Teclast P50 － 11インチでAndroid 14搭載、WidevineもL1、価格にも期待できるエントリー・タブレット

TeclastがAndroidタブレット「P50」を発売します。Teclastのタブレットには「Tシリーズ」「Mシリーズ」「Pシリーズ」がありますが、Pシリーズは最もリーズナブルな価格で購入できるエントリーモデル、という位置づけです。とはいえ、このP50は低価格帯のタブレットとして決して悪いスペックではありませんし、普段使い用としていいんじゃないか、と思います。

販売ページはこちらです
TECLAST P50：Amazon
※4月16日現在、まだ販売がスタートしていません

1.スペック

スペック表

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OSは最近のTeclast製品が軒並み採用しているAndroid 14です。正直なところAndroid 13から大きく変わった、という感じではありませんが、OSのバージョンが新しいのはうれしいですよね。

SoCはUNISOC T606です。エントリークラスの型番ながらAntutuスコアは約28万点（直近レビューしたTeclast T50HDでの実績値）をマークし、いわゆる「重いゲーム」でなければ大きな不満なく動作する実力はあります。RAMは6GBで拡張機能により最大14GBとして使え、ストレージは128GBです。ゲームや動画をたくさんダウンロードするのでなければ十分な容量だと思います。またmicroSDカードリーダーもついています。

ディスプレイは11インチ（正確には10.95インチ）で解像度は1,280 × 800とやや低めです。このあたりが上位のTシリーズ、Mシリーズよりも見劣りするところではありますね。しかしWidevineはL1なので、動画サブスクリプションサービスでHD画質視聴が可能です。なお、NetflixについてはHD画質視聴に対応しない、という説明が製品ページにありました。

カメラはイン5MP/アウト13MPです。なお、メーカー説明では「アウト13MPのみ」ですが、Teclast製品は0.3MP程度の補助カメラ（深度センサー的なもの）を搭載していることが多く、このP50もアウト側がデュアルレンズに見えますので、補助カメラがついている可能性もあります。

メーカーではこのカメラを「OmniVison」と呼んでいて画質の良さをアピールしていますが、画素数は低いですし、タブレットのカメラ品質はスマホには及ばないことがほとんどなので、あまり大きな期待をしないほうがいいでしょう。

2.筐体

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前面・背面・側面です。前面のベゼル幅は実際にはもっと太いはずです（Teclastはベゼル幅が細く見えるように製品画像を加工しています）。背面は金属製で「シアン（緑みがかった青）仕上げ」と説明がありました。11インチで厚さ8.6 mm、重量543 gというのは低価格帯のタブレットとしては「普通くらい」です。上位モデルだともう少し薄くて軽いんですけどね（Teclast T50HDは厚さ7.9 mm、重量500 gでした）。

スピーカーは（横持ち時の）側面に1つずつ、ステレオスピーカー搭載です。また、イヤホンジャックも装備しています。

上位グレードのTシリーズには及ばないと思いますが、エッジの立った形状で質感も悪くなさそうです。

3.価格など

Teclast P50はAmazonに製品ページが出来ており、「近日発売予定」とのことですが、4月16日現在まだ販売がスタートしておらず、価格も不明です。ただ、冒頭に書いた通り、PシリーズはTeclastではエントリーモデルという位置づけなので、価格については「期待」していいと思います。2万円を切ってくることは間違いないでしょう。

一通り製品の仕様を確認してみて、唯一不満なのがディスプレイ解像度です。それ以外のスペックについては、もともとゲームが主目的で購入するような製品ではないので、普段使い用として十分かと思います。個人的には「性能の追求は高級機に任せるとして、低価格が魅力の中国タブなら、このくらいでいいのでは？」と思います。

4.関連リンク

TECLAST P50：Amazon