こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。最近少しだけ復調気味の中華Androidタブレットから、「おお、これは気になる!」という製品が登場しました。「VOYO i8 Plus」という製品で、Android機なのにキックスタンドを装備しています。キックスタンドがあるということは専用キーボードがあり、そして手書き入力も可能である、ということが容易に想像できますね!
1.スペック
OSはAndroid 7.0ですが、この製品はある程度キーボードの利用頻度が高そうな気がしますので、Remix OSとかPhoenix OSとかのカスタマイズUIが入っててもよかったかもしれません(自分でもインストールできますけどね)。CPUはMT6753で、つい先日紹介記事を書いた「ALLDOCUBE Power M3」と同じです。ということはAntutuスコアが3万点台後半くらいになるわけで、性能面ではそんなに高いとは言えません。
RAMは3GB、ストレージは64GBですから、CPU性能を思えば十分と言える水準になっています。ディスプレイは10.1インチでWUXGA(1,920 × 1,200)と高精細です。中華だと普通ですけど。
それと、この製品も「LTE機」です。対応バンド数こそ少ないものの、もちろんバンド1には対応しています。ただ、SIMについての情報が少なく、Gearbestのみ「DSDS対応のデュアルSIM」という記載があったものの、メーカーサイトや他の通販サイトではDSDSとかデュアルSIMという文言が見つかりませんでした。私の「予感」にすぎませんが、おそらくシングルSIMなのではないか、という気もします。ともあれ、LTE対応というだけでもうれしいところです。
ここまで見た感じ、ALLDOCUBE Power M3と大差ないスペックになっていますが、カメラの画素数はアウト13MPとまずまず、というかタブレットとしてはかなりいいほうです。しかし、カメラ云々ではなく、ALLDOCUBEよりもこっちのほうが面白い、と感じますね。詳しくは筐体説明で!
2.筐体
ごらんのように、Surfaceタイプみたいな筐体構造になっています(キーボードとスタイラスは別売りです)。この画像を見ただけだとSurfaceかと思いますよね。
これがキックスタンド。ヒンジ部分はそこはかとなくLenovoのウォッチバンドヒンジに似ています。筐体素材は不明ですが、この構造だと少なくともキックスタンドは金属製でしょう。
キックスタンドは「non-polar」という表示になっていますので、おそらく無段階で角度調整が可能と思われます。最大開口角度は不明ですが、この画像のように水平位置に近いところまで開口できます。
それと、これは読者にいらぬ期待をかけてもらわないように「紹介すべきでない」と思った「2,048段階の筆圧対応」のスタイラスペンが用意されます(別売り)。だって、ウインタブの経験上、「VOYOのスタイラスは他に比類なき最悪の出来」なんですよ!ただ、この製品はOSがAndroidですし、筆圧レベルも高くなっているので、「ひょっとしたらよくなってるかも」という一縷の期待はかけられなくもないです。
何のためにウインタブが中華製品の実機レビューをしているかと言いますと…、まあいいや、現時点のウインタブの知識レベルでは、この製品のスタイラスは使い物にならない可能性が高い、ということだけ言っておきます。こう書いておいて、実際はぼちぼち使えるようならうれしい誤算でしょうし。
各部名称です。中国語ですが雰囲気はわかると思います。USBポートはmicro規格で充電にも使いますので、仮にこの製品をパソコンとして見た場合はちょっと心もとないですね。まあOSがAndroidだし、いいか…。
それと、スピーカーがどこにあるのかわかりませんよね。あとmicroSDスロットとSIMスロットも。Surfaceタイプの場合、スロット類がキックスタンドの内側にあることが多いので、だいたい予想はつきますが、スピーカーはどこなんだろう?
別売りのキーボードは物理接続ではなく、Bluetooth接続です。キー配列のわかる画像がなく、唯一この1枚のみキーボード面の画像を見つけました。これを見ると「キーストロークが」みたいな話はできそうにないですけど、実際使ってみないとわかりませんよね!
3.価格など
VOYO i8 Plusは中国の通販サイト「geekbuying」「Banggood」「Gearbest」に製品ページがあり、11月15日現在の価格はgeekbuyingとGearbestで179.99ドル(20,476円)となっています。また、geekbuyingのみはキーボード、スタイラスとのセット販売もしており、キーボードとスタイラスを両方セットすると202.99ドル(23,759円)です。記事中でVOYOのスタイラスを散々ディスりましたが、キーボードをセットで購入する場合、このスタイラスの実質価格は3ドルくらいにしかなりませんので、一応セットで購入しておいてもいいのではないか、と思います。
キックスタンド付きのAndroidタブレットというのは少し新鮮ですよね。また、キーボードをセットしてどのくらいのことができるのか、というのも気になります。ただ、この製品に限ってはCPU性能がもうワンランクくらい高ければなあ、と思いますけどね。そしてスタイラス…、いや書くのはやめておきましょう。ともあれ、こういう「ちょっと変わった」Androidタブレット、気になりませんか?
4.関連リンク
VOYO i8 Plus:geekbuying
VOYO i8 Plus:Banggood
VOYO i7 Plus:Gearbest
コメント
これは即買いしそうな程に気になりますね。
やっぱり「Androidはコンテンツを消費する」だけに集中できるので好きです。
あれもこれも出来ないのが、あきらめがつくので逆に魅力。
スタンド付きは最高にイカします。
キックスタンドを開いた画像の、本体裏側の再下段左右に、スピーカーっぽいブツブツ穴が見えますね。
もしこれがスピーカーだとすると、キックスタンドを閉じるとスピーカーも塞がれてしまうのでしょうか。
ペンが無難に使えてアプリが対応していれば、軽めのお絵かき用として良い選択肢になりそうですね
AndroidOSでのお絵かきは結構便利なので期待
お絵描きなら素直にEzpad5SE買えばいいのではw
これは非常に魅力的!
しっかりした自立スタンドが有るタブレットは、一度使うともう無しには戻れないほど中毒性が高いんだよね。私はlenovoのYOGATAB8を愛用しているので、このタブレットは後継機種候補ですよ。動画観賞用にするとして音が良ければ即、買いですね~。