)- CPUにAlder Lake-Pを搭載、14インチで1キロを切る超軽量モバイルノート

1.dynabook RZ スペック

スペック表

  dynabook RZ
OS Windows 11 Home/Pro
CPU Intel Core i5-1240P/Core i7-1260P
外部GPU なし
RAM 16GB(LPDDR5-4800、オンボード・デュアルチャネル)
ストレージ 512GB/1TB PCIe SSD
光学ドライブ なし
ディスプレイ 14インチ(1,920 x 1,200) 
ネットワーク 802.11 a/b/g/n/ac/ax、Bluetooth 5.2
入出力 USB4 Type-C(Thunderbolt 4)× 2、USB 3.2 Gen1 × 2、HDMI、オーディオジャック、LAN(RJ45)、microSDカードリーダー
カメラ Webカメラ(92万画素)
バッテリー 駆動時間 約20.5-24時間
サイズ 312.4×224.0×15.9 mm
重量 940 g – 1.05 kg

バリエーションモデル

RZ/LV(Home OS)・RZ/LU(Pro OS)
・Core i7/512GB SSD
・Core i7/1TB SSD
 ※ステレオスピーカー
RZ/HV(Home OS)
・Core i5/512GB SSD
・Core i7/1TB SSD
 ※2Way4スピーカー

コメント

RZシリーズには「RZ/LV」「RZ/LU」「RZ/HV」の3種類があります。RZ/LVとRZ/LUについてはOSのバージョンのみが異なり、それ以外のスペックは全く同じ、Dynabook Directの製品ページも共通なので、あまり型番を意識する必要はないと思います。要は「Home版のOSにするかPro版のOSにするか」だけです。

しかし、RZ/HVだけはちょっと違っていまして、具体的には「スピーカーが2Way4スピーカー(RZ/LVとRZ/LUはステレオスピーカー)」と「バッテリー容量が大きく、公称のバッテリー駆動時間が24時間(RZ/LVとRZ/LUは20.5時間)」、そして「バッテリー容量が大きくなったので重量が1.05 kgに(RZ/LVとRZ/LUは940 g)」という相違点があります。また、Core i5を選べるのもRZ/HVのみです。

CPUはAlder Lake-PのCore i5-1240P/Core i7-1260Pです。Passmarkが公表しているベンチマークスコアを見てみましょう(4月20日現在のもの)。

Alder Lake-Pのベンチマークスコア
Core i5-1240PのスコアがCore i7-1260Pよりも高い、という時点で「?」という気持ちになりますが、現状まだサンプル数が十分ではないので、もうしばらくすると妥当な数値に落ち着くと思います。

スポンサーリンク

ということで、あまり信頼できる感じではありませんが、Alder Lake-Pの高性能ぶりがうかがえますね。Core i7-1260Pのスコアは旧世代のゲーミングノート用CPUに匹敵します。また、この製品には搭載がありませんが、Core i7-1270Pはスコアが2万点を越えています(ただし、サンプル数はわずかに1のみ)。Core i5-1240Pはこの後スコアが落ち着くでしょうが、もはやCore i7は不要、という感じです。

RAMは前モデル16GBで、増設・換装はできません。なので、オンボードと思われますが、「デュアルチャネル対応」と明記されていましたので、Alder Lakeの、というか内蔵GPUのIris Xeの性能を十分に引き出せると思います。なお、カタログモデルのdynabook R9に設定されているRAM32GBというのは直販モデルにはありません。

SSDは512GBと1TBがあります。RZ/HVではCore i5モデルが512GB、Core i7モデルが1TBに固定され、それ以外のモデルは512GBと1TBを選択可能です。カタログモデルは256GB/512GBのみで、1TBは設定がありませんでした。

ディスプレイは14インチでWUXGA(1,920 × 1,200)解像度、アスペクト比(画面の縦横比)は16:10です。IGZOパネルという記載はありませんでしたが「高輝度・広視野角」という説明になっていましたので、視野角の広いIPS相当の液晶が使われていると思います。また、ノングレア(非光沢)でタッチ対応はしません。

筐体サイズは全モデル同じで、カタログモデルとも違いはありません。ただし、(繰り返しになりますが)RZ/HVのみ4スピーカー&大容量バッテリーを搭載している関係で重量が1,050 gと、1キロをオーバーしています。…これでも十分軽いと思いますけどね。

2.dynabook RZ 筐体

dynabook RZ
dynabook RZ
外観はカタログモデルのdynabook Rシリーズと全く同じです。筐体色もカタログモデルと同じく「ダークテックブルー」のみ、超軽量ながらMIL規格準拠の耐久テストを実施予定とのこと。「予定」と言われてもちょっと困ってしまいますが、DynabookのPCは例外なく過酷な耐久テストをクリアしていますので、この製品も筐体の耐久性や堅牢性については心配いりません。

dynabook RZ

クリックで拡大します

筐体はマグネシウム合金製です。詳しく説明が書かれていますが、そのそも「マグネシウム合金プレス」「マグネシウム合金ダイカスト」の違いもよくわかりませんよね。でもDynabook製なので「ふーん」と思っておきます。

dynabook RZ

クリックで拡大します

キーボードです。「86キー(JIS配列準拠)、キーピッチ:19mm、キーストローク:1.5mm」と開示されていて、バックライトも装備しています。上の画像がRZ/HV、下がRZ/LVとRZ/LUです。キー配列やキー形状は両者全く同じですが、RZ/HVのみキーボード面にスピーカーグリルがあります。この「仕様の差」はカタログモデルでも同様で、最上位モデルの「R9」のみキーボード面にもスピーカーがあり、「R8/R6」にはキーボード面にスピーカーはありません。

dynabook RZ
RZ/HVのスピーカー位置です。RZシリーズはDolby Atmos搭載なので、もともと音質には期待ができますが、特にRZ/HVは素晴らしいスピーカー品質になっていると思います。

dynabook RZ
側面と入出力ポートの配置です。USBポートが合計で4つ(うち2つはThunderbolt 4)にHDMI、microSDカードリーダー、そして有線LANポートと、薄型軽量モバイルノートとしては文句なしの構成だと思います。

3.dynabook RZ 価格など

dynabook RZはDynabook Directで販売中です。また、ウインタブ読者向けの「クローズドサイト」でも販売されており、クローズドサイトで購入するほうが「(Dynabook Directの会員価格より)1,000円くらいですけど」安くなります。

4月20日現在のクローズドサイトでの価格はRZ/LV(Win 11 Home)が税込み203,280円から、RZ/LU(Win 11 Pro)が税込み214,280円から、RZ/HV(4スピーカー)が税込み223,740円から、となっています。この価格は「少なくともOfficeなしが選べる」ので、カタログモデルよりも購入しやすいと思います。

さすがにクローズドサイトでも20万円越えとなってしまいますが、個人的にはこの製品が「Dynabookの2022年春モデルの本命」だと思っています。

4.関連リンク

【特定サイト限定】クローズドサイト:Dynabook Direct 特設ページ
ID :dyna204cls
パスワード:T8Y7GRSV
クローズドサイト開設期間:2022年6月30日(木)17:00まで
※閲覧には上記IDとパスワードの入力が必要です
※リンク先の画面一番上にある検索窓から「dynabook RZ」と入力して、モデル一覧を表示させて下さい

スポンサーリンク