Ulefoneが「サーマルカメラ(サーマルイメージングセンサー)」を搭載する5Gスマートフォン「Armor 11T 5G」を発売しました。この製品に先立ち「ナイトビジョン」機能を搭載した「Armor 11 5G」というのが発売されていますが、11T 5Gは11 5Gの「カメラスペック違い」の製品です。中華タフネススマホとしてはハイエンド、という位置づけですね。
Ulefone Armor 11 5Gの紹介記事はこちらです
Ulefone Armor 11 5G - ナイトビジョンにも対応するペンタ(5眼)カメラ搭載!洗練されたデザインの5Gタフネススマホ
目次
1.Ulefone Armor 11T 5G スペック
スペック表
Ulefone Armor 11 5G | |
OS | Android 11 |
CPU | MediaTek Dimensity 800 |
RAM | 8GB |
ストレージ | 256GB |
ディスプレイ | 6.1インチ(1,560 x 720) |
LTEバンド |
5G:n1/3/5/8/20/28/38/41/77/78/79 4G:B1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19 /20/25/26/28A/28B/66 |
SIM | nanoSIM x 2 |
ネットワーク | IEEE 802.11a/b/g/n/ac、Bluetooth 5.0 |
入出力 | USB Type-C |
カメラ |
イン16MP/ アウト48MP+5MP+2MP+2MP+サーマルセンサー |
バッテリー | 5,200 mAh |
サイズ | 163.8 x 81.6 x 14.2 mm |
重量 | 293 g |
ポイント
・5G対応のタフネススマホ
・FLIRのサーマルカメラ搭載
コメント
スマホとしての基本スペックは先行して販売されているArmor 11 5Gとほぼ同じです。ただ、OSはArmor 11 5Gでは「Android 11にアップデート予定のあるAndroid 10」だったのが、Armor 11T 5Gでは最初からAndroid 11になっています。CPUやRAM、ストレージ容量は変更がありません。一般的にはミッドハイクラスの性能と言えますが、タフネス系の製品としてはハイエンドと言っていいと思います。
この製品で「ちょっと…」と感じられるのは唯一「ディスプレイの解像度」ですね。価格帯から考えてもHD+にとどまっているのは少々物足りない印象です。
サーマルカメラの作例です。左側が普通の写真、右側がサーマルカメラの写真です。
カメラアプリも新しくなったようです。それと、申し訳ないんですが、サーマルカメラが活躍する場、というのもあまりイメージできないですね。ウインタブだと、PCやスマホの実機レビューの際に筐体の発熱の状況をグラフィカルに示せる、というメリットがあるかな…。と書いていて、「やっぱ欲しいわ」と思いましたw
2.Ulefone Armor 11T 5G 筐体
カメラ部分を除き、既存のArmor 11 5Gと同じデザインです。前面はパンチホールではなく、ごく小さい水滴型ノッチが採用されています。また、背面はタフネススマホとしてはごくスッキリしたデザインになっていますので、街中で使っても違和感はなさそう。もちろんIP68/IP69Kの防水・防塵性能もあります
展開図です。英語表記ですが、そんなに難しくはないですね。カメラの構成は「48MP+5MP+2MP+2MP」という構成で、Armor 11 5Gが「48MP+13MP+20MP+2MP+2MP」というペンタ(5眼)レンズですから、サーマルセンサーがついたかわりに画素数とレンズ数は減っています。サーマルカメラが不要であればArmor 11 5Gのほうがキレイな写真が撮れそうです。
3.Ulefone Armor 11T 5G 価格など
Ulefone Armor 11T 5Gは中国の通販サイト「Banggood」で販売中で、6月6日現在の価格は599.99ドル(67,312円)ですが、クーポンコード「BGUA11T」で499.99ドル(56,093円)で購入可能です。また、6月7日からBanggoodで発売記念セールがスタートする予定になっており、このセールでも同価格(499.99ドル)となります。
サーマルカメラのないArmor 11 5Gの価格が369.99ドル(41,509円、6月6日現在のBanggoodにて)なので、割引クーポンやセールを考慮しても結構な差額があります。あとはサーマルカメラにどのくらいのニーズがあるのか、ということによって11T 5Gにするか11 5Gにするか、というのが決まってくると思います。
4.関連リンク
Ulefone Armor 11T 5G(FLIR Thermal Imaging Camera):Banggood
Ulefone Armor 11 5G:Banggood
コメント
PCなんかは発熱で動作が不安定になる場合
どの場所を改善すべきかでFLIR ONE買う人もいますからね
結構いい値段だしアウトドア趣味があったら
めっちゃコスパ機に見える、かもしれませんね?
こんにちは。なるほど、サーマルカメラ側からの目線だとハイコスパになっちゃうんですね。私も実機レビュー用に欲しくなってきました。
面白い製品ですね、
住宅系の営業で室内外の温度差を説明するのにカメラが使えそうです。
ちょっと欲しいと思ってしまいました。
同感です。なんかじわじわ来るというか、欲しくなってきますよねー。
暖房/冷房効率化で問題点を可視化するには良いと思いますよ。(2年前コロナ直前に、外付けのthermal imaging cameraを注文したけど郵送事故って手に入らず…)
FLIR ONEが$500位するので、経費で落ちるなら、この機種お安い機器と思います。
また、11Tを買いそびれてもUlefone Armor 9シリーズ/サーマルカメラ有りを値段が
熟れるのを待つのも有りです…が今見たら$430くらい。全然値が下がらんですね。
https://www.flir.jp/compare/?p=3305,14633,3307
FLIR ONE GEN 3(熱解像度80×60)ならAmazonで25,000円と安くなってますね。
Aliで熱解像度8×8のものなら$50から(補間して擬似的に解像度を上げているだろうけど)
80×60なものが$170位から有ります。