こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。DELLがスタンダードノート「Inspiron 15 3000」のニューモデルを発売しました。「リニューアル」って書きたいんですが、既存モデルも全く同じ名称のまま併売されているので、少なくとも今のところは「モデル追加」ということになると思います。DELLの場合、全く同じ製品名で新旧のモデルが共存していることが多いので、ちょっと面倒ですよね。おそらく正式な型番は「3000」のところがもっと細かい数字(例えば3542とか)になっていて、それで識別できると思うのですが、DELLの製品ページを見ただけだとそういう情報が取れないことが多いので、とりあえずスペックをしっかり確認するしかないですね。
さて、新しい「Inspiron 15 3000」は15.6インチサイズですが、比較的低価格でありながらCore i専用モデルとなっており、ウインタブ的にはちょっと気になる存在です。
1.スペック
OS: Windows 10 Home 64ビット
CPU: Intel Core i3-6006U / i5-7200U
RAM: 4GB / 8GB
ストレージ: 1TB HDD
ディスプレイ: 15.6インチ(1,366 × 768)/(1,920 × 1,080)
光学ドライブ: DVDドライブ
ネットワーク: 802.11 a/b/g/n/ac、Bluetooth 4.1
入出力: USB 3.0 × 2、USB 2.0、HDMI、SDスロット、LAN(RJ45)、オーディオ、DC-IN
サイズ: 380 × 260.3 × 23.65 mm / 重量2,246 g
この製品は製品版Officeの有無によるものを除き、3つのバリエーションに分かれています。
スタンダード: Core i3、RAM4GB、HD液晶
プレミアム: Core i5、RAM4GB、HD液晶
プレミアム フルHD: Core i5、RAM8GB、FHD液晶
という感じで、「プレミアム フルHD」だとなかなかのハイスペックなのですが、ストレージが1TB HDD(ハードディスク)しか選べないのが玉にキズですね。特に上位グレードの場合はSSDにしてしまったほうがバランスが取れるような気がしますけどね。
下位モデルのCPU、Core i3-6006UというのはSkylake世代ながらモデルとしては新しいものです。ノートPCによく使われているCore i3-6100UとIntelのARKで比較してみるとクロックスピードが若干落とされている(6100Uは2.3GHz、6006Uは2.0GHz)などの相違点がありますが、ベンチマークスコアはPassmarkにもなく、実際のところどの程度性能差があるのかは不明です。おそらく体感差はほとんどないのではないか、と思います。
入出力ポートに関してはUSBは合計3つ、HDMIと有線LANポートも装備されていますので、ビジネス利用にも便利か、と思います。あとはD-Subくらいはあったほうがもっと良かったですね。
サイズですが、15.6インチのスタンダードノートという位置づけなので、結構でかいですね。DELLらしくアメリカンなサイズ、というのは冗談ですが、重量は2.2 kg強ある、ということなので、基本的には半据え置き型での利用になると思われます。
2.筐体
筐体はごくシンプルです。Inspironということだと11.6インチのInspiron 11 3000のカラフルでポップな筐体を思い浮かべますが、Inspiron 15 3000はどちらかというと地味ですね。
筐体側面と各部名称です。「1.SDカードリーダー、2.オーディオジャック、3.USB 2.0、4.DVDドライブ、5.ケンジントンロック、6.DC-IN、7.LAN(RJ45)、8.冷却用通気口、9.HDMI、10.USB 3.0」となります。
3.価格など
DELL Inspiron 15 3000はDELL公式サイトで販売中で、価格は下記のとおりです。
スタンダード: Core i3、RAM4GB、HD液晶: 53,978円
スタンダード・Office付属モデル: 70,178円
プレミアム: Core i5、RAM4GB、HD液晶: 68,018円
プレミアム フルHD: Core i5、RAM8GB、FHD液晶: 78,818円
プレミアム フルHD・Office付属モデル: 95,018円
あくまでも個人的な意見ですが、この製品はストレージがHDDしか選べない、というのが性能面でややネックになるような気がしますので、Core i3モデルのほうがバランスがいいかな、と思います。もちろん最上位のCore i5とRAM8GBという組み合わせでも割安感はありますよね。ちなみにこの記事を書いている12月17日現在、DELLはクーポンセールを開催中で、この製品のすべてのバリエーションが一律15,000円割引となります。そうなると最下位モデルは税込みで3万円台で購入できてしまうわけで、一気にお買い得感が高まりまね。