Dynabookがモバイルノート「RA/ZY」を発売しました。Dynabook Directのみで販売される「Webオリジナルモデル」です。Dynabookのモバイルノートに「Rシリーズ」という上位モデルがありまして、製品名から「RA/ZYはRシリーズのWebモデルかな?」と思ったのですが、そうではなく、先ほど製品紹介記事を掲載した「dynabook GR/ZZ、GR/ZY」のRyzen版という位置づけです。
1. スペック
項目 | 仕様 |
---|---|
OS | Windows 11 Home/Pro |
CPU | AMD Ryzen 5 220 AMD Ryzen 7 250 |
RAM | 16GB (LPDDR5X-6400) ※デュアルチャネル |
ストレージ | 512GB SSD (PCIe 4.0対応) |
ディスプレイ | 13.3インチ (1,920×1,200) ※高輝度・高色純度・広視野角 |
無線通信 | Wi-Fi 7、Bluetooth 5.4 |
ポート類 | USB4 Type-C (Thunderbolt 4) × 2 USB 3.2 Gen 1 Type-A × 2, HDMI LAN (RJ45)、オーディオジャック microSDカードリーダー |
カメラ | 200万画素&顔認証対応 |
バッテリー | 動画再生 約11.5 時間 |
サイズ | 298.8✕212.0✕17.7-18.7 mm |
重量 | 853 g |
2. OS/CPU
OSは注文の段階でWindows 11 Home/Proを選べます。CPUはRyzen 200シリーズ (Hawk Point)のRyzen 5 220/Ryzen 7 250です。
Passmarkが公表しているベンチマークスコアです。参考にCopilot+ PCの要件を満たす型番、Ryzen AI 7 350のスコアもつけました。これを見るとCPU性能はRyzen 7 250とRyzen AI 7 350でほぼ互角であることがわかります。ただし、内蔵GPUに関してはRyzen AI 7 350のほうが高性能と思われます。
また、注意したいのがNPUの内蔵有無です。Ryzen 5 220はNPU非内蔵、Ryzen 7 250はNPU内蔵ですが性能はそれほど高くなく (最大16TOPS)、Copilot+ PCの要件である40TOPSには及びません。
3.RAM/SSD/ディスプレイ
RAMは16GBのみ、SSDは512GBのみです。それ以外の容量は選べません。
ディスプレイは13.3インチでWUXGA (1920✕1200)解像度、「高輝度・高色純度・広視野角(ノングレア)」です。GRシリーズに設定のあるタッチ対応ディスプレイはありません。
4. 筐体
筐体はG/GSシリーズおよびGRシリーズと全くの同サイズです。ただし、華やかな「セレストブルー 」の設定はなく「ネビュラブラック」のみとなります。また、筐体重量は853 gです (G/GSシリーズは849 g)。
キーボードもG/GSシリーズ、GRシリーズと同じです。「86キー(JIS配列準拠、かな無し)、キーピッチ:19mm、キーストローク:1.5mm」と開示されているので狭苦しさはなく、Dynabook製品らしい、使いやすいものだと思います。ただし、バックライトはついていません。
RA/ZYはRyzen搭載機ですがThunderbolt 4 (USB Type-C)を搭載しています。「あれ?と思いましたが、Dynabookが製品ページでその旨明記しているので間違いではないでしょうw
他にはUSB Type-Aが2つ、HDMI、有線LANポートがあります。ポート構成はG/GSシリーズ、GRシリーズと共通です。
5. 価格とお得な購入方法
dynabook RA/ZYはDynabook Directで販売中です。ウインタブ読者は通常価格よりお得に購入できる「特定媒体サイト」を利用可能です。さらに現在「新商品発売記念セール」が開催中で、「会員登録」→「特定媒体サイト経由」→「セールページ」の順でアクセスすると、最大割引が適用されます。
お得な購入手順
① Dynabook Directに会員登録する
特定媒体サイト経由の「新商品発売記念セール」では、最低価格が122,980円からと、重さ1キロを切るRyzen 200シリーズ搭載機としてはかなりお買い得です。なお、セールは11月20日までとなっていますのでご注意ください。
2014年にサイトを開設して以来、ノートPC、ミニPC、タブレットなどの実機レビューを中心に、これまでに1,500本以上のレビュー記事を執筆。企業ではエンドユーザーコンピューティングによる業務改善に長年取り組んできた経験を持ち、ユーザー視点からの製品評価に強みがあります。その経験を活かし、「スペックに振り回されない、実用的な製品選び」を提案しています。専門用語をなるべく使わず、「PCに詳しくない人にもわかりやすい記事」を目指しています。
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