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ドスパラ GALLERIA GCF1050TGF-E レビュー - Coffee Lake搭載の薄型・軽量ゲーミングノート、これは絶対欲しい!(実機レビュー)

ドスパラ GALLERIA GCF1050TGF-E
こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。今回はドスパラ(会社名はサードウェーブ)の最新にして薄型・軽量ボディをまとう「GALLERIA GCF1050TGF-E」の実機レビューです。レビュアーとして、この製品は「見どころ満載」なんですよね!CPUがCoffee Lakeでしょ、筐体はGALLERIAとしては異例なくらいに薄くて軽くてコンパクトでしょ、あとキーボードも…、まあいいや、このへんの「見どころ」については記事中で触れていきます。CPUの世代交代などの技術的変化があった際に、一番最初にウインタブに実機レビューをさせてくれるのはいつもドスパラなんですよね。ありがとうございます…。

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1.スペック

ドスパラ GALLERIA GCF1050TGF-E スペック表
最初にスペック表を確認します。記事の冒頭で触れたとおり、この製品はGALLERIAシリーズの中でも薄型・軽量な筐体となっていて、型番末尾に「-E」がついています。「-E」がつく製品はこの「GCF1050TGF-E」と「GCF1060GF-E」があり、CPUとGPUのスペックが異なります。GCF1050TGF-EはCPUがCoffee Lake世代のCore i5-8300H、GPUがGTX1050Tiとなります。一方でGCF-1060GF-EのほうはCPUがCore i7-8750H、GPUがGTX1060です。従来のゲーミングノートに対する印象だと、レビュー機GCF-1050TGF-EはCore i5機なので「エントリーモデル」ということになりますが、Coffee LakeのCore i5の実力のほどがよくわかっていないので、このレビューでCoffee Lake搭載機の性能を確認してみたいと思います。

RAMは標準で8GBですが、4GBに減らして注文することもできますし、16GBに増量することもできます(最大容量は32GB)。ストレージはM.2 SSDと2.5インチのSSDもしくはHDDの2基を搭載可能で、標準構成だと250 GB M.2 SSD + 1TB HDDとなり、これをSSD + SSDにしたり、逆にHDDのみにしたり、といったカスタマイズが可能です。

ディスプレイは15.6インチでFHD解像度となります。ドスパラではディスプレイ形式(IPSかTNか)について開示していませんが、この製品のディスプレイはIPSだと思います(後述します)。

入出力ポートはGALLERIAにふさわしく充実しています。この製品はGALLERIAとしては非常に薄くて軽いですが、USBは合計4つ、映像出力系も3つ、もちろん有線LANポートもあります。複数の外部ディスプレイを接続しての多画面出力も可能です。ただし、有線・無線ともLANアダプターはKILLERではありません。

サイズについては筐体説明のところで詳しく説明しますが、15.6インチのGALLERIAにして横幅360 mm、厚さ27 mm、重量2.0 kgというのはすごいですね。横幅360 mmというのはゲーミングノートではなく、通常のスタンダードノートとして見ても最小クラスですし、厚さ27 mmというのは最厚部のことで、実際に手にとった感触としては27 mmよりもはるかに薄く感じます。

ドスパラ GALLERIA GCF1050TGF-E システム構成
ドスパラ GALLERIA GCF1050TGF-E ストレージ構成
レビュー機のシステム構成です。標準の構成で「Core i5-8300H/RAM8GB/250GB SSD + 1TB HDD」でした。また、GPUもGTX1050Tiでした。

2.筐体

ドスパラ GALLERIA GCF1050TGF-E 同梱物
通常の購入だと取扱説明書やスタートアップガイド、ユーティリティディスクなどが付属するはずですが、お借りした製品にはペーパー類は付属しておらず、本体とACアダプター、電源ケーブルのみが入っていました。ACアダプターはさすがに大型サイズになっていて、重量は585g(電源ケーブル含む)とやや重量級です。

ドスパラ GALLERIA GCF1050TGF-E 天板
天板です。GALLERIAのロゴさえ入っていない「完全無地」でした。筐体素材ですが、アルミ合金とプラスティックが使われていると思われ、天板はアルミだろうと思います。なお、画像左下にLEDインジケーターがついていますが、このLEDはヒンジ開口時にキーボード面右上に表示され、使いながらステイタスの確認ができます。

ドスパラ GALLERIA GCF1050TGF-E 天板拡大
天板は無地ですが、このように細かいストライプ上の加工が施されています。ひんやりした感触と合わせ、なかなか高級感があるなあ、と思いました。

