ASUSがゲーミングPCブランド「TUF Gamingシリーズ」のゲーミングノート4製品5モデルを発表しました。つい先ほど記事を掲載したROG Strixシリーズと同時発表で、ROG Strixシリーズよりもスペックは低め、そのぶん購入しやすい価格になっています。
なお、ROG Strixシリーズのニューモデルについてはこちらの記事をご参照ください。
ASUS ROG Strixシリーズ(2024) - ASUSのゲーミングノート上位モデル、CPUが新しくなりました
目次
1.TUF Gaming A16 FA607/F16 FX607
スペック表
TUF Gaming A16 FA607/F16 FX607 | |
OS | Windows 11 Home |
CPU | A16:AMD Ryzen 9 7845HX F16:Intel Core i7-13650HX |
外部GPU | GeForce RTX4060/4070 Laptop GPU ※RTX4070はA16のみ |
RAM | 32GB(DDR5, 最大32GB) |
ストレージ | 1TB SSD (PCIe4.0 x4, NVMe/M.2) |
光学ドライブ | なし |
ディスプレイ | A16:16インチ (2,560 x 1,600) 165Hz F16:16インチ (1,920 x 1,200) 165Hz |
ネットワーク | Wi-Fi6E(a/b/g/n/ac/ax)、Bluetooth 5.1 |
入出力 | USB Type-C(Thunderbolt 4※)、USB3.2 Gen2 Type-C、USB 3.2 Gen2 Type-A × 2、オーディオジャック、HDMI、LAN(RJ45) ※A16はUSB3.2 Gen2 Type-C |
カメラ | Webカメラ(92万画素) |
バッテリー | 90Wh(動画再生 A16:約3.8時間/F16:約8.3時間) |
サイズ | 354.9 × 251.9 × 22.15-28.25 mm |
重量 | 2.27 kg |
バリエーションモデル
TUF Gaming A16 FA607
・RTX4070/32GB/1TB
・RTX4060/32GB/1TB
TUF Gaming F16 FX607
・RTX4060/32GB/1TB
コメント
搭載CPUは2023年の型番、と言いますか、Core UltraやRyzen 8000番台ではありません。とは言えA16のRyzen 9 7945HX/F16のCore i7-13650HXとも決して低性能なんてことはなく、PCゲームやクリエイティブワークに十分な性能です。外部GPUはA16がGeForce RTX4070/4070、F16がRTX4060で、RAM32GB/SSD1TBです。RAMとSSD容量は価格帯の割に大きなものになっていると思います。
A16とF16、筐体サイズも見た目も同じですが、ディスプレイの仕様は異なります。A16のほうが解像度が高く、2,560 × 1,600と高精細です。F16は1,920 × 1,200で、どちらもアスペクト比は16:10、リフレッシュレートは165Hzです。
A16のキーボードです。F16も同じ仕様でテンキーもついています。この画像では英語配列になっていますが、日本仕様は日本語配列でRGBバックライト(バックライト色を好みの色に変更できます。ただし、1ゾーンと思われ、個々のキーのバックライト色を変えたり、ゾーンごとに異なるバックライト色に変えたりはできません)。
外観はA16とF16で違いはありません。筐体色も「メカグレー」のみ、MIL規格(MIL-STD 810H)準拠の堅牢性を備えています。また、この画像では両者のキーボードバックライト色が違っていますが、どちらもRGBバックライト搭載なので、全く同じ色にすることもできます。
TUF Gaming A16 FA607/F16 FX607は3月下旬以降の発売予定で(A16のRTX4070モデルのみ2月7日発売)、ASUS Storeでの価格はA16が209,800円から、F16が199,800円です。
メーカー販売ページ
TUF Gaming A16 FA607
TUF Gaming F16 FX607
2.TUF Gaming A15 FA507UV
スペック表
TUF Gaming A15 FA507UV | |
OS | Windows 11 Home |
