こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。先日ライターのかのあゆさんが「Ulefone U008 Pro」という「1万円スマホ」の実機レビューをして、その質感とミドルスペック並の性能に高い評価をしていましたが、この価格帯というのはウインタブがおすすめする中華スマホの「ひとつの典型」だと思っています。そして、「2万円クラスでデザインとか機能に注目すべきところのあるもの」というのが同じくウインタブがおすすめする中華スマホの「もうひとつの典型」です。CPUにSnapdragon 820を搭載する「ZUK Z2」しかり、6.5インチの大型ディスプレイを持つ「DOOGEE Y6 Max」しかり。
今回紹介する「Ulefone Power 2」は2万円クラスの製品で「バッテリーが巨大」という特徴があります。大容量バッテリー搭載と言えばFREETELの「RAIJIN」が5,000mAh搭載ということで話題になりましたが、この製品はそれをさらに上回る6,050 mAhです。また、CPUなどのスペックもRAIJINに似たところが多く、良いライバルかな、と感じました。
1.スペック
OS: Android 7.0
CPU: MediaTek MT6750T(8コア)
RAM: 4GB
ストレージ: 64GB
ディスプレイ: 5.5インチ(1,920 x 1,080)
LTEバンド: 1/3/7/8/20
ネットワーク: 802.11 a/b/g/n、Bluetooth 4.0
入出力: microUSB、オーディオジャック
SIM: nanoSIM × 2もしくはnanoSIM + microSD(DSDS)
カメラ: イン8MP / アウト13MP(補間によりイン13MP/アウト16MP)
バッテリー: 6,050 mAh
サイズ: 155 x 77 x 9.9 mm / 210 g
OSはうれしいことに最新のAndroid 7が搭載され、CPUのMT6760TはAntutuだと4万点台半ばくらいのスコアが出る、「2017年のミドルスペック」といえる性能で、ヘビーなゲーマーでなければまず不満が出ないレベルです。RAM4GB/ストレージ64GBというのも最新のAndroidスマホとして十分な容量ですね。
なお、記事の冒頭に書いたとおり、この製品はFREETELのRAIJINに比較的近いスペックです。具体的にはCPU、RAM、ストレージ、ディスプレイ解像度などが同じですね。大容量バッテリー搭載という共通点もあるので、比較対象としてはRAIJINがいいかな、と思います。
LTEのバンドですが、法的な部分を置いておくと、基本的に日本でも使えるものの、ドコモ系のプラチナバンド(19)には対応していないため、日本製品とは異なり、山間部などではやや弱いかもしれません。
カメラはイン8MP、アウト13MPというのがハードウェアの画素数ですが、ソフトウェア補間によりイン13MP、アウト16MPまで増幅されます。特にセルフィー(自撮り)をするならいいかもしれません。
この製品の最大のセールスポイントはバッテリーで、FREETELのRAIJINの5,000mAhのさらに1.2倍、6,050mAhという大容量です。正確な稼働時間については表示がありませんが、「普通に使って4日、やたらと電話する人でも2日もつ」というのがメーカーの説明です。
また、この製品はクイックチャージ機能も搭載していますが、MediaTekの独自規格であるPE(Pump Express 2.0)というもので、QualcommのQuickChargeとの互換性はありませんし、充電器などを使う場合はPE規格に対応したものである必要があるのですが、サードパーティ製の充電器でこの規格に対応したものを探すのは容易ではないでしょう。また、日本の電圧(などの電力供給環境)でどのくらいの効果があるのかは何ともいえないところがあります(個人的な経験としては、速いと思います)。
サイズですが、はっきり言って重いです。大容量バッテリーを搭載しているので重い理由はわかるのですが、5.5インチサイズで200 gを越えるというのはあまり評価できません。
2.筺体
筺体は金属製です。Ulefoneの筺体品質については1万円スマホ「Ulefone U008 Pro」でも高く評価しているとおり、安っぽさとか仕上げの悪さみたいなのは心配しなくていいと思います。2.5D曲面ガラスや丸みの強い側面処理など、他の中華スマホと同様、美しいデザインですね。
筺体色はクレー、ゴールド、そしてブラックの3色から選ぶことができます。完全にお好みの話なんですけど、私最近ブラックのスマホに惹かれてます…。
また、この製品は指紋センサーを搭載していますが、筺体背面ではなく、前面のホームボタンがセンサーとなっています。ZUK Z2などと同じスタイルですね。
3.価格など
Ulegfone Power 2は中国の通販サイトでプレセールがスタートしており、価格はBanggoodが最も安く、174.99ドル(19,819円)となっています。ただし、クーポンコード「BGPOWER2」の入力が必要になりますのでご注意下さい。
さらに、Banggoodではプレセール中の特典として、上の画像のように「ケース」「液晶保護フィルム」「バンカーリング」を同梱してくれるとのこと。ケースは「大人のデザイン」なので好みはわかれると思いますが、機種固有のケースを購入当初から持っておける、というのは中華スマホでは非常に重宝すると思います。
この製品はCPUが派手なスペック、ということはありませんが、大容量バッテリーにせよRAM/ストレージ容量にせよカメラ性能にせよ、十分な性能を発揮してくれると思います。特にビジネス利用などで大容量バッテリーは強い味方になってくれるんじゃないでしょうか?
4.関連リンク
Ulefone Power 2:Banggood
※クーポンコード「BGPOWER2」の入力を忘れずに!
コメント
RAIJIN
バッテリー1000mAh小さい
重さ30g軽い
プラチナバンド対応
CPU能力RAMROMOS同じ
国内サポート
技適あり
10000円高い
うーんRAIJINかな
こんにちは、コメントありがとうございます。FREETELってスマホマニアからは評判悪いんですよね。私はFREETELユーザーですがPrioriでかなり痛い目にあったし、あとKATANA01でも…。
RAIJIN
…Bluetoothをオフにすると簡単にはオンに戻せないらしい。サポート悪い。漏れなく評判の悪いUIが付いて来る。
g07(バッテリーは少ないけどRAIJINのほぼ同型機)
…サポートは良さそう。OTA経由でマルウェアが仕込まれて問題になったらしい(解決済み)。
以上価格コムより。うーーーーん…
ぱぱさん、こんにちは、コメントありがとうございます。なんか日本製品でも格安なものはいろいろ問題あるんですね…
そしてくわえて改良された g07+ も出る事で・・・うーん・・・
ぼくの場合は g07+ か ZenPhone 3 が悩みどころ。
あるえふさん、こんにちは、コメントありがとうございます。ご予算があればZenFoneでしょうなあ…
こんにちは、私power2を購入したのですが、こちらってもう発売してるのでしょうか?3/30に支払い完了したのですがまだ発送されていなくて、初の購入なので心配です
こんにちは、コメントありがとうございます。Banggoodであれば、まだ「Preorder(予約販売)」のステイタスで、発送は4月15日以降、と製品ページに書いてありました。配送は多少遅くなるかもしれませんが、購入の安全性は問題ないはずです。