ドスパラ GALLERIA GCF1050TGF-E 底面
底面です。ご覧のように大きな通気口がありますが、ユーザー向けのメンテナンス用ハッチはありません。また、バッテリーも着脱式ではありません。画像下側の左右にスピーカーが装備されています。また、一部のGALLERIAに装備されているサブウーファーの有無について、レビュー中に確認してみましたが、どうやら装備されていないようです。なお、底面の素材はプラスティックでした。

ドスパラ GALLERIA GCF1050TGF-E 背面
ドスパラ GALLERIA GCF1050TGF-E 背面2
背面です。この通り、ゲーミングノートとは思えないくらいに薄型です。ただ、通気口(排気口)は大きめのものが両端にあります。また、背面には(画像左から)MiniDisplayPort × 2、HDMI、USB Type-Cがあり、特に映像出力系ポートが集中します。それと、画像右端にDC-INがあります。

ドスパラ GALLERIA GCF1050TGF-E 右側面
ドスパラ GALLERIA GCF1050TGF-E 右側面2
右側面です。この製品は後方だけでなく、両側面からも通気を行う構造になっていて、側面にも大きな通気口があります。右側面のポートは画像左からUSB 3.0 × 2、SDスロットとなります。

ドスパラ GALLERIA GCF1050TGF-E 左側面
ドスパラ GALLERIA GCF1050TGF-E 左側面2
左側面です。画像の一番左にあるのがセキュリティロックスロット、大きな通気口を挟んで有線LAN、USB 2.0、マイクジャック、ヘッドフォンジャックがついています。

ドスパラ GALLERIA GCF1050TGF-E 前面
前面です。この面にはポート類はありませんが、中央部にある白い線状のものはLEDライトになっていて、電源オン時には白く光ります。実用的な装備というよりはゲーミングノートらしい遊び心によるものか、と思います。

ドスパラ GALLERIA GCF1050TGF-E キーボード
キーボードです。いきなりあまり重要ではないことから書きますと、この製品の「GALLERIA」ロゴはキーボード面の1カ所にしかありません(底面にはGALLERIAと書いたシールは貼ってますけどね)。デフォルト状態ではレインボーカラーのバックライトが点灯しています。もちろんバックライト設定用ユーティリティソフトがプリインストールされていて、バックライト色の変更が可能ですし、イルミネーション(バックライトが流れるように点滅したり、自動的に色を変えたりする機能)の設定もできます。

また、このキーボードは「光学式スイッチ」を採用しており、打鍵感はメカニカルキーボードに非常に近いものでした(後述します)。

それと、キーボード面左右の余白(余地)がかなり狭くなっています。この製品の横幅は360 mmということもあり、改めてコンパクトさを感じる場面だと思います。なお、キーピッチは手採寸で約19 mmあり、十分な余裕があるというか、フルサイズキーボードです。

ドスパラ GALLERIA GCF1050TGF-E キーボード拡大
キーボードを拡大して表示してみます。最近のノートPCは「アイソレーションタイプ」のキーが採用されることがほとんどですが、この製品は、少なくとも目視段階ではアイソレーションタイプではありません。個々のキーが「浮いた」ように取り付けられています。また、キートップはやや立体的な造形になっていて、「台形」のようにキー上部が若干盛り上がっています。

ドスパラ GALLERIA GCF1050TGF-E
ヒンジを開口してみます。キーボード面のレインボーカラーが目立ってしまいますが、それがなければ薄型のスタンダードノート、って感じです。ただ、私の場合、レビュー当初からこの製品がGALLERIAであるということがわかっていただけに、それなりのオーラは感じましたけどねw

ドスパラ GALLERIA GCF1050TGF-E 正面
正面から見てみます。ベゼル幅がかなり細いことがわかります。手採寸で、左右のベゼル幅は約7 mmでした。

ドスパラ GALLERIA GCF1050TGF-E ヒンジ最大開口
ヒンジを最大開口してみました。開口角度は「並」で、一部のGALLERIAのように180度開口はできません。もちろん実用性に支障のある開口角度ではなく、これで十分かと思います。

3.使用感

ディスプレイ

上にも書きましたが、ドスパラではこの製品のディスプレイ形式を開示していません。しかし、視野角の広さから考えて明らかにIPS(IPS相当)です。TNとは思えません。IPSと考えた場合、視野角の広さは標準的だと思います。

