こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。DELLについては以前Venue 8 Proについて記事を書いています。ただ、記事を書いたのは2014年2月、ウインタブを開設して間もない頃で、それっきりウインタブでDELLを取り上げたことはありません。
DELL Venue8 -バランスがよく、周辺機器も充実の安心タブレット
DELLは直販専業メーカーなので、製品がメディアに取り上げられる頻度はやや少なめですが、実は割安でいい商品をたくさん作っています。で、Venue 8 Proですが、従来モデルもWindowsタブレットの国内大ブレイクを支えてきたメジャー機種の1つと言えます。
そのVenue 8 Pro、8月にCPUがパワーアップして、価格もダウンしていました(ほとんどメディアで取り上げられてない!)。遅ればせながら概要を紹介します。
1.CPUがスペックアップ
上のスペック表は32GBモデルのものです。結論から言うと、変更点は非常に少ないです。
OS: Windows8.1からWindows8.1 with Bingに
CPU: Intel Atom Z3740DからZ3745Dに
変更点はこれだけ。OSのWindows8.1 with Bingは工場出荷時の検索エンジンがBingである(あとで自由に変更可)ということ以外はWindows8.1と全く一緒なので実質的に何も変わっていません。デザインも全く一緒です。CPUの性能ですが、先日紹介したPassmark Softwareのサイトでベンチマーク結果を確認したところ、こんなスコアでした。
Z3745: スコア1,126 サンプル数13
Z3745D: スコア984 サンプル数1
Z3740: スコア1,077 サンプル数159
Z3740D: スコア1,051 サンプル数60
あれ、Z3745Dって性能悪いじゃん、と言いたいところですが、Z3745DのみPassmarkのデータでサンプル数が1つしかないので、妥当なデータではないと思われます。Z3740とZ3740Dは取り扱うことのできるRAMの容量が4GB(Z3740)か2GB(Z3740D)か、ということとバースト時の周波数が1.86GHz(Z3740)か1.83GHz(Z3740D)か、という違いしかありませんが、Z3745とZ3745Dの相違点も全く同じで、取り扱えるRAMが4GB(Z3745)か2GB(Z3745D)か、バースト次の周波数が1.86GHz(Z3745)か1.83GHz(Z3745D)か、という部分だけです。よってZ3745Dのスコアは1,100前後が妥当と思われ、以前のVenue(Z3740D)との比較ではそれなりの高速化が見込めると思います。
2.バリエーションは3つ、価格は低下
新Venueのラインアップは3つです。
ストレージ64GB・Office Home&Business・3G SIMフリー: 47,498円(税込)
ストレージ64GB・Office Personal: 36,698円(税込)
ストレージ32GB・Office Personal: 33,458円(税込)
8インチタブレット唯一の3Gモデルは健在ですね。OSにwith Bingを搭載しているせいか、以前よりも3,000円くらい割安になっています。新しいVenue 8 Pro、発表されたのは8月、新モデルに販売が切り替えられたのが9月、そしてアマゾンでの発売開始が10月17日となっており、この間Amazonでは旧モデルが販売され、DELLの直販サイトでは新モデルが販売されていたようです。DELL直販サイトで買うと納期が長く、それを嫌って即納のAmazonで買う人も多いと思われるのですが、このあたりのところきちんと説明しておかないと、何も知らずに購入した人がかわいそうな気もしますね。
3.関連リンク
Dell Venue 8 Proタブレット:DELL公式サイト