こんにちは、かのあゆです。ドリーム・トレイン・インターネット社(DTI)が提供しているドコモ系MVNOキャリアの「トーンモバイル」が最新オリジナルスマートフォンとなる「TONE e22」を発表しました。開発は日本企業の「CPSpeed」が担当し、端末製造は中国・新鮮にある「Fise Technology Holdings」が担当しています。
トーン・モバイルオリジナルスマートフォンとしては初となる5Gネットワークをサポートしており、「自画撮り防止機能」などの安心機能も引き続き搭載されています。端末性能も前モデルのTONE e21よりもスペックアップしており、魅力的なスマートフォンに仕上がっています。
1.TONE e22 スペック
スペック表
TONE e22 | |
OS | Android 11 |
CPU | MediaTek Dimensity 700 |
RAM | 6GB |
ストレージ | 128GB |
ディスプレイ | 6.67インチ(2,400 x 1,080) |
LTEバンド |
5G:n77/n78/n79 LTE:B1/2/3/4/5/8/18/19/41 |
SIM | nanoSIM + eSIM |
ネットワーク | 802.11 b/g/n/ac、Bluetooth 5.2 |
入出力 | USB Type-C、MicroSDカード |
カメラ | イン13MP/アウト48MP + 8MP + 2MP |
バッテリー | 4,000 mAh |
サイズ | 164.7 x 76.5 x 8.9 mm |
重量 | 191 g |
コメント
OSはAndroid 11です。トーン・モバイルのオリジナルスマートフォンとなる「TONE」シリーズはこれまで様々なメーカーが製造を担当してきましたが、OSアップデートの実績があるのは今のところフリービットが手がけたTONE m15のみ(Android 5.1 LollipopからAndroid 6.0 Marshmallow)のみとなっているため、最新モデルのe22がAndroid 12やAndroid 13にアップデートされるかどうかは「微妙」なところです。ただし最新OSにこだわらないのであればAndroid 11も十分現役ですし、不具合修正などを含むファームウェアアップデートは定期的に配信されているようなのでこの点に関しては安心できると思います。
CPUはMediaTek Dimensity 700です。MediaTek製5G対応CPUとしてはエントリー向けの製品ですが、性能はSnapdragon 600シリーズなどに近いものになっており、AnTuTu Benchmark v9でのスコアは32万点程度となっているため、普段使いでは十分な性能です。RAMは6GB、内蔵ストレージは128GBという構成で、MicroSDカードによるストレージ拡張に対応します。
ディスプレイは6.67インチFHD+(2,400 × 1,080)で、パネルはIPS液晶を採用します。スペック表に記載がなかったため、おそらく高リフレッシュレート表示は非対応かと思われます。
カメラはイン13MP、アウト48MP + 8MP + 2MPという構成です。2020年に発売したTONE e20ではじめて搭載され、話題になった「自画撮り防止機能」が搭載されており、裸やそれに近い写真の撮影を規制してくれるため、お子様用としても安心です。
トーン・モバイル専売ですが、端末自体はSIMフリーとなっており、物理SIM(nanoSIM)のほか、eSIMもサポートしています。また5GネットワークはNSA(ノンスタンダード形式)のほか、4Gネットワークの基地局を使用しない(SA)形式にも対応します。
バッテリー容量は4,000 mAhで、USB PD(3.0)による急速充電のほか、Qi規格のワイヤレス充電も対応します。
2.TONE e22 筐体
前面です。前モデルのTONE e21と同じくディスプレイはパンチホールノッチを採用しますが、左右ベゼルが狭くなっており他社スマートフォンに劣らない、スタイリッシュな見た目になりました。
背面です。素材はガラス等ではなく、樹脂素材が採用されており、この点はコストが抑えられている印象を受けます。カメラバンプ部の出っ張りは押さえられていますが、中央に配置された「TONE」ロゴも含め前面と比較すると好みが分かれそうなデザインです。筐体色は「ホワイト」一色のみです。
3.TONE e22 価格など
TONE e22は6月1日よりドコモショップ、カメラのキタムラ(一部)、トーン・モバイル公式サイトで販売開始となり、通常価格は32,780円(税込)ですが、トーン・モバイル契約時に健康管理機能の「ライフログ」や仮想コイン「TONE Coin」が利用できる無料サービス「TONE Labs」に加入すると21,780円(税込)で購入可能になります。
トーン・モバイルのオリジナル端末というと、個人的には「価格は安いけれども、スペックも価格なり」という印象があったのですが、5G対応になったTONE e22は大幅にスペックアップを果たし、背面デザインはまだ「価格なり」という印象を受けてしまうのは残念ですが安価なこともあり魅力的な端末になってきたな・・・という印象を受けます。
基本的にトーン・モバイル専売端末ですし、回線とセットで使うことを前提にしている端末ですが、お子様にも安心な「自撮り防止機能」も搭載されていますし、スマートフォンを初めて購入する方にも魅力的な端末になっているのではないでしょうか。個人的にも少し気になっています。
4.関連リンク
TONE e22:トーン・モバイル