ZTEがスマートフォン「Blade V41 Vita 5G」を発売しました。Bladeシリーズはかつて日本国内でも正規販売されていましたが、現在は残念ながら取り扱いを中断しています。Blade V41 Vitaは5G対応スマートフォンとしては購入しやすい価格帯のモデルですが、美しい筐体デザインとカメラ性能の高さも魅力となっています。
1.ZTE Blade V41 Vita 5Gスペック
スペック表
ZTE Blade V41 Vita 5G | |
OS | MyOS 12(Android 12ベース) |
CPU | MediaTek Dimensity 810 |
RAM | 6GB |
ストレージ | 128GB |
ディスプレイ | 6.6インチ(2,408 x 1,080) |
LTEバンド |
5G:n1/3/5/7/8/20/28/38/40/41/77/78 FDD-LTE:B1/2/3/5/7/8/20/28 TD-LTE:B38/40/41 |
SIM | nanoSIM |
ネットワーク | 802.11a/b/g/n/ac、Bluetooth 5.0 |
入出力 | USB Type-C、MicroSDカード |
カメラ | イン8MP/アウト50MP + 2MP + 2MP |
バッテリー | 4,500 mAh |
サイズ | 不明(厚さ7.98 mm) |
重量 | 不明 |
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OSはAndroid 12ベースのMyOS 12です。日本国内ではワイモバイルから販売されている「Libero 5G」でも採用されていて、素のAndroid OSそのままではなく、いくつかの独自機能が追加されています。
CPUはMediaTek Dimensity 810です。AnTuTu Benchmarkでの総合スコアは38万点程度で、普段使いではストレスを感じることなくスムーズに動作する性能を備えています。GPU性能も2万円台で購入できる端末の中では高く、ほとんどのゲームはグラフィック設定を調整することで十分プレイできる性能を備えています。RAMは6GB、内蔵ストレージは128GBで、RAMはストレージ領域を5GB割り当てることで容量を最大11GBにできるメモリ拡張も利用可能です。また、MicroSDカードによるストレージ拡張もサポートしています。
ディスプレイは6.6インチサイズで、解像度はFHD+(2,408 × 1,080)、パネルはIPS液晶を採用しています。リフレッシュレートは特に記載されておらず、おそらく60Hzにとどまっているものと思われます。
カメラはイン8MP、アウト50MP(メイン) + 2MP(マクロ) + 2MP(深度)です。超広角レンズが搭載されていない点とマクロレンズの画素数が低い点は残念に感じられるものの、メインレンズは50MPで、暗所も明るい写真を撮影できるナイトフォトモードも利用可能です。
バッテリー容量は4,500 mAhで、最大22.5W出力の急速充電をサポートします。
2.ZTE Blade V41 Vita 5G 筐体
前面はパンチホールではなく、ティアドロップノッチが採用されていますが、サイズは小さめになっているほか、ベゼルも細めです。
背面です。筐体は7.98 mmと超薄型となっているほか、おそらく樹脂素材と思われますが光沢を抑えた加工が施されており、落ち着いたデザインになっています。カメラバンプ部はASUSのZenfone 9やHuaweiのP50シリーズに似ており、レンズフレームにはゴールドメッキを用いるなど高級感のある筐体デザインです。筐体色は「スターリーブラック」一色のみです。
3.ZTE Blade V41 Vita 5G 価格など
12月12日午後5時から17日午後4時59分(日本時間)までAliExpress内ZTE Official StoreにてZTE Blade V41 Vita 5Gのワールドプレミア(セール)が開催され、グローバルバージョンが199ドル(28,295円)で販売されます。
前述の通りZTEのBladeシリーズは現在日本国内では正式に販売されなくなってしまって久しいものの、今回ご紹介したBlade V41 Vita 5Gは同価格帯で販売されているXiaomiやMotorolaの端末と比較しても劣ることのない魅力的な端末に仕上がっている印象を受けます。Bladeシリーズは安価で筐体デザインも妥協のない端末を多数投入していましたが、現在でもその点はしっかり継承されているようです。
高級感のある筐体デザインも魅力的で、この価格で購入できるのはお得に感じられます。
4.関連リンク
ZTE Blade V41 Vita 5G:ZTE Official Store(AliExpress)