OUKITELが5Gタフネススマホ「WP52」を発売します。5Gモデルとしてはエントリースペックで、発売記念セールの価格はおそらく3万円を少し切る程度になると思われます。また、スペック表を確認した限り、先日ご紹介した「OUKITEL WP50」の兄弟機というか「デザイン違い」の製品ですね。
1.概要
スペック表
OUKITEL WP52 | |
OS | Android 14 |
SoC | MediaTek Dimensity 6100+ |
RAM | 4GB(拡張機能により最大16GB) |
ストレージ | 256GB |
ディスプレイ | 6.6インチ(1,612 × 720)60Hz |
バンド | 5G:n1/2/3/5/7/8/20/28/38 40/41/66/71/77/78 FDD-LTE: B1/2/3/4/5/7/8/12/13/17 18/19/20/25/26/28AB/66/71 TDD-LTE: B34/38/39/40/41F |
SIM | nano SIM × 2(SIM2はmicroSDと排他) |
ネットワーク | 802.11 a/b/g/n/ac(推定)、Bluetooth5.2 |
入出力 | USB Type-C、microSDカードリーダー |
カメラ | イン8MP/アウト48MP+8MP+2MP |
バッテリー | 6,500 mAh |
サイズ | 不明(厚さ12 mm) |
重量 | 不明 |
コメント
OSはAndroid 14、SoCはDimensity 6100+です。Antutuスコアは約40万点(出所:Nanoreview、7月2日現在の数値です)と低めで、中国スマホ・タブレットに搭載例が多い5G非対応の型番、Helio G99と同等の性能です。
RAMは4GB、拡張機能により最大12GBとして使えますが、ちょっと心もとない容量かと思います。一方でストレージは256GBと、このクラスのスマホとしては余裕があります。
前面と背面です(すみません、元画像にあったロゴやフォントを画像加工で除去したので、背面の模様が乱れています)。ディスプレイは6.6インチで解像度はHD+と低め、水滴型ノッチが使われています。また、背面はタフネススマホとは思えないくらいにおとなしめで、普通のスマホと変わりません。
前面は水滴型ノッチが使われ、ガラスはゴリラガラス 5です。
冒頭記載の通りこの製品は「WP50」のデザイン違いと思われます。上のスペック表でサイズを「不明」としていますが、WP50のサイズは
172.2 × 80 × 12.4 mm / 286 g
なので、WP52もほぼ同じサイズになっていると思います。厚さ12 mm、重量286 gというのは一般的な(非タフネスな)スマホとしては厚くて重いですが、タフネススマホとしては非常に薄型軽量と言えます。もちろんIP68/IP69Kの防水・防塵性能とMIL規格(MIL-STD-810H)の堅牢性を確保する「立派なタフネススマホ」です。
カメラはイン側が8MP、アウト側は48MPを含むトリプルレンズです。
バッテリーは6,500 mAhと、タフネススマホとしては小さめの容量です。このあたりは「薄型軽量筐体の代償」と言えるでしょう。リバースチャージ機能(この製品をモバイルバッテリー代わりにして他のデバイスを充電できる機能)については説明がありませんでした。
生体認証は「顔と指紋」。側面について詳しい説明がありませんが、この画像を見ると「音量ボタン、電源ボタン、指紋センサー」もしくは「音量ボタン、カスタムキー(ユーザーが任意の操作を割り当てることのできるボタン)、指紋センサー内蔵の電源ボタン」(たぶん前者だと思います)という配置になっているようです。
2.価格など
OUKITEL WP52はAliExpress内のOUKITEL Official Storeに製品ページがあり、7月14日から発売記念セールが開催されます。セール価格はいまのところ不明ですが、WP50の価格が179.99ドル(29,510円、クーポン割引後)であることから、それと同程度の価格になることが予想されます。
「エントリースペックのタフネススマホが3万円」という価格設定、「悪くないけど微妙」かな。エントリークラスの5Gスマホ(非タフネス)は日本でも2万円くらいから買えるようになりましたし…。
3.関連リンク
OUKITEL WP52:OUKITEL Official Store(AliExpress)