TECLAST P85 － 1万円を切る8インチタブレット、用途を割り切って使いたいエントリーモデル

TECLASTがタブレット、「P85」を発売し、Amazonでセール中です。従来モデルに「P85T」というのがあり、低価格なエントリー8インチタブレットとして人気がありましたが、このP85は「さらにエントリー」なスペックとなりました。セール価格が1万円を切っており、手軽に購入できますが、用途をよく考えて使いたい製品です。

1. スペック表

2. OS/SoC/RAM/ストレージ

OSはAndroid 15 Go Edition、SoCはAllwinner A333、RAM3GB (拡張機能により最大9GB)、ストレージ64GBと、「界隈」で話題になっているCOINSのタブレット (ウインタブでは製品紹介記事を書いていません。製品ページはこちら)とほぼ同じスペックです。ただし、3COINSのタブレットは10.1インチサイズ、このP85は8インチサイズである、という点と、製品価格が大きく異なります (3COINSのタブレットは16,500円)。この仕様のタブレットをウインタブではレビューしたことがありませんが、3COINSのタブレットのレビュー記事がITmediaにありましたので、それを見ていただくと性能がイメージできると思います。

3COINSで1万6500円の「10.1インチ タブレット」を試す　雑に扱える手軽さで、子供や大人の2台目に検討の価値アリ：ITmedia

このレビューを見ると、Antutu Ver.11 (Ver.10でないことに注意。Ver.10だと20%くらいは低い数値になるはずです)のスコアが18.8万点で、「小さな子供に気兼ねなく渡す」「ベッドサイドに動画視聴専用として設置する」「防滴ケースと組み合わせてお風呂持ち込み専用にする」「本体バッテリーの劣化などを気にせず、ペットカメラの常時チェック専用にする」「メインスマホとは別に、LINEのビデオ通話専用にする」といった用途が推奨されていますが、まあそんな感じでしょうね。用途を絞り、割り切って使う製品だと思います。

3. ディスプレイ

ディスプレイは8インチで解像度は1,280×800と低めです。ただ、解像度については価格が価格なので仕方のないところでしょう。8インチサイズなので、この解像度でもそこまで画質は悪くないと思います。

WidevineはL1です。メーカーの説明文ではNetflixでも高画質なストリーミングが楽しめる、と書かれていますが、NetflixでもHD画質視聴ができるのかは不明です。AmazonプライムビデオやDisney+ではHD画質視聴が可能と明記されていました。

4. 筐体

筐体は金属製で、筐体色はミントグリーンというきれいなグリーンです。TECLASTのタブレットは筐体がやや華奢な印象はありますが、価格以上の高級感が備わっていることが多いです。また、筐体は厚さが約9 mm、重さが324 gで、特に薄いとか軽い、ということはありませんが、もともと8インチサイズなので取り回しは非常に楽、片手で掴めるサイズ感です。

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ポート構成と同梱物です。P85はWi-Fi専用機なのでSIMスロットはありませんが、microSDカードリーダーやイヤホンジャックはしっかり装備しています。

カメラは「厳しい」ですね。背面の2MPというのはドキュメントの撮影などでは問題ないと思いますが、前面の0.3MPというのはWebミーティングなどの際でキレイに映るのかちょっと心配です。ウインタブはタブレット製品の背面カメラ品質には全くこだわりがありませんが、前面カメラに関してはせめて2MPくらいは欲しいと思っています。

5. 価格など

TECLAST P85はAmazonで販売中で、記事の冒頭で説明した通り、12月26日までは9,900円で購入できます。また、タッチペンも付属します。

記事中で引き合いに出した3COINSのタブレットが界隈で話題になっている要因として「16,500円という価格設定」と「3COINSという、ショップそのものの好感度が高くガジェットに詳しくない人も利用するところで販売される」という点が挙げられると思います。3COINSは低価格でセンスの良い商品が多数販売されており、うちの子たちもよく利用していますが、うちの下の子なら「3COINSにあるのなら、スペックとか見ないで買っちゃう」かもしれません。

P85に関しては1万円を切る価格設定になっており、ウインタブ読者であればご自身のニーズに合わせて購入可否を判断できると思います。

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