ASUSがゲーミングノート「TUF Gaming F15」の2023年モデルを発表しました。タフな筐体でリーズナブルな価格が人気のTUF GaminigシリーズにはIntel CPUを搭載する「F15(15.6インチ)/F17(17.3インチ)」と、AMD CPUを搭載する「A15(15.6インチ)/A16(16インチ)/A17(17.3インチ)」がありますが、今回ご紹介するのはIntel版の15.6インチです。
2022年モデルと2023年モデル、ともに「FX507」という型番になっており、変更点は多くありませんが、肝心のGPUが新型番になっています。
1.TUF Gaming F15 スペック
スペック表
TUF Gaming F15(2023) | |
OS | Windows 11 Home |
CPU | Intel Core i5-12500H/Core i7-12700H |
GPU | GeForce RTX4050/RTX4060 Laptop GPU |
RAM | 16GB(DDR4-3200, 8GB×2, 最大32GB) |
ストレージ | 512GB SSD(PCIe 4.0 x4接続) |
光学ドライブ | なし |
ディスプレイ | 15.6インチ(1,920×1,080)144 Hz |
ネットワーク | 802.11a/b/g/n/ac/ax, Bluetooth5.1 |
入出力 | USB Type-C(Thunderbolt 4)、USB3.2 Gen2 Type-C、USB3.2 Gen1 Type-A × 2、オーディオジャック、HDMI、LAN(RJ45) |
カメラ | Webカメラ(92万画素) |
バッテリー | 90Wh(約10.6時間) |
サイズ | 354.9×251.9×22.45-24.95mm |
重量 | 2.2 kg |
バリエーションモデル
・FX507ZU4:GeForce RTX4050
・FX507ZV4:GeForce RTX4060
※外部GPUの型番以外は両モデル共通スペックです
※この2モデルの他、「FX507ZC4(Core i5-12500H/RTX3050)」というモデルも発表されていますが、この記事では取り上げません
コメント
CPUは第12世代(Alder Lake)の高性能タイプ、Core i7-12700Hです。ここは2022年モデルから変更がありません。GPUは1月に発表されたばかりの新型番、GeForce RTX4050/RTX4060 Laptop GPUです。ウインタブではRTX40シリーズを搭載する製品はまだ1機種(MSI Titan GT77 HX 13V)しかレビューしていませんし、その1機種もRTX4090という、超ハイエンドな型番を搭載していました。なので、RTX4050/RTX4060の性能についてあまり偉そうなことは言えないのですが、そのRTX4090搭載機に関しては「いままで見たこともないようなベンチマークスコア」を記録しましたので、RTX4050/RTX4060に関しても従来型番RTX3050/RTX3060から大幅なパワーアップを果たしていると思われます。
RAMは16GBで最大32GBまで増設可能です。ASUS製品には無料で加入できる「あんしん保証」があり、これに加入しておくと、万一RAM増設に失敗して製品を破損させるような事態になっても「修理代金の20%の自己負担」で修理してもらえます(通常の製品保証の場合、ユーザーがDIYに失敗して製品を破損させた場合は保証対象外です)。…まあ、RAMの増設・換装くらいなら破損するケースは少ないと思いますけどね…。
SSDは全モデル共通で512GBですが、2022年モデルがPCIe 3.0であったのに対し、2023年モデルではPCIe 4.0と、より高速な接続形式になっています。。また、ディスプレイは15.6インチで解像度は1,920 × 1,080と、アスペクト比16:10のトラディショナルな形状で、リフレッシュレートは144 Hzです。
2.TUF Gaming F15 筐体
筐体は基本的には2022年モデルから変わっていません。TUF Gamingなので、もちろんMIL規格(MIL-STD 810H)準拠の頑丈な筐体になっています。
しかし、天板のデザインが一部変更されています。2022年モデルとニューモデルのFX507ZV4(RTX4060)は「メカグレー」という色名ですが、ニューモデルのFX507ZU4(RTX4050)のみ「イエガーグレー」という色が採用されました。いや、色名というより実際は「天板のデザイン」ですね。メーカーの説明では「2色のカラーは、それぞれにロゴの位置が異なります。レーザー彫刻で大きくデザインされたイエガーグレーと蓋にエンボス加工されたロゴがあるメカグレー」となっていますが、はっきり言ってそんなに大きくは違わないような…。
キーボードです。この画像では英語配列になっていますが、日本仕様は「106キー日本語キーボード (RGB イルミネートキーボード)」と開示されています。「RGB」とあるので、バックライト色の変更が可能と思われますが、どのくらいのカスタマイズ余地があるのか(Per-Key RGBなのか4ゾーンRGBなのか1ゾーンRGBなのか)は不明です。2022年モデルは1ゾーンRGBだったので、おそらく変更されていないかと。また、WASDキーにクリアタイプのキートップが使われているなどの特徴は2022年モデルから変わっていません。
側面と入出力ポートの配置です。左側面(画像下)にほとんどのポートが集中するレイアウトになっているのはある意味「TUF Gamingシリーズの伝統」ですねw 配置には少しクセがありますが、USBポートが合計で4つ、うち1つがThunderbolt 4で残りも全てGen2規格、HDMIに有線LANポートと、十分な構成になっていると思います。
3.TUF Gaming F15 価格など
ASUS TUF Gaming F15(2023)は4月上旬の発売予定で、RTX4050搭載のFX507ZU4はASUS Store限定販売で価格は税込み189,800円、RTX4060搭載のFX507ZV4はASUS StoreのほかAmazonと楽天でも購入でき、価格は税込み219,800円です。
発売日までまだ少し間がありますが、RTX40シリーズを搭載し、比較的購入しやすい価格に抑えられているTUF Gaming F15、実力の程が気になるところです。
4.関連リンク
TUF Gaming F15 FX507ZU4 (RTX4050):ASUS Store
TUF Gaming F15 FX507ZV4 (RTX4060):ASUS Store
コメント
前のモデルは液晶画面の発色が残念なのですが、そこは改善されているんでしょうか?