Ulefone Armor X31 Pro － タフネススマホの割には薄型・軽量でスッキリしたデザイン、5Gにも対応

Ulefoneがスマートフォン「X31 Pro」を発売します。昨日「BlackviewとDOOGEEのタフネススマホ5機種が一挙に新発売」という記事を掲載しましたが、今回ご紹介するX31 Proもこの5機種と同時に発売されるタフネススマホです。…しかし、この時期になんでこれほど多くのタフネススマホが発売記念セールをするのか、ちょっと不思議ですねえ。

なお、昨日ご紹介したBlackviewとDOOGEEは会社として日本のAmazonや楽天に出品しており、技適マークがついている可能性が高く、実際ウインタブで直近レビューしたスマホやタブレットには技適マークがついていることが確認できていますが、Ulefoneについては数年前に技適を取得していた履歴があるものの、直近の製品で技適を取得していることが確認できておらず、日本のAmazonや楽天に公式に出品もしていませんので、製品に技適マークがない可能性があります。

1.スペック表

2.コメント

OSはAndroid 14、SoCはDimensity 6300です。5Gに対応する型番ですが、Antutuスコアは約42万点（出所：Nanoreview）と、ウインタブが良くご紹介している5G非対応の型番、Helio G99と大差ありません。5G対応SoCとしては低性能な部類と言えます。

RAMは8GBで拡張機能により最大16GBとして使え、ストレージは256GBです。またディスプレイは…

6.56インチ、リフレッシュレートは120Hzと高速ですが、解像度はHD+にとどまります。Ulefoneのタフネススマホって解像度が低めなんですよね。リフレッシュレートとか輝度についてはきっちり改善しているにも関わらず、解像度を上げないのは「メーカーとしてタフネススマホの解像度はHD+のほうがいい」と考えているのかもしれません。

でもWidevineはL1です。ちなみにBlackviewはタブレット製品が軒並みWidevine L1になっていますがスマホはL3のままだったりします。

カメラはイン側が16MP、アウト側が64MP（メイン）+ 25MP（ナイトビジョン）+ 2MP（マクロ）という構成です。個人的にはタフネスガジェットにナイトビジョンカメラ（モノクロになりますが、暗闇でも鮮明な撮影が可能です）って有益だと思っていますので、ここは歓迎したいです。

バッテリーは6,050 mAhと大容量ではありますが、タフネススマホとしては物足りないです。中国メーカーのタフネススマホは10,000 mAh越えで普通くらいですから。ただ、そのぶん筐体は薄くて軽いです（タフネススマホで重さ305.5 gというのは「軽い」です）。

フラッシュライトもついています。一般的なスマホでも普通にライトはついていますし、この画像を見る限り特に変わった配置でもありませんが、120ルーメンと書かれていますので、かなり明るいものになっていると思われます。

筐体色はClassic Black、Few Orange、Lightsome Greenの3色。ブラック基調でカメラまわりなどのアクセントとしてオレンジやグリーンが配されます。また、背面には立体的な渦巻き状の模様が入っていて、滑りにくくなっています。タフネススマホなのでIP68/IP69Kの防水・防塵性能とMIL-STD-810Hの耐久性能も備えています。

Ulefoneのタフネスガジェットにはオプションパーツが豊富に用意されています。自動車やバイク（自転車）に装着するためのマウントや腕に巻き付けるアームバンド、また専用の耐衝撃ケースも用意されます。

3.価格など

Ulefone Armor X31 ProはAliExpress内のUlefone Official Storeに製品ページがあり、1月1日午後5時から発売記念セールが予定されています。セール価格は199.99ドル（1ドル160円として31,998円）です（セール開始時に製品ページに10ドルOFFクーポンが表示されるとのことで、それを使うと199.99ドルになります）。また、AliExpressから5ドルOFFクーポンコード「ULEAR31」を案内されており、これを使うと194.99ドル（31,198円）になります。

ディスプレイ解像度が低めなのがちょっと残念ですが、タフネススマホとしては薄型・軽量になっていて5G通信に対応するというのは普段使い用として魅力的ですね。

4.関連リンク

Ulefone Armor X31 Pro：Ulefone Official Store（AliExpress）

執筆者：ウインタブ
2014年、低価格な8インチWindowsタブレットに触発されサイト開設。企業でユーザー側代表としてシステム開発や管理に携わっていました。「普通の人」の目線で難しい表現を使わず、様々なガジェットを誰にでもわかりやすく紹介・レビューします。