次に発色ですが、手持ちの23.8インチIPS液晶のディスプレイとじっくり比較してみたところ、悪く言えばこの製品のほうがくすんで見えるのですが、逆に言えばそれがむしろリアルだと感じました。つまり、23.8インチのディスプレイが不自然に鮮やかに見えてしまうのです。私は視力が悪いので、家族にもチェックを手伝ってもらったのですが、全員同じ感想になりました。「究極の質問」といいますか、「もしこの2枚のディスプレイが同じサイズ、同じ形状、同じ値段だったとしたら、どっちを買う?」というのを聞いてみたところ、全員この製品のディスプレイを選びました。

ということで、少なくとも私および私の家族にとってこの製品のディスプレイは高評価です。

なお、調子に乗ってディスプレイのリフレッシュレート(画面遷移の滑らかさを表す指標と思ってください。数値が高いほうが高性能で、通常は60Hzくらいです)を確認してみましたが、当然のように60Hzでしたので、「ドスパララッキー(以前、ドスパラのある製品がひっそりとリフレッシュレート120Hzだったことがある)」はありませんでした。

キーボード

ドスパラ GALLERIA GCF1050TGF-E GAME CENTER
レインボーカラーのバックライトですが、ご安心ください。「GAMING CENTER」というユーティリティソフトが入っていて、ファンの設定やPCのパフォーマンスモニターのほか、バックライト色や点灯パターンを自由に設定できます。

この製品のキーボードは光学スイッチです。難しい話は置いておいて、打鍵した感想なんですけど「薄型の青軸メカニカル」そっくりです。私は2年ほど前から私物でもメカニカルキーボードを愛用し、複数のメカニカルキーボードのレビューをしていますが、仮に私がこの製品のキーボードを「これは青軸です」と言われたら、確実に信じていたと思います。そのくらい青軸に近い打鍵感です。

もちろんストロークはかなり浅いのですが、ここのところメカニカルキーボードを採用しているゲーミングノートが増えつつありますので、それらに似ていて、「浅い青軸」という感じですね。

ただし、いいところばかりではないです。青軸ライクなので、打鍵音も大きいですし、やたらとパチパチ言います。なので、静かな場所でこの製品を使うのははばかられるかもしれません。もちろんその代わり「気持ちいい」ですけどね。

キー配列は素直な部類だと思います。使い始めのうち、左のShiftキーがやや小さめで奥まった位置にあるように感じられ、多少ミスタイプしてしまいましたが、すぐに慣れました。あと、私はあまり使いませんが、右側にCtrlキーとAltキーがないというのは人によっては困るかもしれませんね。

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そうそう、忘れてた、「Windowsキーは左」でした。大部分の人には当然かもしれませんが、個人的にはとても残念です(GALLERIAはゲーム中の誤押下防止のため、Windowsキーを右側に配置することが多いので、左側にあると普通過ぎて面白くない、というのが私の感想です)。

スピーカー

ドスパラ GALLERIA GCF1050TGF-E Sound Blaster Connect
音質はかなりのものです。スピーカー品質とあわせ、付属のソフトウェア「Sound Blaster Connect」によるところも大きいですね。この種のソフトウェアはゲームやミュージックなど、利用シーンに合わせた音質、またミュージックであればクラシック、ポップス、ロックなどのジャンルに合わせたレディメードのセッティングも可能ですし、マニュアルでの調整も可能です。

本格的に「じっくり音楽鑑賞する」のであれば外付けスピーカーをおすすめしますが、通常利用というか、BGM程度に音楽を流しながら作業するという場合はこれで十分すぎる品質だと思います。

バッテリー

この製品は「本籍ゲーミングノート」なので、バッテリー性能について厳しく評価するのは妥当ではないと思います。ただ、ゲームだけでなく、画像加工等のクリエイティブ用途はもちろん、一般的な事務作業にも十分使えるサイズ感の製品だと思いますので、特別にバッテリー消費状況をテストしてみました。なお、あらかじめ書いておきますが、テスト結果にかかわらず、「バッテリー稼働でオンラインゲーム」をやると、あっという間にバッテリーを使い切ります。CPUとGPUがフル稼働するような利用環境なら1時間持たないかもしれません。そして、それは当然のことです。

