Xiaomiが11インチのタブレット「Xiaomi Mi Pad 5 / Mi Pad 5 Pro / Mi Pad 5 Pro 5G」を発表しました。CPUにSnapdragon 860/870を搭載し、4,096段階の筆圧に対応するペン入力も可能な高性能タブレットです。ただし、8月12日現在で発表されているのは「中国版」のみです。読者の皆さんはすでにご存知のことと思いますが、XiaomiのAndroid端末(MIUIを搭載しているもの)は中国版だと日本語化ができません。なので、おそらく追加されるであろう「グローバル版」の発表を待つほうがいいかと思います。日本で正規販売されるとさらに安心なのですが、いまのところ日本市場投入の情報はありません。
1.Mi Pad 5シリーズ スペック
Mi Pad 5 / Mi Pad 5 Pro / Mi Pad 5 Pro 5G | |
OS | MIUI 12.5(Android 11) |
SoC | Mi Pad 5:Qualcomm Snapdragon 860 Pro / Pro 5G:Qualcomm Snapdragon 870 |
RAM | Mi Pad 5 / Pro:6GB Pro 5G:8GB |
ストレージ | 128GB/256GB(Pro 5Gは256GBのみ) |
ディスプレイ | 11インチ(2,560 × 1,600)120Hz |
LTEバンド | Pro 5GのみLTE/5Gに対応 LTE:B1/2/3/4/5/7/8/19 5G:n1/3/28a/41/77/78 |
SIM | Nano SIM(Pro 5Gのみ) |
ネットワーク | 802.11a/b/g/n/ac、 Bluetooth 5.0 |
入出力 | USB Type-C |
カメラ | Mi Pad 5 / Pro:イン8MP/アウト13MP Pro:イン8MP/アウト13MP+5MP Pro 5G:イン8MP/アウト50MP+5MP |
バッテリー | Mi Pad 5:8,720 mAh Pro/Pro 5G:8,600mAh |
サイズ | 254.69 × 166.25 × 6.85 mm |
重量 | Mi Pad 5:511g/Pro:515g/Pro 5G:518g |
バリエーションモデル
Mi Pad 5:
6GB/128GB
6GB/256GB
Mi Pad 5 Pro:
6GB/128GB
6GB/128GB
Mi Pad Pro 5G:
8GB/256GB
コメント
Mi Pad 5シリーズには大きく分けて3つのモデルがあります。Mi Pad 5(無印)、Mi Pad 5 Pro、Mi Pad 5 Pro 5Gです。筐体は基本的にすべて同じです(厳密に言うとMi Pad 5のみ厚さが6.85 mm、ProとPro 5Gは6.86 mmなのですが、さすがにこれは無視してもいいかと)。
OSはAndroid 11ベースのMIUI 12.5です。冒頭に書かせていただいたとおり、現時点で存在しているのは中国版のみで、おそらく日本語対応しておらず、GMS(Google関連のサービス)も入っていないものと思われます。
CPUはMi Pad 5がSnapdragon 860、ProとPro 5GはSnapdragon 870です。Androidタブレットに搭載されるCPUとしては最高レベルの性能と言え、ほとんどのゲームが快適にプレイできると思います。またRAMはMi Pad 5とProが6GBのみ、Pro 5Gは8GBのみです。ストレージはMi Pad 5とProが128GBと256GBを選べ、Pro 5Gは256GBのみとなります。
ディスプレイは11インチで解像度は2,560 × 1,600と高精細で、リフレッシュレートも120 Hzです。また、Dolby VisonやHDR10にも対応し、4,096段階の筆圧対応ペン入力も可能です(ペンは別売り)。
カメラの仕様は三者三様です。インカメラは8MPと共通ですが、アウトカメラはMi Pad 5が13MP、Proが13MP+5MP、そしてPro 5Gは50MP+5MPと、スマホ並みに高品質になっています。
また、通信まわりではMi Pad 5とProはWi-Fi専用機、Pro 5GのみLTE/5G通信に対応します。ただし、Pro 5Gも「音声通話には非対応」とのことです。
サイズについて、重量は11インチで511 – 518 gということなので、めちゃめちゃ軽いという感じではありませんが、軽量な部類とは言えるでしょう。厚さが7 mmを切り、6.85-6.86 mmというのも素晴らしいと思います。
2.Mi Pad 5シリーズ 筐体
上の画像がMi Pad 5、下がMi Pad 5 Proです。カメラまわりをアップで見ない限り、ほとんど同じデザインであると言えますね。なお、筐体色はPro 5Gが黒のみ、Proが黒と白、Mi Pad 5(無印)は黒、白、緑の3色から選べます。
筐体は先日レビューしたCHUWI HiPad Proのようにエッジが角ばっていて、スクエア(フラット)なデザインになっています。
また、Mi Pad 5シリーズはスピーカーにもこだわりがあります。Mi Pad 5は(横持ち時の)両側面に2つずつ、合計4つのスピーカーを備え、Dolby Atmosサウンドシステムを搭載しています。ProとPro 5Gはさらにすごくて、スピーカー位置は同じですが、それぞれのスピーカーグリルに各2つ、合計で8スピーカーとなっています。
別売りでキーボード(キーボードカバー)も用意されています。本体のPOGOピンと物理接続するタイプで、形状はCHUWI HiPad Proのものとほぼ同じです(HiPad ProのキーボードはBluetooth接続)。
3.Mi Pad 5シリーズ 価格など
Xiaoi Mi Pad 5シリーズはXiaomi公式サイト(中国)で予約注文を受け付けており(日本からの購入はできません)、8月12日現在の価格は下記のとおりです
Mi Pad 5(6/128):1,999元(約34,100円)
Mi Pad 5(6/256):2,299元(約39,200円)
Mi Pad 5 Pro(6/128):2,499元(約42,600円)
Mi Pad 5 Pro(6/256):2,799元(約47,700円)
Mi Pad 5 Pro 5G(8/256):3,499元(約59,700円)
これ、中国国内の価格で人民元建てなので、実際にグローバル版、あるいは日本版がこのくらいの円貨で購入ができるのかは不明ですが、仮に「できる」とすると非常に安いですよね。買うなら無印の6GB/128GBかPro 5Gか、なんて思いますけど、冒頭に書かせていただいたとおり、中国版だと日本語化に難があり、かつGMSも入っていませんので、グローバル版が発表されるまでもう少し「待ち」になるでしょう。できれば日本でも販売してもらいたいところです。
コメント
LTEのBand19対応が本当なら、日本投入を期待して良いのでは…?
グローバル版出てから記事にしてくれ
グローバル版が出る前に知っとかないと、他の機種を買ってします所でしたのでこの記事よんで待ってみることにしました。
グローバル版も出る可能性が高いようです。
Mi Pad 4 に EU ROM 焼いて使ってるけどタッチパネルの反応もいいし使いやすいので
今回も注目してます
シャオミのROM焼きの敷居は低いほうだけど最初からグローバル版ならその方がいいですしね
ずっと以前にXiaomiのスマホで中国版+ショップカスタムROMという製品を使ったことがあり、すごく不満だったので、グローバル版を待つほうがいいと思います。