こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。9月29日、都内にてDELLの新製品発表会が開催され、参加させていただきましたのでご報告します。ご案内をいただいた際に新製品の情報が一切なく、「全部デスクトップPCだったら記事を書きにくだろうなあ」と思っていましたが、発表されたのはノートPCばかりで合計なんと7機種に及びました!
1.DELLの業況とコンシューマー製品の方向性
新製品発表に先立ち、DELLの業況と今後のコンシューマー製品の方向性について説明がありました。ごらんのように市場シェア13.3%、台数ベースで1.3倍となっており、大幅な成長を遂げています。その背景として「XPS(極薄ベゼルのハイエンドライン)」と「VR/4K」に代表されるデザイン性と革新性が評価されたため、との分析を示していました。パソコンってもはや成長分野じゃないと思うんですが、素晴らしい伸展ですよね。
次に今後の方向性のヒントとしてこんな資料が示されました。これ、自分がどのようにパソコンやスマホを使っているのか、胸に手を当てて考えてみれば分かる話ではありますが、このように資料化されるとすごく参考になりますね。ウインタブの記事づくりの参考にもしたいと思いました。
で、DELLがコンシューマー向けに注力したいと考えているのが赤枠の部分「エンターテイメント(動画、音楽鑑賞など)」です。
大ヒットとなったハイエンドモバイルノート「XPS 13」を皮切りに、ディスプレイの四隅を囲むベゼルを薄型化し、動画視聴時の没入感を高め、「WAVES MaxxAudio Pro」を全製品に搭載する予定とのこと。つまり「ディスプレイ」と「サウンド」ですね。発表された新製品はこの流れを汲むものばかりでした。
ところで、発表会のゲストに加藤綾子さん(カトパン)が来られていました。「ファンの集い」とかではないので、握手をお願いしたり、一緒に写真を撮るとかは「全然無理」でしたけど、すごく可愛い人だなあ、と思いました。短時間でしたけど、加藤さんのトークショー(DELLの方と対談)もあり、「今日なんのためにここに来たのか」を忘れそうになりました…。
2.新製品
趣旨を思い出しました。これがDELLのコンシューマー向け新製品です。全部で7機種。「第8世代のCore iプロセッサーを搭載している」という基準で「新製品」となっていますが、DELLのご担当者に確認したところ、「XPSとInspiron 14 7000はCPUを第8世代(Kabylake R)に変更したのみで、それ以外は筐体から新しくなっています」とのことでした。
この記事ですべての新製品を詳細にレビューするのは難しいので、個別には別途紹介記事を書くことにして、ごく簡単に特徴を説明したいと思います。
Inspiron 15 5000です。「5000」というのはInspironとしては「中位」のモデルとなります。口頭で「ファミリー向け」という説明がありましたが、第8世代のCore iを搭載し、SSDモデルの設定もあり、外部GPU「AMD Radeon 530」を搭載するグレードもあるなど、スタンダードノートとしては高いスペックとなります。
DELLとしては珍しく、筐体色も全6色用意されます(ただし、9月29日現在ではまだブラックかホワイトしか選べません)。
こちらがInspiron 15 7000。「7000」というのはInspironとしては「上位」のモデルです。画像をひと目見ればわかりますが、ベゼル幅が非常に細くなっており、スタイリッシュな印象を受けます。第8世代のCore i5もしくはi7を搭載し、全モデルに外部GPU「GeForce 940MX」を搭載するハイスペックモデルです。また、9月29日現在まだ発売されていませんが、4Kディスプレイの設定も追加されます。
ところで、Inspiron 15 7000には「テンキーがない」ですね。15.6インチのスタンダードノートでテンキーのない製品というのはかなり珍しいです。なので「どうして7000にはテンキーがないんですか?」と直球の質問をしてみたところ「狭ベゼル化によって筐体の横幅が小さくなり、テンキーの装備が難しくなりました」とのご回答でした。なるほど、この製品の横幅は361.4 mmですから、一般的なスタンダードノートよりも2センチくらい小さいです。
この製品はDELLでもかなり力を入れて紹介していましたので、のちほど紹介記事を書きたいと思います。
DELL製品ページ:New_Inspiron_15_7000_7570(2017/9/29発売)
こちらも注目したいモデル、Inspiron 13 7000です。やはりベゼル幅が非常に細くなっており、DELLの方向性がよく分かる製品だと思います。もちろん「MaxxAudio Pro」が搭載されています。位置づけとしてはXPS 13の下位モデルということになるものの、第8世代のCore i5もしくはi7、RAM8GB、256GB SSD、そして高輝度300nit(明るさの単位です)のFHDディスプレイを備えており、ウインタブの「上級モバイルノートの勝手基準(Core i5/RAM8GB/256GB SSD)」を満たすハイスペックマシンです。
DELL製品ページ:New_Inspiron_13_7000_7370(2017/9/29発売)
Inspiron 13 7000にはクラムシェルノートとキーボード非分離・ディスプレイ360度回転型の2 in 1があります。こちらは2タイプならんだ画像なのですが、ご覧の通りほとんど同じデザインでした。
DELL製品ページ:New_Inspiron_13_7000_2in1_7373(2017/9/29発売)
なお、Inspiron 13 7000についても後ほど改めて紹介記事を書きたいと思います。
なお、DELLは新製品発表と同時に直販サイトでの受注を開始しており、今回紹介した新製品はすべて販売が開始されています。また、DELLは現在「オータムセール」を開催中で、これら新製品も全て割引の対象になっているようです。この週末、ぜひDELL直販サイトをチェックしてみて下さい。
コメント
https://m.srad.jp/story/17/01/27/2121230
PC全体の需要は下がっていてもゲーミングPCなどのハイエンド部門は伸びているそうなのでそこに注力しようとしてるのではないでしょうか。グラボ搭載機が増えていますし。
PYUさん、こんにちは、コメントありがとうございます。確かにグラボ搭載機は明らかに増えてますね…