こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。つい先日「DELL XPS 12 ー 海外ニュースサイトで新型の画像流出!Surfaceに似たデザインのハイスペック2 in 1」という記事を書いたのですが、よりウインタブっぽい製品情報もありまして、そっちを見落としてました。すみません。8インチWindowsタブレットのビッグネーム「DELL Venue 8 Pro 5000」の後継機情報です。情報ソースはドイツのニュースサイト「GIGA WINDOWS(GIGAというニュースサイトのカテゴリー名です)」ですが、ドイツ語のサイトなので、Neowinの引用記事をもとに記事にしています。
Dell Venue 8 Pro (5855) Windows 10 Tablet mit Intel Atom x5 geleakt [EXKLUSIV]:GIGA WINDOWS(ドイツ語)
Dell Venue 8 Pro successor leaked with “real desktop experience” dock, 1920×1200 display:Neowin(英語)
今回は製品画像の流出はないようで(トップ画像に使われているのは多分現行機です)、製品コンセプトとおおまかなスペック情報のみの流出となっています。
1.製品コンセプトとスペック
流出したのはこの製品コンセプトの表とトップ画像に使っているもののみです。この2枚の画像をサマライズすると、
OS: Windows 10 64ビット
CPU: Intel Atom X5-Z8500(CherryTrail)
RAM: 最大4GB
ディスプレイ: 8インチ(1,280×800、1,920×1,200)、アスペクト比16:10
カメラ: 3D撮影可能(画素数不明)→ Windows Hello対応か?
ネットワーク: 802.11acに対応、LTEモデルあり
サイズ:216 × 130 × 8.95 mm / 400g未満
拡張性: オプションでキーボードドックやアクティブスタイラスペンあり
こんな感じになります。また、流出画像からは読み取れませんでしたが、NeowinによるとUSB Type-Cが採用されているとのことです。また、キーボードドックは新設計らしく、USB Type-Cとデュアルディスプレイの接続をサポートするとのことです。
2.ハイスペック8インチがアメリカ発?
スペックの概要をチェックする限り、新しいVenue 8 Pro 5000は「64ビットのOS、CherryTrailのCPU、4GBのRAM、高精細ディスプレイ」を搭載したハイスペック8インチタブレットである、と言うことができます。8インチタブレットの市場はLenovo ThinkPad 8を除いてハイスペック機は存在せず、「HP Pro Tablet 608 G1」というハイスペック機が米国で発売されていますが、日本では未発売です。私が知る限り、米国では8インチWindowsタブレットの人気がなく、Lenovoはかなり以前から米国でのThinkPad 8の販売を中止しているんですが、なぜかHPとかDELLとか、米国のメーカーがハイスペックな8インチを率先して開発している、というのはよくわかりませんね。この種の製品は日本市場のほうがはるかに人気が出ると思うんですけど。
新型Venue 8 Pro 5000のリリース時期は11月の予定とみられますが、価格などの情報はまだありません。また、HPのハイスペック機Pro Tablet 608 G1は8月に米国で発売されたばかりで近日中の日本発売が期待されますから、年末には日本国内でもハイスペック8インチをいくつかの選択肢から選べるようになるかもしれませんね。あと、個人的にはThinkPad 8の後継機を出してほしいところです。
3.関連リンク
Dell Venue 8 Pro (5855) Windows 10 Tablet mit Intel Atom x5 geleakt [EXKLUSIV]:GIGA WINDOWS(ドイツ語)
Dell Venue 8 Pro successor leaked with “real desktop experience” dock, 1920×1200 display:Neowin(英語)
コメント
これは良い流れだと思います。8~9インチクラスのWinタブは現状「低価格低スペック」競争にまい進し、AndroidスマホやApple製品の高機能高性能競争とは真逆の方向に進んでいただけに特に。
「Continuum」機能が広く浸透普及する事が、もしかすると今後のWindowsの製品競争にも影響してくるんじゃないかと思います。
外へは軽量なタブレットとして持ち出し、電車内などで最低限のデータ入力修正を行ない、カフェや公園など安定したスペースでは外付けのポータブルマウス・キーボードでもう少し本格的な作業を行ない、家に帰ればドックに接続する事で大型ディスプレイを使い据え置きのデスクトップのようにガンガン使える。
これを実現しようと思えばある程度性能が無いといけませんし、逆に言えば今ではAtomシリーズの高性能化でフォトショやイラレでもある程度の作業はAtomでも問題なくこなせるようになっているので、数年前のデスクトップレベルの性能を小型タブで実現する事は問題ないと思いますし、言い換えれば「Continuum機能によって小型タブがデスクトップをも代替する」事も可能になるはずです。
一方で、この方式が浸透すればデスクトップ自体の売れ行きが鈍る可能性もあるので、そういう意味でもメーカー側が高機能高性能小型タブの開発に躊躇するのではという懸念もあります。国内メーカーもどんどん参入してくれればいいのですが。
こんにちは、コメントありがとうございます。iPadに関する記事でも触れたのですが、おっしゃるような使いかたこそWindowsタブレットの醍醐味だと私は思います。あと、「めっちゃ小さいのに超ハイスペック」みたいな製品が好きな日本人は多いですよね。日本メーカーの最近の動向を見ると、こういう尖った製品をだせる勢いがあるのはマウスとかドスパラだと思うので、期待したいです。個人的にはドスパラを煽っていきたいかな、とw