ディスプレイ輝度100%でWebブラウジングや音楽鑑賞(30分程度)、簡単な画像加工、テキストライティングを断続的に90分行った結果、バッテリー消費は48%でした。単純計算だとバッテリー稼働時間は約3時間ということになります。ただし、今回はディスプレイ品質のテストをしたこともあり、ディスプレイ輝度を最大の状態にして使い続けたのですが、実際には輝度50%くらいでも問題なく使えます。また、スピーカーのテストのため、大音量で音楽を流し続けたりもしましたので、その辺を差し引いて、バッテリー節約を念頭に使えばプラス1時間くらいはいけそうです。メーカー公称値は4.6時間なので、「注意すれば実現可能」かもしれないですね。

その他

この製品は薄型、軽量ではありますが、しっかりとGALLERIAです。キーボードをレビューとして許される範囲で強打してみましたが、たわんだりしません。また、「クーラーブーストボタン(キーボード面の電源ボタンの横にあります)」もついていまして、このボタンを押したら瞬時にファンが最大風量になります。その際のファン音はGALLERIAにしては静かなほうだと思いますが、それでも相当な音量になります。非ゲーミング時にお世話になるボタンではありませんが、「ここ一番」のときには強力な武器になってくれると思います。

4.性能テスト

お待たせしました!いよいよCoffee LakeのCore i5の実力を試します。「見せてもらおうか、Coffee Lakeの性能とやらを…」

ドスパラ GALLERIA GCF1050TGF-E ドラクエベンチ
参考:
マウス NEXTGEAR-NOTE i7901BA1(Core i7-7700K、GTX1080): 21,271
ドスパラ GALLERIA GKF1070NF(Core i7-7700HQ、GTX1070): 18,222
ドスパラ GALLERIA Mini 1060(Core i5-7500、GTX1060): 18,061
DELL ALIENWARE 17(Core i7-7700HQ、GTX1070): 18,045
OMEN X by HP(Core i7-7820HK、GTX1080): 17,833
ドスパラ GALLERIA GKF1060GFE(Core i7-7700HQ、GTX1060): 17,549
マウス NEXTGEAR-NOTE i4400GA1(Core i7-7700HQ、GTX1050Ti): 16,951
ドスパラ GALLERIA GKF1060NF(Core i7-7700HQ、GTX1060): 16,865
ドスパラ raytrek RKF1060TGK(Core i7-7700HQ、GTX1060): 16,441
ドスパラ GALLERIA GKF1050TNF(Core i7-7700HQ、GTX1050Ti): 16,156
ドスパラ GALLERIA GKF1050TGF(Core i7-7700HQ、GTX1050Ti): 15,598
ドスパラ GALLERIA QSF965HE(Core i7-6700HQ、GTX965M): 14,964
ドスパラ GALLERIA QSF965HE2(Core i7-6700HQ、GTX965M): 12,830
ドスパラ GALLERIA QF960HE(Core i7-4710MQ、GTX960M): 12,791
HP Pavilion Power 15(Core i5-7300HQ、GTX1050): 12,285
ドスパラ Critea VF-HGK1050(Core i7-7700HQ、GTX1050): 12,172
ドスパラ Critea VF-HEKS(Core i7-8550U、MX150): 10,555
ドスパラ GALLERIA QHF960HE(Core i5-4210M、GTX960M): 10,136
DELL Inspiron 15 7000(7570)(Core i7-8550U、GeForce MX130): 7,783
NEC LAVIE Direct NEXT(Core i7-8550U): 4,706
DELL XPS 13(9370)(Core i7-8550U): 4,571
HP Spectre 13(2017)(Core i7-8550U): 4,210

まずはドラクエベンチです。参考データを見ると、「Core i7-7700HQ + GTX1050Ti」という構成に相当するスコアになりました。オンラインゲームのベンチマークスコアはCPUとGPUの構成である程度決まってくるのですが、ここから推論できるのは、Core i5-8300Hは第7世代のCore i7-7700HQにほぼ匹敵する、ということですね。まあ、ドラクエベンチだけじゃわかりません。次に行きましょう!

ドスパラ GALLERIA GCF1050TGF-E DDONベンチ
参考:
マウス NEXTGEAR-NOTE i7901BA1(Core i7-7700K、GTX1080): 13,600
OMEN X by HP(Core i7-7820HK、GTX1080): 10,828
ドスパラ GALLERIA Mini 1060(Core i5-7500、GTX1060): 10,491
ドスパラ GALLERIA GKF1070NF(Core i7-7700HQ、GTX1070): 10,215
ドスパラ GALLERIA GKF1060GFE(Core i7-7700HQ、GTX1060): 9,951
DELL ALIENWARE 17(Core i7-7700HQ、GTX1070): 9,364
ドスパラ GALLERIA GKF1050TGF(Core i7-7700HQ、GTX1050Ti): 9,124
ドスパラ raytrek RKF1060TGK(Core i7-7700HQ、GTX1060): 8,867
ドスパラ Critea VF-HGK1050(Core i7-7700HQ、GTX1050): 8,780
ドスパラ GALLERIA QSF965HE(Core i7-6700HQ、GTX965M): 8,568
HP Pavilion Power 15(Core i5-7300HQ、GTX1050): 7,235
ドスパラ GALLERIA QF960HE(Core i7-4710MQ、GTX960M): 6,374
ドスパラ GALLERIA QHF960HE(Core i5-4210M、GTX960M): 6,181
ドスパラ Critea VF-HEKS(Core i7-8550U、MX150): 4,818

