こんにちは、かのあゆです。シャープがスマートフォンの最新フラッグシップモデル「AQUOS R7」を発表しました。現時点ではドコモとソフトバンクからキャリアモデルとして投入される予定です。昨年より名門カメラメーカー「Leica」社との提携が始まっており、「AQUOS R6」では大型(1インチサイズ)センサーを採用したシングルレンズのアウトカメラを搭載する大胆な設計が特徴となっていましたが、今回もその点は継承されています。
1.AQUOS R7 スペック
スペック
AQUOS R7 | |
OS | Android 12 |
CPU | Qualcomm Snapdragon 8 Gen 1 |
RAM | 12GB |
ストレージ | 256GB |
ディスプレイ | 6.6インチ(2,730 x 1,260)Pro IGZO OLED 240Hz |
LTEバンド |
5G:n3/n28/n77/n78/n79/n257 4G:B1/2/3/4/5/7/8/12/17/18/19/21/38/39/40/41/42 |
SIM | nanoSIM + eSIM |
ネットワーク | 802.11a/b/g/n/ac/ax、Bluetooth 5.2 |
入出力 | USB Type-C、MicroSDカード、3.5mmイヤホンジャック |
カメラ | イン12.6MP/アウト47.2MP |
バッテリー | 5,000 mAh |
サイズ | 測定中(2022年5月9日現在) |
重量 | 測定中(2022年5月9日現在) |
コメント
OSは現時点で最新バージョンとなるAndroid 12です。シャープで採用しているOSはAIアシスタント機能の「エモパー」などの独自機能が搭載されているものの、基本的には素のAndroidに準じたUIを採用しています。早くからキャリアモデルでもOSアップデート保証期間が2年に設定されており、今夏~今秋におそらく正式版がリリースされるAndroid 13はもちろんのこと、Android 14へのアップデートも受け取れる見込みです。ただ他社フラッグシップモデルはOSアップデート保証期間が3年~4年に延長されてきているので、個人的にはAQUOS Rシリーズももう少しOSアップデート保証期間が延長されてくれれば・・・とは感じています。
CPUはSnapdragon 8 Gen 1です。2022年前半のハイエンドCPUとなるこの製品を搭載する端末は日本国内でも出そろってきた印象です。昨年のSnapdragon 888から高性能化したぶん、負荷をかけた際に発熱が目立つようになってきましたが、AQUOS R7ではどの程度対策できているのが気になるところです。
RAMは12GB、内蔵ストレージは256GBという構成で、MicroSDカードによるストレージ拡張にも対応します。近年ハイエンドモデルではMicroSDカードに対応しない機種が増えてきたこともあり、最大1TBまで容量を拡張できるのは魅力的です。特にAQUOS R7はカメラにこだわったスマートフォンと言うこともあり、RAWモードで撮影した写真や8Kで撮影した動画などを保存してもメインストレージの容量不足を気にしなくても良いのは非常にありがたいですね。
ディスプレイは6.6インチ(2,740 × 1,260)という構成で、パネルは品質の高さと消費電力を両立させた「Pro IGZO AMOLED」を採用します。リフレッシュレートは240Hz表示と高速で、コンテンツに応じて1Hzから240Hzまで自動的にリフレッシュレートを可変させてくれるため、バッテリー消費も抑えられるようになっています。CPU、ディスプレイ品質とも高く、ゲーミングスマートフォンとしてのポテンシャルも非常に高いものになっていると言えるでしょう。
前モデルのAQUOS R6では名門カメラメーカー「Leica」社との提携により、同社の「ズミクロン」レンズを採用していたほか、アウト側に大型1インチサイズセンサーを採用したシングルレンズを搭載する大胆な設計が話題になりましたが、AQUOS R7でもその流れは継承されています。画素数が20.2MPから47.2MPに向上したほか、新たにQuad PD AFに対応したことにより、オートフォーカスの速度は2倍に、AI処理の速度は1.5倍に高速化しています。
ワイヤレスネットワークは802.11a/b/g/n/ac/axとBluetooth 5.2に対応します。キャリア向けモデルでは通信バンドが販売されるキャリアごとに分かれていることが多いのですが、AQUOS R7に関してはドコモ版、ソフトバンク版ともに対応バンドは全く共通です。またドコモ版、ソフトバンク版ともに物理SIM(nanoSIM)だけでなく、eSIMにも対応します。
バッテリー容量は5,000 mAhです。日本独自機能としておサイフケータイ(Felica)に対応します。
2.AQUOS R7 筐体
前面です。AQUOSといえばティアドロップ型のノッチを採用しているイメージが強いのですが、AQUOR R6以降のフラッグシップモデルではパンチホールノッチを採用しています。AQUOS R6ではエッジディスプレイを採用していましたが、AQUOS R7ではフラットディスプレイに変更されています。
背面です。大型のシングルレンズカメラがやはり目立ってしまいますが、全体的にはおとなしめのデザインという印象を受けます。背面にはガラス素材(ゴリラガラス・ヴィクタス)が採用されていますが、写真では光沢を抑えたマット加工が施されているように見えます。筐体色は「ブラック」と「シルバー」の2色展開です。
3.AQUOS R7まとめ
AQUOS R7はドコモ、ソフトバンクより7月上旬に販売開始する予定で、現時点では価格は未定です。参考までに前モデルのAQUOS R6の販売価格はドコモ版が115,632円(税込)でしたので、R7もおそらく10万超えになるのはほぼ確実かと思われます。また現時点ではキャリアモデルとしての発表のみとなっていますが、AQUOS R6の時は後日SIMフリーモデルも投入されているので、今回も発売が期待できるかもしれません。
「Leica監修」といえばスマートフォンではHuaweiのフラッグシップモデルであるPシリーズやMateシリーズの印象が強かったのですが、昨年から新たなパートナーとしてシャープと提携するようになりました。ただし前モデルのAQUOS R6ではカメラのチューニングが甘いという評判も見受けられたので、今回どこまで性能向上したのか気になるところではあります。
なおAQUOS R6の時はライカブランドで販売される派生モデル「Leitz Phone」が存在しましたが、今のところそちらの後継モデルが投入されるかは不明です。カメラ以外の性能も現状「最高」クラスの端末なので、メイン端末として長く使っていける一台になると思います。
コメント
新規開発したという1インチセンサーがどれ程のものか気になりますが…情勢的に値段が高めになりそうなのが残念です
キャリアマルウェアアンチの身としては、メーカー版が出たら即買いですわ。
現状の最安値がSoftBank版の約19万は流石に笑った。