CPU | AMD Ryzen 9 8945HS |
外部GPU | GeForce RTX4060 Laptop GPU |
RAM | 16GB(DDR5, 最大32GB) |
ストレージ | 1TB SSD (PCIe4.0 x4, NVMe/M.2) |
光学ドライブ | なし |
ディスプレイ | 15.6インチ (1,920 x 1,080) 144Hz |
ネットワーク | Wi-Fi6(a/b/g/n/ac/ax)、Bluetooth 5.1 |
入出力 | USB4 Type-C(DP対応)、USB3.2 Gen2 Type-C(DP/PD対応)、USB 3.2 Gen1 Type-A × 2、オーディオジャック、HDMI、LAN(RJ45) |
カメラ | Webカメラ(92万画素) |
バッテリー | 90Wh(動画再生 約9.1時間) |
サイズ | 354.9 × 251.9 × 22.45-24.95 mm |
重量 | 2.2 kg |
バリエーションモデル
上記スペック表の単一バリエーション
コメント
今回ご紹介するニューモデルの中では唯一CPUにまだ聞き慣れない新型番、「Ryzen 9 8945HS」を搭載しています。ASUSによればこの型番は「AI機能のAMD Ryzen AIにも対応」しているとのことで、Zen4/RDNA3のアーキテクチャは従来の型番から継続しているものの、AI機能の向上が期待できます。GPUはGeForce RTX4060です。
一方でRAMは16GBとAIを謳う割には小さめ、SSDは1TBです。また、ディスプレイはトラディショナルな15.6インチ、アスペクト比16:9、FHD解像度となっています。リフレッシュレートは144Hzです。
筐体色は上にご紹介したTUF Gaminig A16/F16と同じ「メカグレー」で、日本語配列・RGBバックライト付きのキーボードが搭載されます。
TUF Gaming A15 FA507UVは2月7日の発売予定で、ASUS Storeでの価格は189,800円です。
メーカー販売ページ
3.TUF Gaming A15 FA506NC
スペック表
TUF Gaming A15 FA506NC | |
OS | Windows 11 Home |
CPU | AMD Ryzen 5 7535HS |
外部GPU | GeForce RTX3050 Laptop GPU |
RAM | 16GB(DDR5, 最大32GB) |
ストレージ | 512GB SSD (PCIe4.0 x4, NVMe/M.2) |
光学ドライブ | なし |
ディスプレイ | 15.6インチ (1,920 x 1,080) 144Hz |
ネットワーク | Wi-Fi6(a/b/g/n/ac/ax)、Bluetooth 5.1 |
入出力 | USB3.2 Gen2 Type-C(DP対応)、USB 3.2 Gen1 Type-A × 3、オーディオジャック、HDMI、LAN(RJ45) |
カメラ | Webカメラ(92万画素) |
バッテリー | 48Wh(動画再生 約4.4時間) |
サイズ | 359.8 × 256 × 22.8-24.5mm |
重量 | 2.3 kg |
バリエーションモデル
上記スペック表の単一バリエーション
コメント
ラストはエントリーモデルのTUF Gaming A15 FA506NCです。スペックは2023年水準でCPUはRyzen 5 7535HS、GPUはGeForce RTX3050、RAM/SSDは16GB/512GBです。また、ディスプレイもエントリークラスのゲーミングノートとしては標準的で、15.6インチで解像度はFHD(1,920 × 1,080、アスペクト比16:9)、リフレッシュレートは144Hzです。
ASUSによれば「初めてのゲーミングノートPCに最適」とのことで、この記事でご紹介している製品の中では最も低価格です。
筐体色は「グラファイトブラック」で、天板の形状とデザインが上にご紹介した製品とは異なります。しかし、MIL規格(MIL-STD 810H)の堅牢性はしっかり確保しています。また、キーボードもテンキー付き、RGBバックライト搭載です。
TUF Gaming A15 FA506NCはASUS Storeで販売中で、価格は129,800円です。エントリーゲーマー向けのスペックながら価格も手頃ですし、PCゲーム初心者の方にも向く製品だと思います。