ウインタブでは基本的にキャリアモデルのスマートフォンは紹介していませんし、おそらく今後も紹介することはないと思います。シャープの「AQUOS R Compact」という魅力的な新製品についても、ソフトバンク版とau版しか存在していなかったため、完全スルーしていました。しかし、出ちゃったんですよね、SIMフリーモデル。
4.9インチでベゼルレス(EDGEST fitといいます)デザイン、その名の通り「コンパクト」でハイスペックな製品です。個人的にはかなり欲しくなってしまいました…。
1.スペック
OSは最新のAndroid 8.0で、シャープ独自のホーム画面「AQUOS Home」とスマホ操作に慣れていない人向けの「AQUOSかんたんHome」が搭載されています。ある程度Androidスマホに慣れている人には必要ないかもしれませんが、iPhoneから乗り換える人とか初めてスマホを使う人には親切だと思います。
CPUのSnapdragon 660はZenFone 4にも搭載されている高性能なもので、Antutuスコアは10万点を越えます。ハイエンドのSnapdragon 835などには及ばないものの、これだけのスコアが出ればほとんどの場面でパワー不足を感じることはないでしょう。私はあまり詳しくないですが、デレステも大丈夫だろうと思います。
RAMは3GB、ストレージは32GBと、CPUが高性能であることを思えば、ちょっと物足りない気がします。RAM3GBでもそんなに困ることはないと思いますが、中華スマホだとミドルスペッククラス(Antutu4万点程度)のものでも4GBだったりしますからね。
ディスプレイは4.9インチと小ぶりながら解像度が高く、アスペクト比は17:9とやや独特な感じです(筐体のところで説明します)。
また、カメラはイン8MP/アウト16MPと、「悪くはないがよくもない、デュアルレンズでもない」なのですが、日本のスマホらしく、撮影を補助するための機能がてんこ盛りです。おそらくスペック以上に美しい写真撮影が可能だと思います。
それと、この製品はシャープ独自のAI(人工知能)「エモパー」を搭載します。すいません、私これ詳しくなくて、おそらくシャープのスマホを使っている人のほうがよく理解できていると思うのですが、シャープによれば、「『明日の天気を教えて』と聞いたら答えてくれる音声アシスタントと違い、エモパーは、何もしなくても明日の天気を教えてくれる、シャープ独自の音声アシスタントです。毎回調べなくても、天気やニュースなどたくさんの情報からあなたに合った欲しい情報を教えてくれます。」とのことです。
これはすごい!だってスマホが勝手に喋るわけですよね?便利なんでしょうけど、ここ一番!という時にいきなり明日の天気を説明し始めたりしないんでしょうか?
2.筐体
ウインタブで中華スマホを紹介する際に使う表現「MIXタイプ」です。つまり、上と左右のベゼルが非常に細くなっていて、下部のベゼルは残っている、というタイプですね。このタイプの製品「VKWorld Mix Plus」をつい先日ライターのかのあゆさんが実機レビューしたのですが、その記事を読むと「このタイプの筐体の本家はシャープ」であることがわかります。
筐体色は「ホワイト」と「シルバーブラック」の2色。アルミフレームで、背面素材は不明ですが、美しくコーティングされています。
なお、液晶はもちろん「IGZO」、それも「ハイスピードIGZO」が搭載され、従来機よりもなめらかなスクロールを体感できます(残像が抑えられるためです)。
また、この製品でうれしいのは、そのコンパクトなサイズ感です。4.9インチという、最近のAndroidスマホとしては小ぶりなディスプレイサイズに「EDGEST fit」の筐体構造も相まって、132 × 66 mmという、手に馴染みやすいコンパクトさを実現しています。
ただし、厚みはそこそこありますね。9.6 mmというのは上位スマホとしては薄いほうではありません。しかし、シャープの説明では「手に心地よくフィットする柔らかなコーナーラウンドデザイン。側面にはエッジ感を効かせ、手から滑り落ちないように配慮しました。さらに、光沢感のある側面のダイヤモンドカットが上質感を演出します。」とのことで、手て持った際の安定感を重視していることがわかります。ひょっとしたら「計算ずくの厚さ」なのかもしれないですね。