続いてドラゴンズドグマオンライン(DDON)です。ここでもCore i7-7700HQ + GTX1050Tiにほぼ並ぶスコアになりました。ゲーム専用機ではありませんが、GTX1060を搭載するraytrek RKF1060TGKを上回ってますね。やはりここでもCore i7-7700HQといい勝負、ということが言えると思います。

ドスパラ GALLERIA GCF1050TGF-E 3D Mark
参考:
マウス NEXTGEAR-NOTE i7901BA1(Core i7-7700K、GTX1080): 6,703、17,345、37,589
OMEN X by HP(Core i7-7820HK、GTX1080): 6,283、15,476、30,804
ドスパラ GALLERIA GKF1070NF(Core i7-7700HQ、GTX1070): 5,280、14,030、30,686
DELL ALIENWARE 17(Core i7-7700HQ、GTX1070): 5,257、13,233、29,845
GALLERIA GKF1060NF(Core i7-7700HQ、GTX1060): 3,717、9,989、24,824
GALLERIA GKF1060GFE(Core i7-7700HQ、GTX1060): 3,625、9,784、24,233
ドスパラ GALLERIA Mini 1060(Core i5-7500、GTX1060): 3,583、9,276、22,203
ドスパラ raytrek RKF1060TGK(Core i7-7700HQ、GTX1060): 3,518、9,207、23,689
GALLERIA GKF1050TNF(Core i7-7700HQ、GTX1050Ti): 2,492、6,858、18,179
NEXTGEAR-NOTE i4400GA1(Core i7-7700HQ、GTX1050Ti): 2,449、6,852、20,453
GALLERIA QSF965HE(Core i7-6700HQ、GTX965M): –、5,344、16,987
ドスパラ Critea VF-HGK1050(Core i7-7700HQ、GTX1050): 1,826、5,553、17,109
HP Pavilion Power 15(Core i5-7300HQ、GTX1050): 1,797、5,230、14,052
ドスパラ GALLERIA QSF965HE2(Core i7-6700HQ、GTX965M): 1,372、4,128、13,910
GALLERIA QF960HE(Core i7-4710MQ、GTX960M): –、4,014、11,109
GALLERIA QHF960HE(Core i5-4210M、GTX960M): –、3,680、10,771
ドスパラ Critea VF-HEKS(Core i7-8550U、MX150): 1,104、3,119、10,037
DELL Inspiron 17 5000(5770)(Core i7-8550U、Radeon 530): 437、1659、5,788
※左からTime Spy、Fire Strike、Sky Diverのスコア

3D Markです。ここでもドラクエやDDONと同じように、Core i7-7700HQ + GTX1050Ti搭載の製品とほぼ互角と言えるスコアになりました。では、最後にGPU性能はあまり反映されない、PCの総合性能テスト「PC Mark」をやってみます。

ドスパラ GALLERIA GCF1050TGF-E PC Mark
参考:
ドスパラ GALLERIA Mini 1060(Core i5-7500、GTX1060): 4,906
OMEN X by HP(Core i7-7820HK、GTX1080): 4,290
NEC LAVIE Direct NEXT(Core i7-8550U): 3,704
ドスパラ Critea VF-HEKS(Core i7-8550U、MX150): 3,704
DELL Inspiron 17 5000(5770)(Core i7-8550U、Radeon 530): 3,607
HP ENVY 13(Core i7-8550U):3,534
DELL XPS 13(9370)(Core i7-8550U): 3,518
ドスパラ Critea VF-HGK1050(Core i7-7700HQ、GTX1050): 3,492
富士通 LIFEBOOK WS1/B3(Core i7-8550U): 3,479
富士通 LIFEBOOK WU2/B3(Core i7-8550U): 2,873
DELL Inspiron 15 7000(7570)(Core i7-8550U、GeForce MX130): 2,824
HP Spectre x2(Core i5-7260U): 2,822
ドスパラ Magnate IM(Core i5-7400): 2,763
ドスパラ Critea DX-KS H3(Core i3-7100U): 2,198

