こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。ASUSのZenBook 3といえば12.5インチサイズながら重量が1 kgを切る(910 g)の薄型・軽量なモバイルノートです。この製品はいわゆるBTOモデルではなく、レディーメードでいくつかのバリエーションが用意されています。具体的には「Core i5/RAM8GB/ストレージ256GB」と「Core i7/RAM16GB/ストレージ512GB」の2モデルなのですが、どっちも高性能ではあるものの、この構成だとCore i5モデル(実売価格12万円弱から)とCore i7モデル(実売価格16万円弱から)では価格差がかなり大きくなってしまいます。なお、従来モデルについて紹介記事を書いていますので、詳しくはこちらをご覧ください。
ASUS ZenBook 3 - 12.5インチサイズにして重さ910 g!話題のモバイルノートが日本発売!
今回紹介するのはASUS直販サイト限定販売の追加モデルで「UX390UA-GS074T」という型番になります。スペックはCore i5モデルとCore i7モデルの間で、価格のほうも税込み129,800円と、かなり安くなっていますよ。
1.スペック
まず、既存の2モデルとの比較をしてみます。
UX390UA-GS074T(最新):Core i7/RAM8GB/256GB SSD
UX390UA-512GP(既存):Core i7/RAM16GB/512GB SSD
UX390UA-256G(既存):Core i5/RAM8GB/256GB SSD
このように、最新モデルは既存モデルの中間に位置し、CPUはKabylake世代のCore i7-7500Uを搭載しつつ、RAMとストレージ容量を少し抑えた感じです。それ以外、ディスプレイや筐体重量などは既存モデルと同じです。
既存の上位モデルのほうがトータルでのパフォーマンスは高くなりますが、通常のビジネス用途や動画視聴、ブラウザゲーム、Webブラウジングなどに利用する場合はRAM8GBでも問題ないと思います。また、ストレージ容量については好みの問題ですが、一般的には256GBあれば特に不自由はないのでは?と思います。ストレージは容量を上げると当然コストに跳ね返ってきますので、512GBから256GBに容量を下げるだけでずいぶんと価格もリーズナブルになります。
それと、先に価格の話をしてしまいますと、既存モデルのCPUをCore i5からi7に上げ、価格差がおよそ1万円強ということになりますので、これはまあ、妥当と言えるのですが、これって価格ドットコムの安値圏と直販価格を比較してのものですから、「ASUS頑張ってるじゃん」と言ってもよさそうです。
2.筐体
この製品は既存モデルと筐体は同じです。ですが、1年前にリリースされたモデルとはいえ、非常に優れたパッケージングなので、もう一度おさらいしてみましょう。筐体素材は航空機などにも使用されるアルミニウム合金を使用し、通常のノートPCに使用される素材よりも軽く、50%強くなっています。
また、ディスプレイガラスはゴリラガラス 4です。これは強度を高めるため、というのもありますが、厚さ0.4 mmのゴリラガラスを採用することによって、さらなる薄型化を実現した、というのもあります。
天板は「Zen」の象徴ともいえる「スピンメタル加工」が施され、エッジ部分にはゴールドのハイライトがあしらわれます。なお、ZenBookといえば「ロイヤルブルー」がイメージカラーだと思うのですが、この製品は11月30日現在「ローズゴールド」のみの設定となっているようです。
ボディの横幅をフルに使いきったキーボードレイアウトは「フルサイズキーボード」を実現します。この画像は英語配列ですが、実際には日本語配列となります。また、上部には「Harman Kardonと共同開発した4つのスピーカー」も搭載されます。
この製品の泣き所は「入出力ポート」です。11.9 mmという超薄型設計のため、オーディオジャックはいいとして、USB Type-Cポートが1つしかありません。しかし「ASUS ミニドック(画像右側)」が付属します。ミニドックにはUSB 3.0、HDMI、充電用のUSB Type-Cポートがあります(いやこれでもちょっと足りない気が…)。
また、専用のスリーブケース(画像左側)も付属品です(なお、左右画像の縮率は異なります)。この製品はめちゃめちゃ質感が高いので、ケースは必須でしょうね。
3.価格など
ASUS ZenBook3(UX390UA-GS074T)は12月15日の発売で、ASUS直販サイトではすでに予約注文を受け付けています。上にも書きましたが、価格は税込み129,800円です。
Core i7を搭載したモバイルノートは、安いものだと約10万円から購入できます。ただ、10万円というのはごく少数派ですけどね。ZenBookはそれら最安値圏のCore i7機と比較すると若干高くなるものの、厚さがわずか11.9 mm、重量も910 gと抜群にコンパクトですし、筐体の仕上げも素晴らしいので、どう見ても割安だと思います。
ZenBook 3はリリースから1年が経過しているので、近い将来ニューモデルが登場するのかもしれません。ですが、現行のモデルでもこれっぽっちも古さがありませんよね。そろそろ冬のボーナス時期に入りますが、モバイルノートの購入を考えている人には強力な候補になるのではないでしょうか?
4.関連リンク
ASUS ZenBook3 UX390UA-GS074T:ASUS Shop