3.価格など
シャープ AQUOS R compact(SH-M06)は1月下旬の発売予定で、価格は不明(オープン価格)ですが、同スペックのキャリア向けモデルの価格が7万円台なので、おそらくこの製品の実売価格も同程度、つまり7万円台だと思われます。
日頃よく低価格な中華スマホの紹介記事を書いたりレビューしたりしていますが、やっぱりいいですね、シャープ製。その分お値段の方もかなりのものですが、それだけの価値は十分にありそうです。
コメント
シャープのスマホっていうと、なんかおじさん臭いデザインなイメージ…自分だけかな? 大体カドが取れてて、背面が丸っこい。そしてツルツルのデザイン。
なんか中途半端に感じます…ディスプレイ上部だけ丸くなってて、カメラの切り欠きがあるの。下は四角いから、アンバランスっていうか…もっと四角いほうがサマになる気がするんですけどねぇ…ベゼルレスのXperiaとか見てみたいな。
良いかもと思ったけど、やっぱり高そうですね。
SH-M04使ってますが、エモパーはすぐに削除…ROM足りないっす。
自分はシャープの端末購入検討中だったんですけど
例のCPU脆弱性に関する公式対応予定の発表とかが出るまで見合わせてます
スナドラ630のCortex-A53とかミドルレンジのやつは影響ないらしいですが
660はKryo260ですか‥‥どうなんでしょうね
低価格の中華スマホならそのへん割り切ってますけど
なにぶんお高い買い物となるとさすがに躊躇というか慎重にならざるを得ません‥‥
ビックカメラで価格出てますね
税込¥76,550(7,655ポイント)
うーん、このスペックにこれだけ出すなら実質殆ど変わらない価格で買える
XZ1C行くかなぁ… SIMフリーでは無いものの、邪魔なプリインはADBで殺せるし
エモパーは邪魔なので、再起動するたびに手動で強制停止…。
最近(鴻海傘下になって)のシャープ機は発売から2年間のシステムアップデート保証を公称してますよ
R無印は出さないのかなあ
SH-M03 でもスクフェスのHardや歌マクロスのHardもエフェクトを最高設定で問題なくやれているので、この機体ならデレステやガルパやミリシタその他もHard以上のレベルでエフェクト最高設定でもたぶん問題ないことでしょう。
(とはいえエフェクトがハードだとプレイ中判断の邪魔になるからエフェクトはレベル落とす人多いかも知れませんが(汗))
内蔵ストレージが32Gなのが一番残念(二番目はRAM3G)ですが、それでもSH-M03の16Gで現在は大容量ゲームは歌マクロスだけしか残せなかった状態よりはマシになるでしょう・・・。
エモパーは「何が便利」と言うことはあまり(ほとんど?)ありませんが、自宅などに設定した「特定の場所」やイヤホンを接続した時・してる時で何も音を出していない状態の時に、現在の地域の今日の天気・明日の天気、次の時間帯のTV番組、現在のニュースや検索急上昇中のワード(年始には「Yoshiki お菓子」だったw)、歩数計設定使ってる場合は今日の歩数や今週一番多かった日を言ってくれたり、その他のどうでも良いこと時々ぽつりと「音声でつぶやいてくれます」。
他の音声アシスタントと違って「音声入力でやってくれることはとても少ない」です。
音声アシスタントと逆に勝手に発言してくるので「音声おせっかい」という感じでしょうか。ちょうど「クラシカロイド」に出てくるパッド君の機能足らずってものですね。(分かんないかな(汗))
初めて使った時は「あー、邪魔だ。もうとめようかな」と思いましたが、しばらくすると「まぁ、べつにいいや。」と前機体のDM-01Hから引き続き使ってます。(機種変更時もデータ引き継ぎが可能です。)
自宅と実家を話して良いポイントに設定しているので、実家帰省時には家族に「うわっ、なんか勝手にしゃべってる!」って言われましたw
大好きな筐体サイズで、内蔵ストレージ容量問題から別機体に逃がしてあるスクフェスやガルパやデレステ他もメイン機体に戻せるしコレ欲しいんだけど、なんせ価格が・・・(涙)
7万かよ。やっぱり高いな。
Xiaomi mi mix2の256GB買ったけど送料合わせて65000円だったわ。
>Xiaomi mi mix2
馬鹿デカ機と同列に比べても意味無いだろ
個人的には5インチ超とか邪魔で仕方ないわ