TeclastのAndroidタブレット「P30」がマイナーチェンジされました。もともと「かなりエントリーなスペックで低価格」な製品でしたが、マイナーチェンジにより「ちょっとエントリーなスペックで低価格」な製品となりましたw
…冗談は置いておいて、1万円強で購入できる低価格タブレットとして「強化してほしいところがしっかり強化された」と思います。
1.概要
スペック表
Teclast P30 | |
OS | Android 14 |
SoC | UNISOC T606 |
RAM | 4GB(拡張機能により最大12GB) |
ストレージ | 128GB |
ディスプレイ | 10.1インチ(1,280 × 800) |
LTEバンド | — |
SIM | — |
ネットワーク | 802.11 a/b/g/n/ac、Bluetooth 5.0 |
入出力 | USB Type-C 、microSDカードリーダー、オーディオジャック |
カメラ | イン2MP/アウト5MP+補助カメラ |
バッテリー | 6,000 mAh |
サイズ | 242.4 × 161.3 × 8.7 mm |
重量 | 544 g |
コメント
従来モデルからの変更点として、まずSoCの型番が挙げられます。Allwinner A523からUNISOC T606に変更されました。冒頭で「かなりエントリー」なのが「ちょっとエントリー」になった、と書きましたが、SoCの変更は「まさにそれ」ですね。A523のAntutuスコアは16万点程度とされ、T606は25万点程度なので、大きく性能が上がりました。また、Antutuスコアを引き合いに出すまでもなく、T606という型番は中国タブの中下位クラスの製品に広く使われていますので、ウインタブ的には「型番を見るだけでちょっと安心」です。
RAMは4GBで拡張機能により最大12GBとして使え、ストレージは128GBです。従来モデルはストレージ64GBだったので、ここも歓迎すべき改善点と言えるでしょう。
ディスプレイは10.1インチで解像度は1,280 × 800と低め、従来モデルから据え置きです。しかし、NetflixでもWidevine L1判定になりました。これでほとんどの動画サブスクリプションサービスでHD画質視聴ができるようになったと思います。
筐体は従来モデルから変わっていないようです。エントリーモデルながら金属筐体で筐体色は「アズールブルー」という爽やかな色、厚さも8.7 mmとエントリーモデルにしては悪くありません。
それと、Teclastのタブレットはほとんどがイヤホンジャックを装備しています。このP30にもしっかりイヤホンジャックがあります。
2.価格など
Teclast P30はAmazonで販売中で、通常価格が17,900円のところ、製品ページに9月12日まで有効の6,000円OFFクーポンがあり、このクーポンを適用したあとレジに進むとなぜか7,000円OFFの10,900円になります(Teclastに確認しましたが、「そういう仕様」とのことでした)。
ディスプレイ解像度が1,280 × 800で据え置かれたのは残念ですが、それ以外の仕様は1万円台後半くらいの製品と互角になったと感じます。Teclastのエントリーモデル、一気に魅力的になりましたね!
3.関連リンク
TECLAST P30 タブレット(アップグレード版):Amazon
2014年、低価格な8インチWindowsタブレットに触発されサイト開設。企業でユーザー側代表としてシステム開発や管理に携わっていました。「普通の人」の目線で難しい表現を使わず、様々なガジェットを誰にでもわかりやすく紹介・レビューします。