TeclastがAndroidタブレット「M50 Mini」を発売しました。この製品には既存モデルがありますが、ニューモデルになってOSがAndroid 15に変わり、ディスプレイの仕様も変更されました。SoCがUNISOC T606なのでエントリークラスの製品ということになりますが、そのぶん価格も安く、情報端末として、動画視聴用として魅力的です。
1.製品概要
スペック表
Teclast M50 Mini | |
OS | Android 15 |
SoC | UNISOC T606 |
RAM | 4GB(拡張機能により最大12GB) |
ストレージ | 128GB |
ディスプレイ | 8.7インチIPS(1,340 × 800)90Hz |
LTEバンド | — |
SIM | — |
ネットワーク | 802.11 a/b/g/n/ac、Bluetooth5.0 |
入出力 | USB Type-C 、microSDカードリーダー |
カメラ | イン2MP/アウト5MP |
バッテリー | 5,100 mAh |
サイズ | 厚さ8.3 mm |
重量 | 368 g |
コメント
冒頭にも書きましたが、OSは現状では最新バージョンとなるAndroid 15です。Teclastの製品はUIをあまりカスタマイズしていませんが、Android 15の新機能(プライベートスペースやアプリのペアリングなど)はしっかり実装されています。
SoCは「我らがUNISOC T606」です。ゲーム向きの性能ではないものの、Android OSの基本操作や動画視聴、Webブラウジングなどでは問題なく動作します。…個人的には安価でいいSoCだと思っています。
RAMは4GBで拡張機能により最大12GBとして使え、ストレージは128GBです。
ディスプレイは8.7インチと「8インチ級としてはちょっと大きめ」で、解像度は1,340 × 800とそれほど高くはありません。しかし、2025年モデルになってリフレッシュレートが90Hzとなりました。90Hzというのはたいしたことないように思われるかもしれませんが(一般的なディスプレイは60Hz)、それでもスクロールはかなり滑らかに感じられると思います。
カメラの画素数はイン2MP、アウト5MPと低いです。ただ、タブレット製品はカメラの使用頻度が低いと思うので、これで十分かな、という気はします。なお、製品ページの説明によれば「USB有線接続により、カメラのないパソコンでもタブレットカメラを簡単に共有できる」とのこと。この機能は歓迎できますね!
それと、マイクでも「アクティブノイズキャンセリング」機能があります。これが使えるようなら8インチタブレットの使い道も広がりますね。
ポート構成です。ほとんどのTeclastタブレットにはイヤホンジャックがついていますが、M50 Miniはイヤホンジャックがありません。それと、スピーカー位置は「縦向きに持ったときの下側面に2つ」なので、動画視聴(横向きで持ちますよね?)の際の臨場感やステレオ感はイマイチでしょうね。
2.価格など
Teclast M50 MiniはAmazonで販売中で、3月19日現在の価格は12,900円です(製品ページのクーポンを使用した価格です。クーポン期限は3月21日まで)。8インチタブレットと言うとAlldocube iPlay 60 mini TurboやHeadwolf FPad7といった高性能な製品が人気ですが、それら人気製品のほぼ半値で買えるエントリークラスの8インチタブ、ゲームなど高負荷な用途に使わないのであれば悪くない選択肢だと思います。
3.関連リンク
TECLAST M50 Mini:Amazon

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