ちょっと残念ですが、PC Markはウインタブでスコアを取り始めて日が浅いため、Core i7-7700HQ搭載機のデータがありません。また、参考データ1位のGALLERIA MiniはデスクトップPC(CPUもGPUもデスクトップ用)です。

ということで、限られた参考データの中での比較となりますが、堂々の「ノートPCとしては第1位」です。Core i7-7700HQ搭載機のデータがないとは言え、より高性能なCore i7-7820HK搭載機を抑えての優勝(5月28日時点ですけど)には価値がありますね。

ここまで見てきて、従来のゲーミングノート主力CPUであるCore i7-7700HQに一歩も引けをとらないどころか、GPU性能が大きく影響しない環境下であればCore i7-7700HQをしのぐ性能になっているのではないか、と思われました。当然、より上位のCore i7-8750Hならばさらに鮮明な差が出たであろうと思います。ただ、もはや初級~中級ゲーマーならCore i5でも十分!と言えそうな感じがしますし、このCPUであればGTX1050Tiだけでなく、GTX1060やGTX1070と組み合わせても十分にGPUの性能を引き出すことができるだろうと思いました。

5.まとめ

ドスパラ GALLERIA GCF1050TGF-Eはドスパラ公式サイトで販売中で、5月28日現在の価格は149,980円(161,978円)から、となっています。ちなみに同一筐体を採用し、Core i7-8750HとGTX1060を搭載する「GALLERIA GCF1060GF-E」のほうは169,980円(税込み183,578円)から、となります。

ウインタブ初のCoffee Lake搭載機レビューとなりましたが、性能面では事前の期待を裏切らない、いや期待以上の実力を発揮してくれたと思います。ただ、それよりもこの製品のパッケージングのほうに感動しました。はっきり言って「これはGALLERIAなのだ」という気負いはいらないです。普通にスタンダードノートと考えても違和感はありません。それくらい薄型・軽量筐体の出来が素晴らしいと思いました。逆に薄型・軽量だからといって「GALLERIAではない」ということもありません。キーボード面の堅牢さや(たぶん)金属製の天板、豊富な入出力ポートなど、ゲーミングノートにふさわしい品質は確保されています。

それと、個人的に素晴らしいと思ったのがキーボードですね。このキーボードはメカニカルキーボードに引けを取らない出来だと思います。ただ、打鍵音が大きいので、非ゲーミングに使う場合はその点だけが両刃の剣と言えるかもしれません。また、私は上級ゲーマーでもないので、購入するとしたらむしろ安価なCore i5モデルを選ぶと思います。今回のレビューでその性能がよく理解できましたしね。

この製品、ゲーマー、クリエイター、そしてスタンダードノートユーザーに広くおすすめしたいです。なんかね、「ドスパラのゲーミング」って聞くと「初心者お断り」的な硬派なイメージがありません?私は今でこそドスパラ製品をたくさんレビューさせてもらってますけど、初めてレビューしたときは緊張しましたもん。幸いその時はレビュー機がWindowsタブレットだったんで頑張ってレビューしましたけど、仮にはじめてのレビューがGALLERIAだったら怖くて辞退してたかもしれないです。しかし、それはまるっきり的はずれな認識です。ドスパラは初心者に対するサポートもしっかりやってくれますし、ゲーミングPCに関して言えばむしろ初心者のゲーマーをサポートして、ゲーミング市場の裾野を広げたいということで頑張っているのはご存知かと思います(GAMEMASTERシリーズなんてめちゃめちゃサポートが手厚いです)。なので、別にゲーマーでなくとも、この製品が気に入ったのなら、PC初心者の人も「安心して購入してよし」と思いますよ!

6.関連リンク(ドスパラ)

GALLERIA GCF1050TGF-E(レビュー機です)
GALLERIA GCF1060GF-E(上位モデルです)

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コメント

  1. 匿名 より:

    光学メカニカルスイッチなら
    キースイッチが容易に交換できるかもしれませんね
    そういう利点なんで
    接点こそ違いますがフィーリングは薄型メカニカルそのものです

  2. ina より:

    キー配列がアレなのでこれからタッチタイプ覚えようとする初心者にはちょっと

  3. 匿名 より:

    貴重な記事をありがとうございます。
    薄型なので発熱が心配ですが…